今年もあと1か月を切った。
上半期はいい音楽にたくさん出会えた。
ちょっとアルバム編は選ぶのが難航しているので、下半期に自分がパワープレイした曲たちを紹介する。
1曲1曲はいい曲なのだが、ジャンルにある程度幅があるのでちょっと酔うかも。
さあ、いってみよう!
1.サンボマスター『時間をとめるラブソング』
フジテレビ系ドラマ『ブスと野獣』の主題歌だったこの曲。
おお!サンボマスターの新曲か!?と思いきや、既発だった。
言葉はいらない、ちょっとだけ聴いてみな。
イントロからいきなり「パンクロックだ」だと!山口節大爆発!
しかも、歌詞になっていない部分。
このロックの初期衝動を表現してくれるサンボマスターの凄さを感じずにはいられない。
歌詞は山口流のクサさ全開なのに、何だかクセになってしまう。
それもこれもこの曲の持つ熱さで、良さなんだと思う。
2.Carly Rae Jepsen『I Really Like You』
LINE MUSICのCMで使われていて、メチャメチャ流れまくってたこの曲。
なんといっても、サビがキャッチーさ満点。
しかも、「アンタのことがホントホントニホントニホントニホントニホントニホントニ好き」だなんて言ってるんだもの。
心奪われちゃうわけだ。
この曲、PVもイケてるのさ。
名俳優トム・ハンクスが出演していて、いい感じで口パクしてくれている。
こういう口パクならありでしょ?
メイキングもあって、1曲で何度もおいしい。
カーリーの勢いはまだまだ止まらなさそう。
3.Against The Current『Paralyzed』
このバンドはどこで出会ったんだっけな....
確か、 旬な女性ヴォーカルがいるとかの記事をネットで見つけたとかそんなんだったような気がする。
ヴォーカルのクリッシー・コスタンザは見た目が注目されがちだけど、歌もいい感じ。
サビのガナり方はHalestormのリジー・ヘイル姉さんっぽくてカッコいい。
※Halestormのリジー・ヘイルをもう少し知りたい方はこちら
別にメタルバンドではないし、普通のロックバンド。
でも、キャッチーなメロディと極太なサウンドを生み出す限りは聴き続ける予定。
これであんまりオルタナティブな方向に行ったり、パンク色が強くなったりすると売れなくなりそうだからやめてほしい。
4.安田 レイ『あしたいろ』
TBS火曜ドラマ「結婚式の前日に」主題歌。
CMとかドラマは短い時間でいかに印象付けられるかが大事なので、キャッチーになる傾向がある。
だからこそ、耳に残りやすい。
またお話しの終盤のいいところでこの曲が流れるんだ、これが!
ほぼイメージ操作されている状態。
曲の歌詞は明日に向けて良いイメージを持てそうな感じがする。
夜にダークサイドに落ちそうになる前にこの曲を聴いたらいいかもね。
正直、安田レイのことはほとんど知らなかった。
調べてみると2013年にデビューして、そこそこタイアップがあったみたい。
歌の感じは好き。
ただ、これ以上福原美穂のように暑苦しく歌われると個人的にはアウト。
あんまりイキって歌わないようにして欲しい。
5.SiM『KiLLiNG ME』
この曲自体は2011年に発表されていて、決して新しいものではない。
でも、自分が出会ったのは今年の下半期ということでエントリー。
SiMがカッコいいのは知ってたけど、曲は持ってなくてちゃんと聴いてなかった。
このへヴィなノリとレゲエのリズムで頭の中グチャグチャにされた。
特にこの曲はへヴィさが前に出ている曲なんだよなー。
へヴィだけど、ノリがタイトなところがカッコよさの要因だと思う。
この曲以外にもレゲエのリズムを取り入れたものなんかもあって、曲のパターンは多様で全然飽きない。
だけど、MAHのヴォーカルは好き嫌いが分かれそう。
デス声が受け入れられない人は無理だろうな。
6.TOKIO『東京ドライブ』
「スズキ ソリオ バンディット」のCMでお馴染み。
ディストーションの利いたギターとホーンセクションの絡みといい、ファンキーなハードロック。
イントロを聴く分にはTOKIOの曲だなんて分からない完成度。
ギター・ベースが16分で動いて、ドラムは8分音符より大きく刻んでいるのが特徴かな。
もうイメージはExtremeの「Pornograffitti」に収録されていても分からないかも。
さらに作詞作曲が長瀬だっていうんだから、驚きを隠せない。
別にTOKIOやジャニーズをバカにするわけではないのだけど、ジャニーズにロックを求めていない。
だけど、やってみると案外カッコよく仕上がるのは、ジャニーズの楽曲は一流の作詞家・作曲家・アレンジャーがついているから。プロの仕事なわけだ。
それ以外にもTOKIOのバンドとしての価値は2014年のSUMMER SONICで証明済だと思っている。
農家だったり島を開拓したりして、その面ばかりイジられるTOKIOだけど、実は音楽をやるとカッコいいこともできるんだよと証明してくれた。
7.DAOKO『ShibuyaK』
正直、これ系の音楽はあまり聴かないのだけど、たまたま見た深夜番組でこの曲が流れていて一発で覚えた。
サビのキャッチーさといったらない。
分かりやすい(聴き取りやすい)歌詞なのもある。
別に渋谷にも109にも何の思い入れもないし、東京に何の良さも個人的には感じてはいないんだけど、この曲には惹きつけられる。
サウンドもあまりへヴィさを押し出さないけど、打ち込みのリズムはまあまあ凝ったことはしてある。
それ以外は近年のEDMに比べるとサウンドにアクがない。
サラっと聞き流す音楽にピッタリなんだけど、そんな聞き方をしていたらパワープレイしてしまったのだ。
8.Suck a Stew Dry『誰にでも当てはまる良くできた言葉で君を好きだと言っても』
久々にジャケ買いしてしまった本作。
だって、ズルくない?温水さんはズルいって。
ファンモン商法(有名人をジャケットに使う)の一つだと思っている。
本題の曲自体はアッサリしたバンドサウンド。
ヴォーカルの声もアッサリ。
歌詞は少し熱いことを言ってそうなんだけど、アッサリ。
個人的には下半期のアッサリ楽曲大賞。
PVで温水さんが歌ってるのもズルい。
もう、笑ってはいけないPVだとしか思えない。
9.清水翔太『花束のかわりにメロディーを』
ロックを聴くことが多い自分だけど、清水翔太の歌の上手さはデビュー当時から気付いていた。
加藤ミリヤと絡んでるイメージしかなかったんだけど、その呪縛から解き放たれて発表した新曲は心穏やかにしてくれる曲だった。
PVがピアノを弾きながらってのもいいし、バックがうるさくない方が清水翔太の歌の良さが伝わる。
あとはもう少し年を重ねて、坊ちゃん感がなくなってくれれば平井堅を超えられる逸材だと思っている。
10.レキシ『SHIKIBU feat. 阿波の踊り子』
レキシはズルい。
池ちゃんの才能がいつも大爆発しているから、本当に驚かされる。
しかも、その才能が力みまくって絞り出した汗と涙の結晶とかではなくて、もっとサラっといい曲を提供してくれる。
いつもキャッチーで、歌詞のテーマの目の付け所が違う。
今回はチャットモンチーとのコラボで、PVでは八嶋智人とコラボ。
これだけいろんな人とコラボしていい音楽を作り続けているアーティストって少ないんじゃないだろうか。
それにしても、ジャケットの池ちゃんのブサイクさが半端ない。
別にそこを売りにしているわけでもなんでもないんだろうけど、いつも酷い。
いや、disってるわけじゃないのよ。
ただ、いつも酷いなと思って笑ってしまうってだけ。
今度はレキシについて書いてみたくなった。
そして、書いてしまいました。
11.桐谷健太『海の声』
最後の1曲はauのCMで流れまくっていたこの曲!
スゲーいい曲なのね。
何がいいのかっていうと、歌詞とメロディが一緒に入ってくるの。
これ、音楽のキャッチーさとしては当たり前のことなんだけど、これができる曲がいかに少ないかは実感があるんじゃないか?
だって、初めて聴いたにも関わらず口ずさめる曲なんてそうそう無いじゃない。
桐谷健太の歌も適度に暑苦しくてGood。
でも別に他の曲を聴きたくなる歌声ではない。
そして、もう一つ。
このauのCM自体が面白いんだよね。
桃太郎も浦島太郎も金太郎も、自分の子供の頃から知っているお話しに出てくる主人公でそれぞれのキャラを生かしつつ、いろんな視点でいろんな物語があるもんだから次のCMが楽しみになっちゃう。
あとは、この曲の作曲がBEGINだと知って納得した。
この南国感はBEGINの得意分野だもんね。
楽曲の安定感にCMのイメージも重なって良さが増している。相乗効果ってやつだ。
最後に
下半期もいい音楽に出会った。
やっぱり、曲単位だとどうしてもTVやCMで耳に残った曲が多くなってしまう。
洋楽の曲が少ないのもそのせいなのか、下半期は邦楽を多めに聴いていた気がする。
音楽は自分の中に何か残してくれないと忘れてしまう。
忘れられない音楽なんてそんなにたくさん出会えるものじゃない。
だからこそ、大事にしていきたい。
次回は2015年下半期に自分がパワープレイしたアルバムを紹介予定!
乞うご期待!
こちらからは以上です。
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