Jailbreak

新しい世界の切り取り方

2CELLOSのドラマーDusan Kranjcのテクニックがエグイ

 

久々にヤバイドラマーを見つけてしまった。

Youtubeで見るドラム練習のモチベーションを保つための動画とキーワードという記事で紹介したこともある、TAMAのDrum sound checkで出会ってしまった。

まず、バスドラのサウンドチェックから始まるのだが、最初は一発ずつなのは普通だが、そこから連打が始まるとエグイスピードでバスドラを踏むではないか。

何が凄いかって、手のスピードで足が動くというところ。このレベルになるとセッティングもさることながら、そもそものテクニックが半端じゃないのが分かる。

さらに、0:17~始まるセット全体を使ったサウンドチェック。この振りの大きさ。スティックのチップが頭の遥か上を通っている。普通は、この大きい振りを行おうとするだけで、握力が簡単に無くなる。大振りをしても、サウンドのキレは無くさないという自分の大好きなスタイルだ。KornのRay LuzierやRHCPのChad Smithみたいなドラムをシバキ倒すタイプ。だが、いずれもしっかりゴーストノートもしっかり入れているタイプで基礎力の高さがうかがえる。

さらにエグいのが、0:40~の手数。これだけ細かい音符をパフォーマンスも含めて、派手に叩ききる。そして、何より凄いのは1:50頃にはスネアのスナッピーを外しているのだ。これだけ手数を出しつつ、スナッピーを外す動作を行える余裕はさすがだ。

もう、これを見るだけで、実際のライブがワクワクさせられてしまうし、実際ワクワクする。

 

実際のライブでのDrums camもなかなかスゴイ。

これが最初から8ビートを叩いているのだが、これだけ振りかぶってボコボコ叩きまくるのは簡単ではない、もちろん、ハードなパフォーマンスをしつつ、しっかりテンポキープは行っている。こういう魅せるドラムを叩けるドラマーはカッコイイ。

さらに次はThe Rolling Stonesのカヴァー。引くところは引き、前に出るところは前に出る。ドラムのダイナミクスを生かして、しっかりと楽曲にアプローチする姿は当たり前と言えば当たり前。こういう叩きまくって前に出るだけじゃなく、ちゃんと引きどころも知っているというのはミュージシャンとして大事である。

次はAC/DCのカヴァー。こういう基本のエイトビートをバキバキに叩くのって実は大変なこと。これだけ頭を振り回すと目が回るのだが、それでもしっかりテンポキープ。やっぱり一流は違う。

 

2CELLOSのライブの映像を色々見たのだが、案外ロッククラシックを演奏していて、AC/DCにThe Rolling Stones、Nirvanaなんかの名曲を演奏している。歌のない2CELLOSが名曲をノリノリで演奏したら、観客は歌いながら乗らざるを得ない。これは、チェロというクラシックによく使われる楽器を使ったロックだ。

これはこれで、聴きなれている歪んだロックではなくチェロで奏でられた、ちょっと上品なロック。これはこれでなかなか良い。

 

こちらからは以上です。

関連記事