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Jailbreak

新しい世界の切り取り方

【まとめ】色気のある歌声でオシャレな名曲をカヴァー~邦楽おしゃれカヴァーアルバム10枚~

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オシャレな音楽は聴きたいが、全く知らない曲だと楽しめない。

オシャレな音楽はアレンジ次第である程度カバーでき、全く知らない音楽を避けるにはカヴァーアルバムが良い。カヴァーは原曲通りコピーすることとは異なり、アレンジが変わる。そのおかげで聴きやすくなっているものを選んだ。

カヴァーアルバムはアレンジとともに誰が歌うかも重要で、歌声と曲が合わないと最悪なことになる。そして、静かなカヴァーではガナったりすごんだりする歌い方は合わず、ウィスパーヴォイスであったりちょっとかすれた声なんかがとても合う。

そういう考慮をした10枚を紹介する。

 

Ken's Bar II / 平井堅

Ken’s Bar II

1.Open
2.even if 〜instrumental〜
3.New York State Of Mind
4.僕がどんなに君を好きか、君は知らない
5.LOVE 〜Destiny〜
6.DESPERADO
7.MOON RIVER
8.Intermission
9.Because Of You
10.LATELY
11.わかれうた
12.Heart Of Mine
13.白い恋人達
14.Close
15.Stardust

オススメ曲→4、5、6、7、9、11、12、13

 

平井堅がライフワークとして行うカヴァーライブ「Ken's bar」の名前を冠したカヴァーアルバムの2作目。あくまでバーで音楽を聴く設定なので、OpenやIntermission、Closeといった始まりや終わりと間をつなぐSEがあるのが特徴。Open後も「even if 〜instrumental〜」で静かにゆったりとピアノの調べで始まり、6曲目の「DESPERADO」までは歌とピアノだけ。7曲目の「MOON RIVER」以降はヴォーカリストや各プレーヤーとのコラボとなり、アコースティックなバンドサウンドに移行していく。15曲目の「Stardust」はちょっと異質で平井堅と美空ひばりの疑似デュエットだ。

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選曲は新旧洋邦バランスが良く、原曲を知らなくてもいい曲だと分かるはずだ。そこに平井堅の吐息の混じった独特の節回しの歌がしっかり通る。本当に歌が上手くないとピアノだけやアコースティックアレンジは成立しない。

Lady~Tiara Love Song Covers~ / Tiara

Lady ~ Tiara Love Song Covers~

1. 時の流れに身をまかせ
2. また君に恋してる
3. グッド・バイ・マイ・ラブ
4. 駅
5. まちぶせ
6. 春よ、来い
7. 手紙
8. 雨
9. 恋人よ
10. 愛が生まれた日(Tiara・河口恭吾) 

オススメ曲→1、3、4、5、6、7、8、9

 

シンガーソングライターのTiaraによる歌謡曲のカヴァーアルバム。これと対になるアルバムとしてJ-POPのカヴァーアルバム『Girl ~Tiara Love Song Covers~』があるが、この『Lady~Tiara Love Song Covers~』の方が色気のある仕上がりになっている。多分、色恋沙汰の色気が昭和の楽曲の方が相対的に高いからかもしれない。全体のサウンドはアコースティックバンドサウンドで、音圧を稼ぐというよりは歌をしっかりと彩ってくれる。

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このアルバムを聴くまでTiaraには携帯世代のラブソングを歌う歌手くらいにしか思っていなかったが、歌声の魅力を再発見した。Tiaraの歌声は甘く細いのだが、歌以外のサウンドが薄いため強弱や細かいビブラートがハッキリしてとてもいい歌を歌っているのが分かる。 

MELODY / 清水翔太

MELODY

1. 白い恋人達
2. レイニー ブルー
3. Aitai
4. 366日 feat.仲宗根 泉(HY)
5. Forget-me-not
6. 夏の終りのハーモニー feat.大橋卓弥(スキマスイッチ)
7. 素直
8. even if
9. 誰より好きなのに
10. let go ~maison de m-flo~
11.化粧
12.三日月
13.今夜はブギー・バック(SMOOTH RAP) feat.加藤ミリヤ&SHUN

オススメ曲→1、2、3、4、5、6、7、11

 

 シンガー・ソングライター清水翔太のカヴァーアルバム。歌詞が良いと言われる曲を清水翔太自身が選んでおり、邦楽のみになっている。先行リリースした「366日 feat.仲宗根 泉」がYouTubeで爆発的な再生回数で再生されている。

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分かりやすい魅力として全体的に抒情的な曲を選んでいるのもあるが、その感情の表現力の高さが清水翔太には備わっている。そして、仲宗根 泉(HY) 、大橋卓弥(スキマスイッチ)、加藤ミリヤ、SHUNとのコラボレーションが上手い具合に絡んでいくのがもう一つの魅力。

 

「福山エンヂニヤリング」サウンドトラック The Golden Oldies / 福山雅治

The Golden Oldies

1.青春の影
2.ファイト!
3.飾りじゃないのよ涙は
4.秋桜
5.ルビーの指環
6.雨のバス
7.ラスト・ダンスは私に
8.お嫁においで
9.プカプカ
10.ケンとメリー〜愛と風のように〜
11.勝手にしやがれ
12.ロックンロールの真最中
13.浅草キッド
14.おでこにキッス
15.タイムマシンにおねがい
16.そして僕は途方に暮れる

 オススメ曲→1、2、5、6、8、9、11、16

 

 トーク・バラエティ番組『福山エンヂニヤリング』の企画アルバム。古めの歌謡曲をフォークバンドスタイルでしっかりとカヴァーしているのが特徴で、原曲の良さは残しつつりアレンジされている。

 

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福山雅治の歌声は独特の色気があり、普通の歌声で福山の曲を歌っても全く魅力がない。そんな歌声の魅力を持った福山がしっかりとオールディーズの名曲達を料理していく様は本当に素晴らしい。

スナックJUJU 〜夜のRequest〜 / JUJU

スナックJUJU ~夜のRequest~

1.六本木心中
2.ロンリー・チャップリン with 鈴木雅之
3.夏をあきらめて
4.まちぶせ
5.桃色吐息
6.駅
7.二人でお酒を
8.DESIRE –情熱–
9.恋におちて
10.夢の途中
11.シルエット・ロマンス
12.つぐない
13.ラヴ・イズ・オーヴァー
14.恋人よ
15.GOODBYE DAY

オススメ曲→2、4、6、11、12、14

 

 JUJUのカヴァーアルバム『Request』シリーズ第3弾。続いているシリーズであることは好評であることの証明でもある。亀田誠治、島健、島田昌典、武部聡志、松浦晃久と豪華プロデューサー陣とタッグを組んでスナックで歌う姿を再現している。

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JUJUの歌声の色気は声の適度な細さと節回しだ。特に歌の最後の仕上げ方の巧さはピカイチ。

WOMAN 2 ~Love Song Covers~ / Ms.OOJA

WOMAN 2~Love Song Covers~

1.Time goes by
2.Hello,Again~昔からある場所~
3.There will be love there -愛のある場所-
4.情熱
5.DEPARTURES
6.ら・ら・ら
7.WOMAN
8.幸せになりたい
9.DEAR...again
10.長い間
11.Alone
12.M
13.Swallowtail Butterfly~あいのうた~
14.Be... (Teardrop Version)

オススメ曲→4、7、8、9、11、13

 

全体にアコースティックバンドサウンドで仕上げたMs.OOJAの『WOMAN 2 ~Love Song Covers~』は自身3枚目のカヴァーアルバム。Ms.OOJAと同世代の女子が選んだ“徹底的に泣ける、心震える女達の唄”を聴くことができる。

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 Ms.OOJAのしっかりとその楽曲で伝えたい気持ちを表現する力の段違いな高さが楽曲としての完成度を上げている。ただのカヴァーで終わらず、その歌声で表現しきっている。

 

FAKE BOOK II / 大橋トリオ

FAKE BOOK II

1.ANGEL
2.Kiss Of Life
3.CALIFORNIA DREAMIN'
4.You Gotta Be
5.Heartbeat
6.MY CHERIE AMOUR
7.The Man Who Sold The World
8.If I Ain't Got You

オススメ曲→ 1、4、5、8

 

大橋トリオのカヴァーアルバム第2弾。全て洋楽のカヴァーだが、原曲がロック・ポップス・R&Bであろうが独自のアコースティックスタイルで料理してしまう。そうして生まれた世界観は大橋バンドのもつ雰囲気に飲み込んでしまっている。

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大橋の歌声は無駄な力が一切入っていないため、聴いても緊張を生むことがない。このリラックス効果がもたらす色気は大橋の魅力。

 

MELODIES / 織田哲郎

MELODIES

1.負けないで
2.シーズン・イン・ザ・サン
3.ボクの背中には羽根がある
4.愛のために。
5.碧いうさぎ
6.突然
7.世界中の誰よりきっと
8.この愛に泳ぎ疲れて
9.Anniversary
10.世界が終るまでは…
11.恋心
12.このまま君だけを奪い去りたい 

オススメ曲→6、7、10、11、12

 

音楽プロデューサーとして有名な織田哲郎のカヴァーアルバム『MELODIES』。自身がプロデュースした作品を自ら歌うコンセプトアルバムでもある。全体はアコースティックアレンジされていて、とてもライトな仕上がりになっている。

織田哲郎と聞くとビーイングのプロデューサーのイメージがあるかもしれないが、自身で歌う曲もあり、ギタリストとしてライブに出演していたりもする。観光先のスペインで突然首を絞められ声帯が変形してしまい元の声がだせなくなっているのだが、それでも透明感のある芯の通った声にとても色気がある。

 

だれそかれそ / ハナレグミ

だれそかれそ

1.Hello, my friend
2.接吻 Kiss
3.中央線
4.いっそ セレナーデ
5.空に星があるように
6.オリビアを聴きながら
7.プカプカ
8.いいじゃないの幸せならば
9.ウイスキーが、お好きでしょ
10.ラブリー
11.エイリアンズ
12.多摩蘭坂

オススメ曲→2、3、6、9、10、

 

今回紹介するアルバムの中で一番バックのサウンドがペラペラなのがこの『だれそかれそ 』もうほぼ、永積タカシの歌声だけでできているアルバム。薄味に仕上がっている曲もあるが、スカパラとのコラボ「オリビアを聴きながら」なんかもあるので、メリハリがないわけではない。

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永積タカシの歌声は静かな曲での感情に寄り添うような歌い方の時が最大になる。それ以外の時でも歌声の優しさがあり、攻撃的にはならない。そして、ポツリポツリと言葉を紡いでいくところに色気がある。

 

あなたと共に生きてゆく~由紀さおり テレサ・テンを歌う~ / 由紀さおり

あなたと共に生きてゆく~由紀さおり テレサ・テンを歌う~

1.時の流れに身をまかせ
2.つぐない
3.愛人
4.スキャンダル
5.別れの予感
6.恋人たちの神話
7.空港
8.夜のフェリーボート
9.ふるさとはどこですか
10.あなたと共に生きてゆく
11.つぐない(中国語バージョン)

オススメ曲→1、2、3、5、6、7

 

由紀さおりによるテレサ・テンのカヴァーアルバム。オシャレさはそれほどでもないが、楽曲が持つ元々の力と由紀さおりの歌声の色気が半端じゃない。元々テレサ・テンの歌う女の歌が色恋沙汰のスタンダードナンバーになるのはカヴァーをされても分かると思う。好きだから弱い立場になってしまうし、悲しい別れもある。なんとも昭和で抒情的。

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ピンクマルティーニとのコラボレーションアルバム『1969』のヒットが記憶に新しいが、由紀さおりの歌声はとにかく昭和の曲が合う。最近のポップスやR&Bがかった洋楽っぽい節回しとは一線を画する表現力とその表現力と楽曲が非常にマッチしている。

由紀さおりとテレサ・テンの楽曲は鬼に金棒の組み合わせだった。

最後に

ジャケットを並べてみて気付いたのだが、 色っぽいアルバムは色っぽいジャケットになっている。最近はあまりジャケットで音楽を選ぶ人がいないのかもしれないが、ジャケットはアーティストからのメッセージの一つで、そのメッセージが色っぽいと内容も色っぽい可能性が高い。

邦楽のカヴァーをしようとすると90年代以前の楽曲となり、景気が良く音楽が売れていた頃になる。やはり人の心を掴んで離さない楽曲は世代・年代を超える。そして、それが表現力が高いヴォーカリストに歌われることでさらに魅力が増す。下手に新しい楽曲を聴くよりもコスパの良さがカヴァーアルバムにある。

 

 こちらからは以上です。