Jailbreak

新しい世界の切り取り方

2023年下半期にパワープレイしたアルバム 5枚

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2023年の下半期によく聴いたアルバムをまとめる。

なお、必ずしも2023年に発表されたアルバムとは限らないので、悪しからず。

2023年上半期はこんな感じであった。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

今回も洋楽が多めなのは、ご愛嬌。

 

 

『Mammoth Ⅱ』 Mammoth WVH

Mammoth II

01. Right?
02. Like A Pastime
03. Another Celebration At The End Of The World
04. Miles Above Me
05. Take A Bow
06. Optimist
07. I’m Alright
08. Erase Me
09. Waiting
10. Better Than You

 

期待通りだったし、前作の延長線上に本作がある

 

Wolfgang Van HalenのソロプロジェクトMammoth WVHの2ndアルバム。

前作『Mammoth WVH』は2021年下半期にパワープレイしたアルバムに選んでいる。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

発売前から期待していて、実際に聴いてみても、自分の期待は裏切られなかった。

1曲目の「Right?」から各楽器のアタックと音圧に心躍った。

相変わらずWolfgangのハイトーンも気持ちよいし、やっぱりいいメロディセンスをしている。

「Like a Pastime」では、レッチリの「Parallel Universe」をテンポアップしたかのような、16分音符で刻むギター・ベースの単音とドラムのビートが印象的だった。

かと思いきや、「Waiting」ではテクニックを控えめにして、ちょっとセンチメンタルに歌い上げることもある。

全体的に、ギター・ベース・ドラムがぶつかり合うバンドが前提とした楽曲になっていて、リフが利いているので、コードの弾き語りとはまた違うものになっている。

その辺が、父親Eddieのバンドサウンドの影響なのか、本人の好みなのかはわからないが、とても上手なのは確か。

 

1点心残りなのは、前作の「Mammoth」ほどの珠玉の1曲のような曲に出会えなかったこと。

前作は1stアルバムなので、出来が良いのは確かなので、3rdアルバムにさらに期待することにする。

今回のアルバムの中で、敢えて挙げるなら「Waiting」が一番好きで、何回も聴いていると珠玉の1曲になりそうな雰囲気。

 

 

『All the Way』Kraemer

All The Way

01. Moment For Me
02. All The Way
03. The King Will Come
04. Eat Your Heart Out
05. Tonight
06. Take Me Back To
07. How Can I Survive
08. Cold Spell
09. Loving A Stranger
10. I'm In Love Again
11. Forever

 

年に数枚出会う、高品質王道ハードロック

 

フィンランドのプログレメタルバンドであるSIMULACRUMのヴォーカル、Erik Kraemerのソロプロジェクト。

SIMULACRUMでは、もっとややこしくて長いがカッコイイメタルをやっているのに、歌をフューチャーするだけで、こんなにも王道な作品になるとは恐れ入った。

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伸びのある歌声でサビで思った音域の一つ上まで歌う凄さと、それが音楽の表現としてしっかりと効いてくるのがとてもよい。

シンセを使ったハードロックなので、Deep Purpleっぽさはないが、ポップさもあって、とても聴きやすい。

これ系のハードロックは毎回出会うが、今回もその類だったと思う。

 

『BiSH THE BEST』BiSH

BiSH THE BEST(CD盤)(AL2枚組)

Disc1
01 オーケストラ ’23
02 プロミスザスター ’23
03 スパーク ’23
04 BiSH-星が瞬く夜に- ’23
05 サラバかな ’23
06 beautifulさ ’23
07 ヒーローワナビー
08 Nothing.
09 co
10 My distinction
11 My landscape
12 MOON CHiLDREN
13 Primitive
14 stereo future
15 FOR HiM

Disc2
01 Story Brighter
02 HiDE the BLUE
03 CAN YOU??
04 二人なら
05 BUDOKANかもしくはTAMANEGI
06 PAiNT it BLACK
07 SEE YOU
08 リズム
09 I am me.
10 デパーチャーズ
11 LETTERS
12 NON TiE-UP
13 優しいPAiN
14 本当本気
15 スーパーヒーローミュージック
16 JAM

 

改めて、その良さを認識する

ベスト盤を挙げることは、基本的にはしないのだが、本作はBiSHの最後の作品であるのと、再録がかなりよかったので、あえて入れたい。

 

「 オーケストラ 」、「プロミスザスター」なんかは、割と好きでよく聴いてきた。

長年ライブで歌い続けてきた曲は、アーティストも歌い方を変えたりアレンジをかえてみたりと、変化がある。

そういう意味で、新しいバージョンの好きな曲を聴くのは新鮮でよい。

一方で、歌い方に関しては、サウンドプロデューサーの松隈ケンタのディレクションが効いていて、よりロックに聴かせるようにしている。

再録は、この辺のディレクションが外れて、個人的に残念だなと思う状態になっていることもある。

特にアイナが個性を出せば出すほど、ディレクションが外れるので、結局自分が良いなと思っているものとは異なる状態になってしまう。

それはそれとして、別バージョンとして楽しむことにしている。

 

今まであまり気にしていなかったが、「My landscape」や「Primitive」を掘り起こせたことは大きい。

アルバムはすべて持っているが、隅々まで聴いているかというと、そうではない。

そのため、いい曲が認識できず、眠いっていることがある。

こういう経験こそが、Best盤を聴く価値の一つだと思う。

 

『Power to Play』McFly

Power To Play

01. Where Did All The Guitars Go?
02. Land Of The Bees
03. Forever's Not Enough
04. God Of Rock & Roll
05. I'm Fine
06. Taking Back Tonight
07. Honey I'm Home
08. Route 55
09. Crash
10. Make It Out Alive
11. Shine On

 

ポップロック最高!

イングランド出身のポップロックバンド、McFly。

2023年発売の本作は、とにかくポップで、バランスがよい。

たまたま耳にしたのが、「Forever's Not Enough 」だった。

www.youtube.com

 

少しアップテンポで、ギターロックに寄りすぎないようにシンセも綺麗に入っている。

コーラスもキャッチーで、一度聞けば口ずさめる。

ちょっと2000年代に流行ったメロコアあたりを思い出して、懐かしい気持ちになりつつ、新しさも感じる。

 

このアルバムは全体的にバンドサウンドでできていて、メンバー4人で演奏できるようになっている。

そのうえで、シンセをうまく使ってポップサウンドに仕上げつつ、コード進行もメロディに合わせてメロディアス。

そこにTom Fletcherのちょっと青さを感じるハスキーボイス。

「Honey I'm Home」ではパワーバラードも歌える。

なんともいい気持ちで聴くことができるアルバムである。

 

『IV』Marvelous 3

01. My Old School Metal Heart
02. Kill A Motherfucker That Breaks Your Heart
03. Growing All My Hair Out
04. If We’re On Fire (Let It Burn)
05. PTSD (Post Touring Singer’s Depression)
06. Jackie and Tina
07. The Devil Made The World While God Was Sleeping
08. Time To Let It Go
09. She Sheila
10. Curtains

 

このアルバムで再会できることを心待ちにしていたよ!

Marvelous 3のアルバム「IV」は、自分にとってまさに音楽の至宝と言える存在である。

これまでも「Hey! Album」と「ReadySexGo」には心を奪われ、ずっと聴き続けてきた。

だからこそ、新たなアルバムがリリースされるという知らせは、何よりも嬉しい出来事であり、期待に胸を膨らませた。

Marvelous 3との初めての出会いから、既に20年以上が経過している。
再び彼らの新作と対面できることは、まるで昔の友人との再会のような感慨深さがある。

特に、Butch Walkerの独自のポップな作風が気に入っている。
彼のメロディは耳に残り、歌詞は深い感情を掻き立て、その魅力に変わらない。

今回の「IV」もその伝統を引き継ぎつつ、新たなる進化を遂げているように感じられ、ますます彼の才能に驚くばかりである。

 

「IV」は、Butch Walkerのポップな作風が色濃く表れた素晴らしい作品となっています。アルバム全体が前向きでエネルギッシュな雰囲気に包まれ、耳に心地よいサウンドが広がっている。

20年以上という歳月が経ってもなお、Marvelous 3の音楽は私にとって欠かせないものとなっています。これからも彼らの音楽の旅に同行し、新たなる冒険と感動が生まれるだろう。

 

最後に

音楽の聴き方が変わって、Spotifyに足を突っ込むよになってから、アルバムとして音楽を聴く機会が減っている。

その分、尖った1曲に出会いやすくはなっている。

その辺のバランスをうまくとっていきながら、2024年も新しいアルバムに出会いたい。

 

こちらからは、以上です。

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