ドラマー質問あるある。
「ドラムって手足バラバラに動かせなきゃいけないんでしょ?」
「ドラムやってるってことはリズム感あるんでしょ?」
アマチュアドラマーの自分がお答えします。
半分正解、半分不正解
バラバラの定義が難しいのだけれど、後で書く通り基本的には手足が関連している。
右手と左手で交互に叩くことでリズムを作り出すことを考えると、バラバラに動いているけれど、楽譜にすると音符が続いているだけなのです。
↓が違う箇所を4回ずつ右手左手交互に叩いたのを楽譜にしたイメージ。
これだと足を使っていないので、イメージと違うかもしれないが、こういう瞬間が曲の中で何度も発生しているのだ。
両手両足は関連している
例えば、良く使われる8ビートというリズムがある。
その例が下の図だ。
これを体に割り当てて叩いている。
右手:上の×
左手:真ん中の段の音符●
右足:一番下の段の音符●
左足:????
楽譜は左から右に読むので、時間の流れも左から右へ流れる。
なので、一番最初に叩くのは右手と右足が同時。
そして、2つ目は右手だけ。
3つ目は右手と左手が同時。
4つ目は右手と右足が同時……
といった具合に8ビートはできている。
つまり、何かと何か(右手と右足や右手と左手等)が一緒になるタイミングがあるのだ。
そして、何かだけのタイミングがある(右手だけ等)。
全体としては8分音符で右から左に流れている。
そう、リズムが一連の流れになっているのである。
当然、これが全てではないが、解体してみると案外難しくないのである。
※ちなみに左足は右手で叩いているハイハットというシンバルを合わせたものを閉じておくという役目がある。
リズム感って何?
上記のように正確に音符を刻むことをリズム感というなら、リズム感はドラム必須である。
しかし、リズムを正確に刻む練習すれば早い・遅いがあれどある程度できるようになる。
メトロノームに合わせて練習するのはそのためだ。
基準となるリズムに合わせるのがどの楽器にも差しあたって必要な技術(テクニック)である。
そうではなく、バンド等で他の楽器と合わせる事を指しているにしても、結局のところ合わせるのがメトロノームではなくて他の音になるだけなのであまり変わらない。
飲み込みが早い・遅いをリズム感がある・ないだとしたら、それが才能になるのかもしれないが。
結論
可能な限り正確に答えると、手足バラバラに動かせなくても叩ける曲はいっぱいあるし、リズム感はあった方が良いドラマーなる。でも、リズム感がなくても大丈夫。
ただ、誰もバンドを組んでくれないだけ。
自分一人でドラムを叩いて楽しめばいい。
楽器は難しいものという一般的なイメージがあるけれど、実はちゃんとした段階を踏めばあまり才能に関係なく楽器を使って音楽が楽しめるようになる。
その為の練習は大変だから、定期的に習うのも良い。
いずれにしても、楽器は好き嫌いせずやってみることをおススメする。
その先には新しい世界が待っているから。
こちらからは以上です。

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