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雑談の面白さとしての「すべらない話」と「にけつ!!」

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自分は元営業で、現在はプログラマー兼SEとして仕事をしている。その中で、「プログラマーやSEらしくないね」なんて言われることもある。これは多分、営業時代に身についた事前に話の流れを決めていたり、そこそこ話に反応できるようになっているからなんじゃないかなと思っている。

特に話の流れ(展開)があって、オチ(伝えたいこと)があるということが聞いていて、反応しやすいというのがあるだろうなと思っている。そう、聞く側は単純に話を楽しんでも良いし、突っ込みにまわってもいい。自分のスタンスで楽しむことができるお話なら、これはアリだ。特に突っ込みから話が広がることは楽しい場になると思っている。

 

自分が面白いお話をしようと思う時、思い浮かべるのは「すべらない話」と「にけつ!!」の2つの番組。「すべらない話」に「にけつ!!」に出演しているケンドーコバヤシと千原ジュニアが出演している回もあるので、「すべらない話」は十分条件に当たる。だけど、放送回数からすると、「にけつ!!」は同じレベルで面白い話をケンコバもジュニアもしているので、「すべらない話」に乗らない二軍以下の話をしているということかもしれない。それでも面白いのだから、2人はバケモノだと思う。

 

彼らの話の面白さは「話題」、「話の展開」、「オチ」の3要素でできている。

つまり、「話題」×「話の展開」×「オチ」で面白さができていると言っても過言ではない。

 

「話題」はにけつ!!でいうとずっと下に表示されている何の話か?ということだ。「話題」はとても普通で誰もが経験したことがあることから、そこに注目するの?と思うくらいニッチなものまである。他人の注目を集める意味ではどちらでもいいのだ。ただ、普通の話題を挙げたからには、面白い展開やオチが必要だし、ニッチなネタなら、分かりやすい展開とオチが必要となる。例えば、「ある時行った居酒屋の隣にいた客の話」なんてのは、よくある話で客の個性だよりになる。だが、ジュニアの話す「千原せいじが外国で起こった話」なんてのは、そうそう普通の話だとは思えない。どちらが良い・悪いということではなくて、スタート地点も向かう方向も違うはずだ。

 

「話の展開」は普通に考えてそういう方向に行くよねとか、想像できる範囲のものと、あまりにも個別過ぎてそういうことになっちゃうの!みたいなことだ。例えば、話題が「居酒屋に行った隣の客」で、とにかくウザいことを言っていたり、部下にセクハラしまくりなんてのはまあまあ考えられなくもない話だ。だが、話題が「千原せいじが外国で起こった話」で「村長と仲良くなって一番偉くなってしまった」という展開だとオリジナリティを進められる。

 

最後が「オチ」である。これがいつも大事なのだ。ある程度パターンがあるのかもしれないけど、自分にはまだそこまでいってない。

 

トレーニングとして、自分が面白かったと思う話をなぞるようにしている。誰かがしていた話として話して、話題・展開・オチにたいして自分がどうやってもっていくかを練習するのだ。これなら、面白いと思う話ができるし、どうやって楽しい話ができているかを自分が考えながら話をできる。この、「話題」を仕事の話にして、しっかりとした展開と結論(オチ)に導けば、価値のある話になると思うのだ。

こういうネタとしての「すべらない話」と「にけつ!!」は参考になると思うのだ。

 

こちらからは以上です。

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