ロックの王道があって、そのメインストリートを作った中にローリングストーンズは含まれるはずだ。
1962年から半世紀もやっていてそりゃもう古臭い。
新しいものがいつも正義なわけじゃないけど、時代遅れって言われても文句言えなくないって思う。
テクニックだって今に若い人たちの方がずっとあるし、楽器演奏が高いレベルでできるはずなのにそうじゃない価値があるみたい。
自分はどうしてもポール・ギルバートのギターに衝撃を受けてロックギターを弾き始めたから早弾きはやっぱり惹かれてしまう。
ポール・ギルバートの早弾きは音楽的でメロディアスだから好き。リズムも正確だしね。
ギターヒーローなんて言葉も合うと思うんだよな。
歌が下手なところも逆にアリ。
ポール・ギルバート大先生については別記事を参照。
音符の処理能力が高い方が上手いのか
楽器が上手い人は①大きい音が出せる②音符の処理能力が高いの2つが備わっていると経験上知っている。
で、②音符の処理能力が高いだけだとこんな感じになっちゃう
Worlds Fastest Guitar Player 2013- 4000 BPM - Sasan - YouTube
うん、音楽じゃない。
ただ、ポール・ギルバートはローリングストーンズの曲をきっと弾けるけど、キース・リチャーズはMR.BIGの曲はきっと弾けない。
いや、誰もそんなことキース・リチャーズに求めてない。
ポール・ギルバートがローリングストーンズを弾けるのと、キース・リチャーズが MR.BIGを弾けるのとはわけが違う。
キース・リチャーズにはキース・リチャーズが弾くギターの価値があって、それはポール・ギルバートの弾くギターの価値とは違うのだ。
価値がただ違うのだ。
結局、ローリングストーンズは下手くそか
やる音楽によって必要なテクニックって変わってくる。
出したい音を出したいときに出せるのがその音楽をやるのに必要最小限のテクニックになる。
だから、ローリングストーンズの楽曲に必要なテクニックを彼らは持っているので、ローリングストーンズは下手くそじゃない。
MR.BIGはギターとベースの超絶ユニゾンが必要だから、高いテクニックが必要となって、それを持ち合わせているから下手くそじゃない。
お互い音楽だけど、全然違うものをやっている。
例えるなら同じ農業をやっていて、最高級のすいかを作っていて、方やかんぴょうを作っている。
同じウリ科かもしれないけど全然違う。
そういうこと。
楽曲のクオリティとテクニック
楽曲を作る時もそうだけど、できることが多い方が楽曲に選択肢が増えるから良いような気もするけど、自由すぎるのってそれはまた不自由だったりする。
それよりも、「俺はストーンズのロックしかできないぜ!」って楽曲を作った方がいい曲ができたりするんだから困ったもんだ。
これでイイと思ったところで成長は止まっちゃう。
それでも新しいものに挑戦していく姿はステージでも輝いて見えるんじゃないか。
こちらからは以上です。

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