Jailbreak

新しい世界の切り取り方

音楽を聴く観点は「良いと思うところを見つければいい」

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音楽に何を求めるかなんて普段は意識しない。

好きな曲を聴いているから楽しいとか、気持ちに合った音楽を聴ききたいから聴いているとか色々。

 

そんな風にしか考えていない時にある記事に出会った。

www.oricon.co.jp

10年前は歌詞が重要だったけど、最近はメロディが大事だと。

流行は繰り返しているから5年後10年後にはまた歌詞が重要になるかもねってことだった。 

売れている音楽が変わっているから、聴いている人たちの観点も変わってきているという話。

 

自分がどんな観点で音楽を楽しんでいるかいくつかパターンがあると思った。

別にそれはどれかに酷い偏り方をしているものでもなかった。

そして、この曲はここが好きっていうのがあるんじゃないかと。

 

今回は音楽を楽しむために聴く観点をまとめてみます。

ただ、前提としてクラシックやインストものはあまり該当しないので、歌の入ったJ-POPや洋楽を対象としている。 

 

歌詞が好き

上記の記事にあった2パターンの歌詞(メッセージが伝わる歌詞、共感できる歌詞)と重複するところもあるが、便宜上分ける。

 

歌詞は主に日本の音楽が好きな音楽が多い。日本語の方がそのまま意味が伝わりやすいからである。

洋楽でも歌詞を読んでいいなと思うものがあるが、それはあくまで先に曲が気に入って歌詞を調べた結果良かったということが多いから事情が異なる。

 

・気持ちを表してくれる歌詞

恋人に会いたい気持ちを歌った曲はたくさんある。

例えば、加藤ミリヤの「aitai」はこうだ。


加藤ミリヤ-Aitai [live] - YouTube

Aitai - 加藤ミリヤ - 歌詞 : 歌ネット

これが先述の記事だと2000年頃に流行ったパターンだろう。

会いたくて震えてしまうと2010年以降のブログ風の歌詞になるのかな。

 

これはこれで分かりやすく楽しめる。

・気づきを与えてくれる歌詞

Mr.Childrenの「彩り」が該当する。


Mr.Children「彩り」Music Video - YouTube

 

歌詞は以下の様なものだ。

ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ 誰が褒めるでもないけど
小さなプライドをこの胸に 勲章みたいに付けて

僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく

この曲を聴くと、「そうだ、自分の仕事で喜ぶ人の顔を想像していなかった。」と気づかされて、仕事に向かう気持ちが変わる。

・世界観がある歌詞

藍坊主の「テールランプ」が思い浮かぶ。


藍坊主 - テールランプ [Lyrics] - YouTube

この曲は年老いた犬の視点で描かれた曲だ。

星降る丘に行きたい
あの娘に一度星見せてあげたい

そう思う年老いた犬だったが、あの娘は車にひかれてしまう。

それでもあの娘に星を見せたいから走り出すが、あの娘はどんどん冷たくなる。

結局想いはかなえられなかったけど、その気持ちを歌った世界観が素敵な曲である。

 

歌詞の中にストーリーが流れていると音楽の流れとともに入ってきやすくなるし、物語を聴いているようで楽しくなる。

・言葉の力がある歌詞

木村カエラの「You」が該当する。


木村カエラ「You」 - YouTube

 

仕事で上手くいかなくてヘロヘロになっているときにこの曲のサビが響く。

なんで もろいんだ?
独りでは生きてゆけるわけないから
つないでいたいんだ You
不安を抱いても 何も怖くはないから
なんてつらいんだ
ひとりぼっちを 受け入れて涙が流れた
こらえちゃいけないんだ You
思いを伝えてよ 何も始まらないからね

気持ちに寄り添ったうえで、尻を叩いてくれるこの歌詞は言葉の力があると思う。

メロディが好き

Eaglesの「Desperado」が思い浮かぶ。


The Eagles- DESPERADO-HD - YouTube

 

全然どんなことを歌っているか一度聴いただけでは分からないが、メロディが非常にキレイなのだ。

ドン・エイリーの歌が素晴らしいのが前提としてあるのだが、どんな風にアレンジを変えてカヴァーされても名曲は名曲なのである。


Me First And The Gimme Gimmes - Desperado ...

 

Me First And The Gimme Gimmesにメロコアにされたって名曲。

 


羊毛とおはな - Desperado - YouTube

羊毛とおはなにもっとアコースティックにされても名曲。

 

リズムが気持良くて好き

 Jetの「Are You Gonna Be My Girl」はとにかくリズムが気持いい。

ノリがシャッフルなのだが、リフといいそのノリが続いたかと思ったら、ブレイクがある。そこがまたかゆい所に手が届かない感じがして逆にイイ感じである。


Jet - Are You Gonna Be My Girl - YouTube

もちろんそれ以外にも特徴的なリズムやリフが出てくるとイイと思う曲はある。

例えば、The Kinksの「All Day All Of The Night」がそれに当たる。

今となってはなんてことはないリズムなのだけど、気持いい。


The Kinks - All Day and All of the Night - YouTube

楽曲全体の持つ雰囲気が好き

 Oasisの「Whatever」の雰囲気が好きだ。

完全にBeatlsの「All You Need Is Love」なのだが、それも含めて好きである。


Oasis - Whatever - YouTube

 

ヨーロッパを旅する世界の車窓からがイメージできる。

PVの雰囲気とも合っており、のどかで幸せな感じだ。

 

楽器演奏がカッコ良くて好き

Van Halenの「Hot For Teacher」がこの例だ。

イントロは何だか良くわからないリズムだけど、ドラムだとハッキリしてから、ギターが入ってそのライトハンドのリフがカッコいい!

そのあとに入るメインのリフも最高にカッコイイ!


Van Halen - Hot for Teacher + lyrics - YouTube

 

これと似たようなところだとMR.BIGの「Colorado Bulldog」だ。

イントロから高速ユニゾンを決めてくれる。

ライブでも再現してくれるのだから、鳥肌モノだ。

 


Mr. Big - Colorado Bulldog - YouTube

 

最後に

結局、どこがイイかはこじ付けなところもあって、理屈じゃないんだけど、あえて説明して「ああ、そこを楽しんでいたのね」と思ってもらえれば万々歳。

そして、「この曲はメロディーは良いけど歌詞はイマイチだな」とか「全体的なサウンドは好きだしこの曲のギターソロ大好き!」と思ったらそれがあなたのその曲の評価だ。

 

もちろん、歌詞もメロディーも好きって曲もあるしどれか一つだけ該当するものばかりじゃない。

あなたなりのその音楽の良さを感じて楽しんでもらえれば幸いだ。

 

こちらからは以上です。

 

Ring

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HOME(通常盤)

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ハナミドリ

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Circle

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Desperado

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Love Their Country

Love Their Country

 

 

Desperado

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Get Born

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All Day and All of the Night

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ホワットエヴァー

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1984

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Bump Ahead

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