2022年下半期にパワープレイした曲編。
アルバム編はこちら。
例年、曲編はJ-POPが多めだが、今回はどうなるか。
- 「シグナルはいらない」GLIM SPANKY
- 「HAPPY ENDING」Demi Lovato
- 「Mysterious」Jeff Scott Soto
- 「Beggin'」Supernova Plasmajets
- 「It's Christmas All Over The World」Sheena Easton
- 「Hold High the Fleur De Lis」The Raven Age
- 「閃光」[Alexandros]
- 「Golden hour」JVKE
- 最後に
「シグナルはいらない」GLIM SPANKY
強めの声、強めのサウンド、強めの言葉
この曲はシングルでまず聴いて、その後『Into The Time Hole』でもこの曲がピカイチで輝いていて、最高だった。
松尾レミの歪んだ歌声に、ブルージーだけどパワフルなロックサウンドに、強めの歌詞というGLIM SPANKY最高のトライアングルが絡み合った楽曲である。
「HAPPY ENDING」Demi Lovato
やっぱりDemi Lovatoのヴォーカルは最高
Demi Lovatoというと映画「Camp Rock」のヒロインで、その後にいい感じのヴォーカリストとして仕上がったというイメージがある。
そんな彼女の新作『Holy Fvck』が出るというのでチェックしてみた。
全体的に悪くはないのだが、「HAPPY ENDING」がやけに耳に残った。
曲のタイトルからAvril Lavigneの「My Happy Ending」が思い浮かんだ。
Avrilの方は、結構重めの歌詞だった記憶があって、本曲も調べてみたが、なんだかやっぱりハッピーエンドじゃないっぽい歌詞。
そういうリアルな感情を歌っていく点もなかなかよかったと思う。
「Mysterious」Jeff Scott Soto
Sotoが良いのはもちろんで、Eric Martinが参加しているのが胸アツ
Sons Of ApolloやW.E.T.のヴォーカリストJeff Scott Soto。
5月にニューアルバムが発売されているのを知っていて、あえて以前の作品を漁って見たくなった。
そこで、『The Duets Collection, Vol. 1』を聴いてみた。
”The Duets Collection”というだけあって、デュエットソングばかり。
そんな中でも何も見ずに一発で歌声が分かったのが、この曲。
MR.BIGが好きな自分としてEric Martinの歌は、Mr.Vocalistよりもこういうハードロックで聴きたい。
そういうことを再認識させられた。
「Beggin'」Supernova Plasmajets
パワフルにハードロックを歌い上げる女性ヴォーカルが好き
ロックを歌って、いい感じで映える女性ヴォーカルは、結構少ない。
だからこそ、ロックを歌える女性ヴォーカルは貴重である。
Supernova Plasmajetsは、たまたまそういう女性ヴォーカルを探していて見つけたバンド。
ドイツのバンドだが、古き良き80年代のスタイルで、ポップなメロディがのっていて、非常に分かりやすい。
一応、アルバム『Now Or Never』はすべて聴いており、全体的に良かったのだが、特に
「Beggin'」が良くて、こればかり聴いていた。
ヴォーカルのJennifer Crushの上ずりそうでパワフルなハイトーンが最高。
「It's Christmas All Over The World」Sheena Easton
クリスマスソングなのは後で知った、シンプルにいい曲
Sheena Eastonのベスト盤を手に取ってみた。
特に理由はなく、ベスト盤はコスパがよいので、色々聴いてみることにしているというだけ。
色々有名な曲も入っていたようだが、その中では、この曲が好きだった。
分かりやすくクリスマスというキーワードが入っていて、聞き取れるレベルなので、クリスマスの歌なんだなくらいの認識であった。
歌詞を読んでみると、どうやらサンタクロースのことを歌っている曲だった。
鈴を上手くアレンジに入れられると、クリスマスらしさが出たりするのだが、そういう小細工はない。
普通のバラードといえば、そうなのだが、そこで楽曲の良さがあるから普通じゃないという凄さ。
個人的には、2回目のヴァースで、コーラスと変わらないレベルのハイトーンになるところが好き。
それでも、コーラスがちゃんとコーラスだと分かるのもなかなか良い。
「Hold High the Fleur De Lis」The Raven Age
アコースティックアレンジがされている気がするが、これで完成版
とりあえず音楽を聴くときは、あまり曲順を気にしない。
そのため、アルバムの中でアコースティックアレンジがされている曲を先に耳にすることがある。
そんなこともあって、これはアコースティックアレンジがされたヤツか?と思って、アルバムを全部聴いても、通常バージョンが出てこず、これが普通のバージョンだと分かった。
気持ちテンポを上げて、へヴィなギターとリズムにストリングスが居るとよいんじゃないかと思うが、これはこれで完成形。
どんどん上げがって、下がる波の様なメロディが最高。
「閃光」[Alexandros]
Youtubeのshorts、スプラトゥーンのホコ映像でよく聴いた気がする
特段[Alexandros]をチェックしていたわけではないが、よくshortsに出てくるので、部分的にはよく聴いていた。
全体が分からないと、何とも言えないなと思いつつ、全体を聴いてみると、メリハリがあっていい感じ。
何より、結構ハイテンポ(調べてみたら、208BPM)なのが、意外だった。
[Alexandros]というと、ドラムの庄村の脱退と、元BIGMAMAのリアドの加入が記憶にあった。
それからあまりちゃんと聴いていなかったのだが、「閃光」を聴く限りはなかなかいい感じでハマっているように思う。
ハイテンポな中で、8ビートをしっかり刻む姿勢であったり、手数多めだけど歌の邪魔をしないフィルインがいい感じ。
一番は、1回目のサビ前の2拍3連のスネアによるフィルイン。
これがあることで、この曲だと分かるレベルのインパクトを与えているので、キャッチーなのは確か。
「Golden hour」JVKE
一聴して美しさに心を奪われた
確かインスタで流れてきて、何て美しい曲なんだと思って、調べたのがきっかけ。
イントロがラヴェルの水の戯れを想起させるような、ピアノによるアルペジオ。
このキラキラ感がとにかく美しい。
そして、歌が入ると、ヴァースはちょっとラップ調で、驚きがある。
プレコーラスで、やっと歌が入るのだが、伸びやかで非常によい。
そして、コーラスはファイルセットを使いながら浮遊感と広がりのある歌。
この展開がいい意味で凸凹で、フックがたくさんある。
美しさがずっと続いていく、とても不思議な曲である。
最後に
今回の曲をプレイリストにしてみたので、まとめて聴きたい方は、こちらをどうぞ。
いい加減SNSやYouTubeといった動画の影響がモロに出始めたと思う。
とはいえ、今まで通りソリッドでキャッチーな音楽が好きなのは変わらなかった。
今年も良い音楽に出会っていきたいと思う。
こちらからは、以上です。
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