Jailbreak

新しい世界の切り取り方

2024年上半期にパワープレイした曲6曲

2024年上半期によく聴いた曲をまとめていく。

アルバム編はこちら。

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今回はバラード多め。

Thunder「You Still Need a Friend」

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ドンズバ欲しいと思った楽曲

『Giving The Game Away』収録。

Thunderの楽曲はチェックする対象にしている。

元々、ギターのLuke Morleyのソロ作品『El Gringo Retro』を手に取っていて、1本記事を書ける程度には自分にとって大事な作品である。

dankantakeshi.hatenablog.com

そこから、ヴォーカルのDanny BowesとのBowes & Morleyもチェックし、Thunderに行きついている。

そのため、Thunderに対してもRockな雰囲気よりは、肩の力が抜けた歌モノが聴きたい。

そんな期待値なので、この曲がちょうどよかった。

『El Gringo Retro』に収録されていても、おかしくないくらいの雰囲気とアレンジ。

求めているものが割とそのまま聴ける作品だったので、必然的によく聴いた。

 

Rival Sons「Mosaic」

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オーガニックなバラード

アルバム『LIGHTBRINGER』収録。

Rival Sonsも毎回チェックする対象のバンド。

明るいロックとは異なるちょっと土臭さと、変に最新の音楽を狙っていないオーガニックな雰囲気が好きなバンドである。

そんな彼らの『LIGHTBRINGER』を改めてちぇっくして、この曲が気に入った。

 

基本はヴォーカル、ギター、ベース、ドラムで構成されていて、裏に薄くキーボードが鳴っているくらいで、とてもソリッドなサウンド。

それでいて、ギターのモジュレーションの妙にピーキーさが出てくるタイミングなんかも味があって、ただのアルペジオで埋めているロックバラードより面白い。

歌詞の内容としても、欠けた二人がちょうど合うみたいな話で、解釈の余地もあっていい感じ。

 

Scott Stapp「Purpose for Pain」

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これぞモダンヘヴィ

Creedがめちゃくちゃ好きだったかといわれると、そうでもない。

でも、Alter Bridgeは好きだし、Scott Stappの歌声も好きである。

そこで、『The Space Between The Shadows』を聴いてみた。

Creedの曲もきっとMark Tremontiが書いていて、その辺がAlter Bridgeにも色濃く出ている。

もちろん、Mark Tremontiのソロを聴くと、そのテイストがすごくよくわかる。

 

一方、Scott Stappのソロは、もう少し違う感じのオルタナティブロック。

ヘヴィさやメロディアスさはCreedとあまり変わらないのだけど、音使いや雰囲気が違う。

そういう違いを楽しみつつ、いい感じでまとまっているのがこの「Purpose for Pain」だった。

基本がソリッドなバンドサウンドで、ちょいちょいシンセが顔を出すので音の幅は広い。

そんなところも相まって、ちょどよくヘヴィでいい感じで違ったのでよく聴いた。

 

Colosseum「The Kettle」

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イキりまくるドラムに注目

近年のドラムはビートの安定感やグルーヴはもちろんのこと、手数の多さが大事な要素になっている。

一方で、楽曲に寄り添わないオレオレな感じのドラムは、カッコ悪いとされる。

つまり、キメどころでキッチリキメて、引くところはおとなしくしているという、メリハリのあるドラムが良いとされていると思っている。

 

この曲自体は知っていたが、ちゃんと聴いたのがこのタイミング。

ウッドストックのコンピレーションアルバムみたいなのに入っていて、色々いい曲がある中で、この曲がすごかった。

前述のドラムのあるべき姿と全然違ってめちゃくちゃ攻撃的なのである。

 

自分の知っているドラマーだと、キースムーンのようなスタイルに近い。

正直やりすぎ感もありつつ、メタルのように重低音でもないし、バチバチにコンプで前に出ているサウンドでもないからこそ、成り立っている。

あとは、やれって言われてもできる気がしないレベルの手数なので、やっぱりすごい。

 

そんな気持ちが渦巻きながら、違和感とカッコよさと古臭さが入り乱れて、逆に新鮮に感じて何度も聴いてしまう。

 

ayutthaya「月とカラス」

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思い浮かんだのはスピッツ

スピッツにどんなイメージを持っているだろうか。

個人的には、「ギターのアルペジオ」、「ロックな音と太いビートのドラム」、「透き通った歌声」である。

そう思って聴いてみると、ちょっとドラムのハイハットがうるさいくらいで、イントロから概ねスピッツスタイル。

ヴォーカルが女性で、あんまり張り上げるスタイルではないから、余計にスピッツを感じる。

テンポがあまり早くないし、浮遊感もあるので不思議な雰囲気もある。

 

と、スピッツを連発しているのだが、別にayutthayaにオリジナリティが無いということではない。

ただ、わかりやすく表現するとするなら、スピッツというだけで悪しからず。

 

St. Paul Peterson「Song for Julie (Forever I'll Love You)」

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イントロのフレットレスベースのような音が最高のバラード

一目ぼれなんて言葉があるように、イントロ一発で好きーってなる曲がある。

それがまさにこの曲で、イントロ2小節で恋に落ちた。

どうやら妻へ向けたラブソングのようだけど、歌詞が見つからないので、その辺が分からなくても十分に美しい曲。

 

収録されている『Break On Free』は割とファンキーな曲が多いのだが、だからこそこの曲の落ち着きが際立っている。

 

最後に

例年通りだと、アルバムに比べるとポップになる傾向がある曲編だが、今回はポップというよりは落ち着いた雰囲気の楽曲が多かった。

ちょっと忙しかったりして、疲れていたりするのもあるかもしれないし、年を取ったせいかもしれない。

その時、よく聴いてきた曲の記録でもあるので、そういうことも含めて影響を受けていくのはいいんじゃないかということにしておく。

 

こちらからは、以上です。