Jailbreak

新しい世界の切り取り方

2016年 グラミー賞を大予想! 主要4部門~BEST NEW ARTIST 最優秀新人賞 Courtney Barnett・James Bay・Sam Hunt・Tori Kelly・Meghan Trainor~

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 前回はSONG OF THE YEARを紹介した。

今回はBEST NEW ARTIST(最優秀新人賞)である。

最優秀新人賞は対象期間内に楽曲を発表し、選考委員であるNARAS会員が最も優秀な新人だと思うアーティストに贈られる賞。

 

 5人がノミネートされているので、1人ずつ紹介していく。

Courtney Barnett

 

コートニー・バーネットは、オーストラリアの女性シンガーソングライター。

左利きでギターを弾く。しかも指弾き。


Courtney Barnett - Nobody Really Cares If You Don't Go to the Party (Live on KEXP)

 

彼女の音楽は言うならばポップなオルタナティブ・ロックである。

アメリカのオルタナティブ・ロックほどの闇を抱えた音楽ではない。

サウンドもキレキレのドンシャリなんてことはなく、モッサリ感を残したロックサウンド。

決して本人に清潔感があるわけじゃない。

高い声を張り上げるでもない。

めちゃくちゃキャッチーな楽曲が並んでいるかというとそうでもない。

熱さもほとんど感じない。

 

こんなにナイナイずくしなのに、魅力がある。

魅力がありすぎる。

凄く不思議。

天才が余計な力を抜いてボールを投げたら170キロ出てしまった感じ。 

 

これはただただスゴイ才能。

James Bay

 

ジェームズ・ベイはイギリス出身のシンガーソングライター。

そして、ギター小僧。

11歳でギターを始めてからエリック・クラプトンの名曲「Layla」に感銘を受けた。


James Bay - Let It Go

 

 

ギターが好きで音楽が好きで18歳で得意だった美術よりも音楽の道を選んだ。

そして、ロンドンのライブでレコード会社の目にとまった。

 

彼の音楽は古き良きUKロックの雰囲気が漂っている。

それは熱いものを表に出しすぎない、控えめな表現。

だけれど、よく耳を澄ますと本当に大事なものが見えてくる歌を歌っている。

Sam Hunt

 

ジェームズ・ベイに引き続いてイケメン2人目はサム・ハント。

カントリーミュージシャンで、シンガーソングライター。 

テイラー・スウィフトがカントリーからポップな路線に進んでいるが、カントリーはアレンジ次第で聴きやすいポップな音楽になりやすいということかもしれない。

 

彼の特徴は歌の中でラップのように早口になる歌があること。

 

歌詞でもメロディでもなく曲先になるとこういうことが起こってくる。

これが現代のカントリースタイルかというとまた違う気もする。

最近の流行りなのか、サウンドはテイラーの1989と似ている。

 

他のどのミュージシャンよりも無個性かもしれない。

それだけにスっと心に入ってくる音楽で、余計な力が抜けている。

攻撃でも防御でもない音楽がそこにある。

Tori Kelly

 

トリ・ケリーはアメリカのシンガーソングライター。

歌い始めたのが3歳で10歳でテレビ番組に出演。

アメリカン・アイドル9に出場して、ファイナリストに選出はされなかった。

しかし、それで歌うことを止めないでネットで自分の曲を発表していった。

 


Tori Kelly - Nobody Love (Official)

 

アコギを抱えて歌う印象があるが、最新アルバムではもっとポップにR&Bのテイストを加えた音楽となっている。

メロディが軽快でサラサラ流れてくる印象と絶対的な歌唱力。

できることとやりたいことが重なった音楽は凄いパワーを持っている。

Meghan Trainor

 

もう既に売れている新人、メーガン・トレイナー。

アメリカ出身のシンガーソングライターだ。

1stシングル「All About That Bass」は「オール・アバウト・ザット・ベース〜わたしのぽちゃティブ宣言!」なんて邦題がつき、もう2015年の第57回グラミー賞では最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞にノミネートされている。

 

一発目から自分の体形を売りにした歌詞がウケた。

私はトレブル(高音域)じゃない、ベース(低音域)だと。


Meghan Trainor - All About That Bass

顔は整っているので、アメリカ版柳原可奈子といったところだろうか。

それにしても、いつから太った人をぽっちゃりと呼ぶようになったんだろう。

 

既出感はあるのだが、その分存在感もあってどう評価されるかが楽しみである。

最後に

今回ノミネートされた5人は全く異なる個性である。

それだけにどこがハマるかはなかなか難しい。

 

この中で圧倒的な才能を見せているのはコートニー・バーネットである。

一歩間違うとしょっぱい音楽になってしまう彼女の歌が評価されそうではないかと予想する。 

 

発表まで2か月を切ったが、各賞の受賞者を楽しみにしたい。 

 

 

こちらからは以上です。

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