Jailbreak

新しい世界の切り取り方

2016年上半期自分がパワープレイしたオススメアルバム10枚

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2016年もちょうど半分が過ぎそうなので、自分が聴いてきた音楽をまとめてみようかと。

半期に一度のパワープレイアルバムを紹介するのは昨年から数えて3回。

山ほど聴いた音楽の中でTOP10を紹介する。

ちょっと別な視点でいい音楽に出会ったので、それは別記事にした。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

なお、2016年発売のもの縛りではなく、あくまで自分が2016年上半期に初めて聴いた音楽という条件なのであしからず。

 

1.星野源『YELLOW DANCER』(2015)

YELLOW DANCER (通常盤)

収録曲

1.時よ
2.Week End
3.SUN ★オススメ
4.ミスユー
5.Soul
6.口づけ
7.地獄でなぜ悪い
8.Nerd Strut
9.桜の森
10.Crazy Crazy
11.Snow Men ★オススメ
12.Down Town
13.夜
14.Friend Ship ★オススメ

 

「2015年に売れたアルバムじゃねえか」と言われればそれまでなのだが、2015年も沢山音楽を聴いていたので後回しになり、最終的には年が明けてから聴くことになった。

このアルバム自体のせいなのかは分からないが、2016年にブラック・ミュージックから影響を受けた音楽を良く聴いていくきっかけになっている。

 

どうしてもシングルとしても売れたリード曲「SUN」のイメージがあって、よく聴くとファンクとかソウルっぽさが出ているアレンジだったりするのだけど、普通にTVやラジオで流れてくる分にはそこまで聴かないことの方が多いわけで。


星野 源 - SUN【MUSIC VIDEO & 特典DVD予告編】

 

ブラックミュージックっぽさとしては色々な有名ミュージシャンを思わせるような楽曲に仕上がっているし、それが半端じゃなくてしっかり仕上がっているところが長く聴き続けられた要因。

星野源自体は特別な歌の上手さがあるわけじゃないし、超個性的な声を持っているわけでもない。何ならワザとかどうかわからないけど高い音を出そうとするとちょっとフラットする傾向があるし。*1 

 

アルバム全体として1曲1曲のアレンジだったり、歌っていることが分かりやすく違って飽きない。

そして、肩肘を張っていないサウンドがどうも星野源のイメージと一致して気持ちいい。

 

2.Northern19『Presence』(2015)

PRESENCE

収録曲

1.MESSAGE ★オススメ
2.CARRY ON ★オススメ
3.[UNTITLED]
4.FIREWORKS
5.1.2.3.4.5.6.7.8
6.ENDLESS PUBERTY ★オススメ

 

Northern19はずっと好きなバンドで、以前の作品も全て持っている。

そして、6曲というミニアルバムというサイズだけれど、これはこれで良いのかなと。

アルバムを買っても1曲もアタリ曲が無いことだってあるが、このミニアルバムは半分がオススメできる曲が収録されている本作はアタリ作品だと思う。

 

1曲目の「MESSAGE」からこのバンドらしさが出ていてとても良くて。

こういう勢いのある超ハイテンポなメロコアがこのバンドの魅力の1つ。

そして、爽やかに軽快に進んでいく音楽が気分を上げてくれる。

 

もちろんこういう楽曲ばかりではなくて、「ENDLESS PUBERTY」ではちょっとへヴィさを前に出したり「[UNTITLED]」では細かい刻みの人間ビートボックスで突っ込んだビートを聴かせてくれるので、メロコアバンドにありがちなどの曲も同じに聴こえるなんてことは全くない。

相変わらずNorthern19の良さが出たアルバムで安心した。

 

3.BRADIO『POWER OF LIFE』(2015)

POWER OF LIFE 【通常盤】

収録曲

1.FUNKASISTA ★オススメ
2.Flyers
3.真っ赤なカーチェイス ★オススメ
4.Sunday feat. MICRO (from HOME MADE 家族)
5.Chocolate Flavor ★オススメ
6.Flash Light Baby
7.オトナHIT PARADE
8.シークレットコード ★オススメ
9.スパイシーマドンナ ★オススメ
10.腰振る夜は君のせい
11.You Make Me Feel Brand New ★オススメ
12.Ride On Time feat. 谷川正憲 (from UNCHAIN)

 

BRADIOは昨年からフェスでもラインナップで見かけるようになり、注目していたバンドだった。それでも、なかなかシングルだけだと手が出しづらくて購入を躊躇していたバンドでもあった。

そこに1stアルバム完成の朗報が入って、早速手に入れた。

もちろん、その後に以前のミニアルバム2枚も手に入れたことは言うまでもない。

 

このアルバムは始まりからぶっ飛ばしてくれて超ファンキー。

そうそう、こういう感じが聴きたかったのよ!という今まで自分が持っていたBRADIOのイメージと一致して、それ以上に良い裏切りをしてくれた。

アルバムの1曲目ってとても大事だよなとしみじみ思った。

 

それ以外にも全体的にアゲアゲな曲が多くて、冗談抜きに踊りだしたくなる曲ばかり。


BRADIO-オトナHIT PARADE(OFFICIAL VIDEO)

 

アルバム全体を通してバンド全体の演奏力の高さとヴォーカル真行寺 貴秋の歌唱力の高さに脱帽。

キーボードやホーン隊が入るアレンジもあるが、音が少なくなってバンドメンバーだけになっても聞き飽きず・歌の邪魔をせず・しっかりと寄り添う演奏をしている。当たり前なのだけど、ジャンルによっては全く考慮されないことだってあるし、うるさいバックバンドはカッコ悪いんじゃないか?と示されているような気がしてならない。

そして、真行寺 貴秋の歌の上手さとファンク・ソウルを良く知った歌い方が、ある時はJBをある時はMichael Jacksonをある時はEWFを連想させてくれる。歌詞のテーマが色恋モノなのだけど、それがまた歌い方ととてもマッチしていて良い。最大の武器はハイトーンファルセットだけど。

 

期待を裏切らず最高にファンキーな作品で1曲も捨て曲が無いアルバム。

こんなアルバムに出会ってしまったもんだから、ファンキーなバンドをまとめてみたくなったのだ。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

4.鶴『期待CD』(2010)

期待CD

収録曲

1.ハイウェイマイウェイ
2.小さくても世界は変わってる ★オススメ
3.弾丸ライナー 
4.期待CDのテーマ 
5.燃えるような恋じゃないけど ★オススメ
6.幸せのかけら ★オススメ
7.その一歩 
8.アンバランス 
9.愛のラップ講座
10.問題GUY 
11.ムーンライト 
12.エンジェルソング
13.恋のゴング~荒野に行けなかったバージョン~ 
14.朝が来る前に(アルバムバージョン) ★オススメ
15.アイタリナイ ★オススメ
16.あこがれ ★オススメ

 

前述したとおり、ファンキーでソウルフルな音楽を聴きたい欲が出てきた。

でも、別にJBとかEW&Fとかルーツになるような音楽というよりは、そういう音楽から影響を受けてもう少しポップに現代的にアレンジされてた新しい音が聴きたかった。

そこで、一番先に思い浮かんだのはBRADIOではなく、鶴だった。

 

鶴はずっと好きなバンドで、2004年の『素敵CD』は本当に名盤だと思う。

その鶴もベスト盤『グレイテスト鶴です』を2013年に発表してから、ここ数年のアルバムを聴いていないことに気付いて、前述の欲と合わせて今まで持っていないCDを全部手に入れようとTSUTAYAに走った。

そこで自分の中では新しい『期待CD』(2010)、『我がまま』(2012)『SOULMATE』(2013)、『Love & Soul』(2014)、『ソウルのゆくえ』(2016)と聴いた中で『期待CD』が自分の思っている鶴の良さが出ていて、一番好きなアルバムだった。

 

鶴の良さの一つは歌詞の視点がサザンやミスチルが描くような「ダメな男だけど前を向いている」ような設定をされていることが多くて、そういうJ-POPで育った自分としては王道すぎるくらいの王道の歌詞で。


鶴 - 朝が来る前に~さすらいバージョン~

BRADIOの描くような本物のファンクやソウルっぽい歌詞ではなくて、歌詞はJ-POPで音楽はファンクやソウル、ダンスやロックンロールがいい感じにミックスされている。

 

年を重ねるごとにポップさがそぎ落とされてさらにファンキーな感じはするし、それはそれでカッコいいのだけど、サウンドとアレンジと歌詞のバランスが今回鶴のアルバムを一気に聴いたアルバムの中では一番好きでパワープレイすることになった。

 

5.Damone『Out Here All Night』(2006)

Out Here All Night

収録曲

1.Now Is the Time
2.Out Here All Night
3.What We Came Here For
4.Stabbed in the Heart
5.On Your Speakers ★オススメ
6.Get Up and Go
7.Outta My Way
8.You're the One
9.New Change of Heart
10.When You Live ★オススメ
11.Tonight ★オススメ
12.Wasted Years (Iron Maiden cover)

 

音楽との出会い方はいくつかあるのだけど、そのうちの一つにTVでかかっている音楽が気になることがきっかけとしてある。

ほんの数十秒かかる音楽に気付き、スマホアプリのSoundHoundを起動させて誰の音楽かを調べる。

そういうきっかけで気になった音楽中にDamoneの「On Your Speakers」があり、収録されている本作を手に入れた。

 

Damoneは初期のAvril Lavigneが好きなら気に入るような、パンキッシュさとメタルのようなへヴィさを持ち合わせたロックサウンドと、ちょっとしゃがれた気持ちいい女性ヴォーカルが聴けるカッコイイバンドだ。


Damone, "Tonight"

全体的なストレートなアメリカンロックとパンキッシュな勢いがある曲「Tongiht」のような曲が多いけれど、「When You Live」のようなバラードもあって、リズムや楽曲としての幅はあるが、基本のギター・ベース・ドラムのサウンドが大きく変わらないのが少し残念。もちろん、基本のサウンドがカッコイイのは言うまでもないのだけど。

 

全体のバランスとしてベースが大きめ(メインの音域の問題かもしれないけど)にミックスされているのでサウンドの安定感はピカイチ。

wikipediaではパワーポップバンドと書いていたけど、パワーポップのパワー感はこの辺が理由かも。

 

「洋楽女性ヴォーカルのバンドで誰がオススメ?」と訊かれたら今後Damoneを推す。

 

6.Nelson『Lightning strikes twice』(2010)

Lightning Strikes Twice

 収録曲

1.Call Me
2.Day By Day
3.Ready, Willing and Able
4.How Can I Miss You? ★オススメ
5.You're All I Need Tonight
6.To Get Back To You ★オススメ
7.When You're Gone ★オススメ
8.Take Me There ★オススメ
9.Come
10.In It For The Money
11.Change a Thing
12.Kickin' My Heart Around

 

自分の中でNelsonといえば「After The Rain」で大好きな曲の1曲。

それが故に雨の日の曲で書きたくなってしまったこともある。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

雨に日にNelsonを聴いていて、iTunesを漁ったら2000年以前の作品は持っているけど、2000年以降の作品を持っていないことに気付いて、鶴の時と同様にTSUTAYAに走ったのだった。

Nelsonのイメージは「After The Rain」のサウンドで、ハードロックとカントリーをベースとしたポップさがあるイメージがあって、アルバムの収録曲にはカントリー感たっぷりの曲があるのは知っていた。

 

『Lightning strikes twice』はハードロック色が強くて所々にカントリーが散りばめられている。そして、ハードロック色もちょっとブルージーで若干渋さを感じる。

それでもメロディとハーモニーは流石としか言いようがなく。

その中でもおススメ曲の「How Can I Miss You?」の哀愁にはやられた。


NELSON - How Can I Miss You

これを聴いて思い浮かんだのはUFOの「Doctor Doctor」だったりして、何となくイントロからテンポが早くなって欲しいなと思ってしまう。きっとキーが一緒だったりコード進行が似ていたりと似ているところがあるからそう思ってしまうだけで。

 

落ち着いた曲もハードな曲も、アコギを入れればカントリー風にエレキで押せばハードロックになる。それは色合いの話で根本的なメロディの良さとかキャッチーさと持ち味のハーモニーという根本的な魅力を生かす楽曲が並んでいる名盤だった。

 

7.SCANDAL『YELLOW』(2016)

YELLOW(初回生産限定盤)(DVD付)

収録曲

1.Room No.7
2.Stamp!
3.LOVE ME DO
4.Morning sun ★オススメ
5.Sunday Drive
6.今夜はピザパーティー
7.ヘブンな気分
8.SUKI-SUKI
9.LOVE ★オススメ
10.Sisters
11.Happy Birthday
12.ちいさなほのお ★オススメ

 

自分はガールズバンドが好きで、新作のチェック対象としているガールズバンドはそこそこある。

ガールズバンドのまとめを書いたら「あれがない・これがない」とか「全然ダメ」と言われたこともあったっけ。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

そんな新作チェックをしていたら、SCANDAL・SHIHAMO・Silent Sirenの3バンドがほぼ同じタイミングで新作を発表することが分かって、せっかくだから比較レビューをしてみようと思って書いた記事がある。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

きっかけとしてはこれで3枚のアルバムをレビューのために聴きまくって、1曲1曲がイメージできるくらいの状態にして記事を書いた。だから、この3枚は確かに聴いたアルバムで、何なら記事の中で一番出来の良かったのはSilent Siren『S』だったと結論を書いたにも関わらず、何故かパワープレイされたのはSCANDALの『YELLOW』なのかについて説明したい。

 

単純にこの3バンドの中で一番SCANDALが好きで、自分のiPodに入っている楽曲の中でも曲数が多い。

あとは持ち歩いて普段聴きをするときは、歩きながら音楽を聴いていることが多いのでSilent Sirenのキメキメのドラムがどうも合わない。SHISHAMOは単純にそんなに聴きたい曲が多くなくて。

SCANDALはベースにロックがあって、そこからダンスに、オルタナティブに、パンクに、レゲエにと展開するアルバムなのでとても普段聴きしやすい。

 


【公式】ブルボン フェットチーネグミ×SCANDAL コラボMV「LOVE ME DO」

 

オススメがレビューした時点と変わっているのは、聴きこんでいくうちにさらに好きになった曲だからなのが理由。

音楽は聴き込むとフィットするタイミングや現在の状態と紐づいて、自分のものになる。そういう音楽を増やしていきたいのが自分の音楽を聴く目的の一つなので。

 

普段聴きしやすいアルバムとしてSCANDALの『YELLOW』はとても良かった。

 

8.Michael Buble『It's Time』(2005)

It's Time

収録曲

1.Feeling Good ★オススメ
2.A Foggy Day (In London Town)
3.You Don't Know Me
4.Quando, Quando, Quando - duet featuring Nelly Furtado
5.Home ★オススメ
6.Can't Buy Me Love
7.The More I See You
8.Save the Last Dance For Me
9.Try A Little Tenderness
10.How Sweet It Is
11.Song For You - featuring Chris Botti
12.I've Got You Under My Skin
13.You And I ★オススメ

 

Michael Bubleのことをずっと書きたくて書きたくて震えていたのだけど、いざ記事を書こうと思って音源を探してみたらオススメしたい曲「Home」がスタジオアルバムで無いのだ。

そんなはずはないと調べてみたら、ライブ盤を持っていたせいで気にならなかったけどこの『It's Time』を持っていなかった。2005年のアルバムだったのもあり、これまたTSUTAYAに走った。(今年は一体何回TSUTAYAに走ったんだろう…)

Michael Bubleの魅力については別記事で。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

今までのアルバムも持ち歩いているけれど、『It's Time』はMichael Bubleの良さがしっかりあって、名曲が含まれているスゴイアルバムだった。

何で今までスルーしてたんだか…

www.youtube.com

マジで「Home」は名曲だと思っていて、こんな曲に出会えてよかったと思わせてくれる数少ない曲。

それは歌詞の内容・全体のアレンジと雰囲気・Michael Bubleの歌声と歌唱力があって成り立つ。カヴァーもされているから歌が本当に上手い人が歌うと最高の曲なのは間違いない。

それ以外にもCMでお馴染みのカヴァー曲「Feeling Good」や極上のバラード「You And I」も収録されていて、それらの曲もめちゃくちゃいい。

全体的にはJazzっぽいポップスからビックバンド風に・ボサノヴァ風に・ラテン風にと単純なノリばかりではないのがMichael Bubleのアルバムらしくてとっても良い。

 

 

9.WHITE ASH『SPADE 3』(2016)

SPADE 3(初回盤)(DVD付)

 収録曲

1.Blaze ★オススメ
2.Insight ★オススメ
3.Spade Three ★オススメ
4.GR101
5.Ledger
6.Snow Falls In Lavender Fields
7.Dumbass
8.The Phantom Pain
9.Emperor
10.Gamble
11.Don’t Stop The Clocks

 

ずっと気になっていたWHITE ASHがアルバムを出すというから飛びついた。

英語で歌っているヴォーカルののび太君の見た目は残念だけど、やっている音楽はソリッドなオルタナティブロックというイメージがあって、そこからは外れなかったけどそれ以上に楽曲のクオリティが高くて。

 

これもアルバムの1曲目の「Blaze」からやられた。


WHITE ASH / Blaze 【Music Video】

 

WHITE ASHはリフでユニゾンのキメが多いイメージがあったけど、やっぱりそのイメージは外れていなくてこれはこれで良いけど、ブレイクばかりでスピード感が無くなるのも個性かなと。

キメキメ感についてはエルレの記事でも触れた。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

あとはとにかくギターの音が良くて、歪んでいるギターのツマミを振り切っている時に出る荒々しさと粘りのある音が本当にカッコいい。最近、こういう音聴かないのもあってとても貴重。

 

そんなのもあって、全体的というよりは前半戦のへヴィーな楽曲を聴くことが多かったけれどアルバム全体としても良く聴きこむ結果となった。


10.Roach『ROACH』(2015)

ROACH

収録曲

1.SPEAK OUT
2.ワイヤード ★オススメ
3.FIGHT IN TOKYO ★オススメ
4.who we r
5.HIDE AWAY
6.LIFE
7.Hands feat.hamaken
8.CALL ME LAZY ★オススメ
9.DAY BY DAY
10.LAST ONE
11.リーリヤ-never again-
12.in your mind ★オススメ

 

最後はRoach。このアルバムは昨年手に入れていたけどメインではあまり聴いていなかったが、年が明けてへヴィな音楽を漁っていて、「そういやRoachがあったな」と思って聴きなおしたらハマってしまった。

 

多分ラウドロックに分類されるサウンドで、へヴィで図太いバンドサウンドにデスヴォイスでスクリームして見せたり、RIZEのJESEEみたいなゴリゴリの枯れた声で歌うtaamaはカッコいい。

このアルバムの中では「ワイヤード」が一番好きだけど、重さの中にある軽快なノリとキャッチーなメロディは本当にズルいと思う。

www.youtube.com

リズムのベースは4つ打ちなので、ダンスロックなんだがベースは5弦でへヴィに重低音を支えているからギターがちょっと太めでもキマるサウンド。

そして、ちょいちょいドラムの小技が効いているのもカッコイイ。

「ワイヤード」のイントロはドラムから始まってこの始まり方がスネアだけかと思いきや、スネアの前にドラッグのようにバスドラを32分音符で2発入れるなんていうことをやるドラマーはよくわかっている。

 

全体的にはへヴィにしたRIZEかラウドロック寄りになったThe Bonezみたいに聴こえているけれど、どちらも好きなバンドでRoachもそういう系統のバンドとして今後も聴きたい。

 

最後に

もう一度アルバムを聴きなおしながら書いたのだけど、どれもいいアルバムだと思った。

やっぱり聴き続けられるのには理由があって、新しい発見だったり邪魔をしないバランスだったりといろんな要素があるので、どこか良いところを見つけられればアルバムとしては好きになれる。

 

まだ今年も半分で、後半戦もきっといい音楽に出会うことができると思っている。

とりあえず、レキシの「Vキシ」は下半期パワープレイしそうな気がしている。

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予想通りになるのか、今まで全く聴かなかったダークホースが表れるのか。

それは年末までのお楽しみ。

 

次回は2016年上半期自分がパワープレイしたオススメ曲10曲を紹介予定。

 

こちらからは以上です。

今週のお題「2016上半期」

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*1:オートチューンがあり、デジタル録音が当たり前の時代なので音程を全く直していないとは考えにくいのだけど。