ラジオ番組のJET STREAMをご存じだろうか。
JET STREAM ミスターロンリー 城達也 - YouTube
毎週月～金曜日24:00からTOKYO FM系で放送中である。
何故このような番組を紹介したいかというと、JET STREAMは自分が音楽（主に洋楽）に対する興味と出会いを与えてくれたからである。
ラジオを聴く習慣
自分は自分の部屋が割り当たっていて、その部屋は居間の上の階にあった。
テレビは居間と弟と祖母の部屋についていたのだが、自分の部屋には不思議テレビがなかった。
それで特に不便をした記憶もなく、快適に過ごしていた。
そんな自分が初めてコンポを買ったのは小学校5年生の時。
周りの友達も初売りでコンポを手に入れ始めたころで自分もそれに便乗した形である。
お年玉を親に交渉してコンポ用に工面（多分全部で6万円くらい）して、親父に車で電器屋に行って買った記憶がある。
その時買ったコンポはパイオニアの25枚+1枚のCDチェンジャーがついたものだった。
周りがせいぜい3枚チェンジャーだったのに、自分は25枚+1という優越感に浸っていたのは言うまでもない。
そして、高校生になるまでその25枚全部が埋まることはなかった。
そうやって手に入れたコンポだったので、毎日何かを聴きたかった。
友達からCDを借りてMDにダビングしたりして、曲は増えていった。
コンポのおかげで音楽を聴く機会が格段に増えたのだ。
その一方でラジオも聴くようになった。
その時AMラジオはちょっと音が悪い気がして、FMラジオばかり聴いていた。
また、FMラジオはCDとそんなに変わらない音質に聴こえたため、そのままMDに録音することもあった。
そうやってテレビのない部屋でラジオを聴くのが自分の日常になった。
自分が聴き始めたころのJET STREAM
自分がラジオを聴いていたころは平日月～金がやまだひさしのラジアンリミテッドが22時からやっていて、その流れで森田真奈美さんのJET STREAMが24時から始まっていた。
ほぼこの時間にはラジオを聴きながら寝ている状態だった。
寝ているときにちょうど良いBGMとなるイージーリスニングがかかるのが特徴で、なんとも心地よく寝られる。
この習慣は今も続いていて、無音でも寝られるのだが30分のスリープタイマーをかけてラジオを聴きながら寝ることにしている。
途中に外国の小話が（現在だと2回）あるのだが、これがまた面白い。
全然興味がなかった外国の文化や流行りの話が入ってくるので、夢か！？と思ったら半分寝ていてその話が聞こえていたなんてこともある。
出会いの肝「サウンド・グラフィティ」
ナレーターが伊武雅刀に変わった頃からだろうか、24時20分過ぎに「サウンドグラフティ」というコーナーができたのだ。
このコーナーが自分と音楽との出会いを一気に増やしてくれた。
サンドグラフティでは旬な音楽が10分ほどの枠で紹介される。
ある時は来日公演があるアーティストの最新楽曲とともに過去の名曲と混ぜて3曲を5日間紹介したり（例えばポール・マッカートニー特集）、または「冬を感じさせてくれ宇バラード」とか「ピアノが美しい曲」とかそんなレベルでのまとめを披露してくれる。
このコーナーで出会ったのは、いいアーティストばかり。
ちょっと古めなのは、ご愛敬。
Bryan Adams / (Everything I Do) I Do It For You
bryan adams everything i do lyrics - YouTube
The Police / Every Breath You Take
The Police - Every Breath You Take - YouTube
Eagles / Hotel California
こんな名曲と出会い、気になった曲はオフィシャルHPやラジオのオンエアリストを調べてアーティスト名と曲名を知るのだ。
半分寝かかっている状態で気になる曲なのだから、相当キャッチーじゃないと調べようという意識が働かない。
最後に
JET STREAMは特に曲を探そうとして聴いているわけではなく、あくまで習慣。
だから、ほとんどを聞流すし、なんとなく気持ちよく眠れるルーティーンになっているだけである。
JET STREAMはいい音楽を流し続けてくれている。
何故JET STREAMを聴くのか？と訊かれると、いつも平日の24時にラジオをつけるとJET STREAMが流れているからである。
今、ラジオはラジオの電波が受信できなくても複数の方法でラジオを聴くことができる。
radicoやどこでもFMというアプリを使う方法や、Podcastsで聴くこともできる。
ラジオを聴くと、普段聴かない音楽が聴こえてくる。
テレビと違って、映像がないから何かをしながら聴くこともできる。
ラジオ番組に投稿すれば、そのメッセージが読まれたりして、ラジオは双方向のものだと気づく。（それはまた別の時に語ろうと思う）
情報との新しい出会いはテレビだけじゃない。
テレビを消して、ラジオを聴いてみないか。
こちらからは以上です。
JET STREAM Music Around The World
- アーティスト: オムニバス
- 出版社/メーカー: TOKYO FM
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