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Jailbreak

新しい世界の切り取り方

ルリカから思い起こされるクロノトリガーの記憶

 

先日、友達と飲んだ3次会に行きつけのバーに寄った。来店もそこそこにすぐトイレに走って、席に戻ったら”いつもの”が出てきた。この辺が行きつけのバーの良いところで、気楽なところだ。バーテンさんは男性も女性もいて、いわゆる白シャツにジレとスラックス。雰囲気もイメージ通りのバー。そういうところも気に入っている。

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一応、自分たちは常連なのもあって顔を出すと、マスターがその時の新人さんを紹介してくれることがある。名刺を渡してくれて自己紹介。今回の新人さんは女性でまだまだ若かった。マスターからこの漢字読めます?なんて言われて、普通に瑠理香だから「るりか」じゃないの?と普通に答えたら、よく読めましたねなんて瑠理香ちゃんから褒められたくらいにして。ちょっと話をしてみるとまだ学生さん。友達から何て呼ばれてるの?と訊いてみると、「ルッカ」って呼ばれてるんだとさ。ルッカなんだー…と思っているうちにいい時間になったので、その日はお開きにした。

 

翌日、昨日は楽しかったなーと思いながら仕事をしていてふと、ルッカってクロノ・トリガーにいなかったか?と思い出して、ヤホーで検索。あったあった、やっぱりクロノ・トリガーの主人公クロノの幼馴染のメガネっ子だ。ちなみにルッカと瑠理香ちゃんは全く似ていない。

ルッカ (クロノ・トリガー) - Wikipedia

クロノ・トリガーは小学生の頃スーパーファミコン版で楽しんだ。当時はそんなによくわかっていなかったけれど、ウィキペディアを読み進めていくとこんな意味があったんだ!とかこれってこういうことだったんだ!みたいな再発見があって、全キャラクターの説明を読んでかなり満足した。子供の頃はジブリ作品の意味とかよく分からず好きだったけれど、ある程度年を重ねて意味が分かるとさらに感動するみたいな感覚と同じだ。戦闘システムとかシナリオが好きだったし、キャラクターデザインが鳥山明だから余計にハマったのはいい思い出。(ちなみに、自分はFFよりもドラクエ派なのは絵が主な理由。)

キャラクターもシナリオも絵も100点満点で自分にとっての最高傑作がクロノ・トリガーだったななんてことまで考えた。

 

たまにクロノ・トリガーのことを思い出すタイミングってのが自分にはある。クロノトリガーの中世ワールドマップを移動する際に流れる「風の情景」。ワクワクするでもなく暗い気持ちになるでもないが、憂いを秘めた微かな不安感と明るすぎない現実的な未来をイメージさせる、とても不思議なバランスの名曲。

この曲が自分のiPodから事あるごとに流れるのです。正確に言うと、→Pia-no-jaC←がカヴァーした「風の憧憬」が流れてくることがある。充電がなくなったり、PCにつないで曲の入れ替えをした後に何のけなしにiPodの再生ボタンを押すとこの曲が流れる。多分、アーティスト名で一番最初にくるのが→Pia-no-jaC←で、唯一iPodに入れてある「風の憧憬」がかかるのだ。

More SQ: クロノ・トリガー 風の憧憬

More SQ: クロノ・トリガー 風の憧憬

  • →Pia-no-jaC←
  • J-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

これがまた、家を出てすぐiPodを再生するもんだから、 クロノ・トリガーのマップを移動している感覚になる。気持ちがアガらず、だからといってサガりもしない、とても冷静な感覚を心に宿してくれる。やっぱり、家を出てどこかに行くときはちょっと肩に力が入りやすいし、ワクワクし過ぎて自分の不注意で交通事故にあったりなんかしたら元も子もない。ま、→Pia-no-jaC←のカヴァーヴァージョンは途中でアップテンポになるから、その前まで聴いて飛ばしちゃうんだけど。

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クロノ・トリガーのシナリオ自体はいつも幸せなことばかりではないし、むしろ悲しいことの方が多いのだけど、どうしてか楽しかった・良かった記憶になっている。何だろうな、またイチからクロノ・トリガーをプレイできたら、きっと今までなかった発見がありそうな気がしてならない。子供の頃でも、同じRPGを数か月か数年後にやり直してみると楽しくて、ぼんやりと覚えていたことが目の前で明確になったことがあって、ゲームは時間がさらに楽しみを与えてくれる二毛作的な遊び方もあったなーなんて。時代を超えて、世代を超えて楽しめるゲームも素晴らしいのだが、自分の中にある名作って何度も遊べたゲームだったんだなってことが分かったから、これでよかったことにする。

きっとこんな話をほぼ同世代のマスターと話しながら夜は更けていく日が近々あるんじゃないかと思って、また行きつけのバーに顔を出すのを楽しみにしている。

 

こちらからは以上です。

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