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新しい世界の切り取り方

プログラミングができるようになるまで その4

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やっとJavaが分かってきて、書けるようになってきた自分。

そんな中、個性豊かなメンバーと課題として1つのプログラムを作ることになったのが、前回まで。

 

 

 

登場人物

 

・元々プログラマーで技術力はあるが、コミュ力がちょっと足りないオッサン(以下、オッサン)

・言語がよくわかっているんだかわかんない年下の兄ちゃん(以下、兄ちゃん)

・ネットの住人でコミュ力ゼロのオタク君(以下、オタク君)

・元営業マンで社会人能力だけはある自分

 

作業を進めていくと、事件が次々と勃発する。

 

 

共有していたプログラムが消える

 

 

 当時、Dropboxを使ってソースコード(プログラム)を共有していた。

 オッサンはゴリゴリソースを書き、自分と兄ちゃんはオッサンに書き方を訊きながら慎重に進めていた。

オタク君もとりあえず、進んでるとのことで問題視はしていなかった。

 

ある朝、PCを開いたらソースが無くなっていた!

犯人はオタク君。

当時、Dropboxはドラッグ&ドロップでファイル自体が無くなるような仕様にはなっていなかったと思うのだが、それで消してしまったという。

 

オッサン激怒。オタク君を責める責める。

自分と兄ちゃんはポカーン(@_@)

 

止めに入って、次からはやらないでねと、ルールを決めてなんとか作業を再開したのだった。

 

Dropboxのディレクトリをワークスペースにしていたわけではないので、ソースコード自体はみんな手元にあったから全てが消えたわけではなかった。

 

 

一人だけ全然進んでない

 

 

毎日昼と帰り際に現状を報告して、進捗を共有していた。

オッサンとオタク君は前の席なので何となく内容は見えるし、兄ちゃんは質問してくるし自分からも話しかけるので 大体わかっていた。

そして、自分も出来上がった画面はみんなに動かして見せていた。

 

ある程度担当しているものが出来上がり始めたので、オッサンがプログラムを繋ぎ始めたのだ。

自分と兄ちゃんはできあがったものを提出していたが、オタク君のプログラムが出てこない。

 

自分  :「そろそろまとめたいので、出来上がったプログラム出して下さい」

オタク君:「…」

オッサン:「出し方が分からない?」

オタク君:「…」

自分・オッサン・兄ちゃん「…(何か言ってくれよ)」

オタク君:「ま、なんていうかその、できてないんですけど

自分・オッサン・兄ちゃん:「!?」

オッサン:「ちゃんとできてるって言ってただろうが!!!(怒)

自分  :「まあまあ、オッサン、抑えて抑えて

オッサン:「いい加減にしろよ!!!みんなで頑張ってるのに!!!(怒

オタク君:「…」

自分  :(オッサンが怒るのはもっともだが、ここはなんとかせねば)

     「オタク君、全くできてないの?」

オタク君:「はい」

自分  :「とりあえず、自分がオタク君のサポートをするので、なんとか間に合わせましょう

オッサン:「俺は知らないからな!(怒)俺はオタクとはやりたくない!(怒怒)ソースも消したし!(怒怒怒)

自分  :(前の話を蒸し返すなよ)

     「気持ちはわかります。オッサンの言うことは間違ってないです。

      でも、今回の課題はみんなで一つの物を作り上げることです。

      みんなで作らなければ目的達成ではありません」

オッサン:「いいアプリを作りたいんだよ。自分さんだってそうだろ?」

自分  :「ええ、おっしゃる通りです。」     

 

自分は課題達成(みんなでアプリを作って完成させる)ことを目標とし、オッサンはアプリを完成させることを目標(楽しみ)としている。

 

     ~自分とオッサンが押し問答になる~

 

 

自分  :「オタク君は任せて下さい。オッサンは今までの作業で良いので。」

オッサン:「分かった。でも、今度ソース消したらもう一緒にやらないからな

!(怒)

自分  :(根に持つ人だなぁ)

      「わかりました。」

 

 

バラバラになりそうだったチーム

 

 自分が定期的にオタク君を監視して、現状を把握して進捗を管理して、不明点は明確にして行って進めることにした。

全く、どこに行っても自分の役割は変わんないなと思った。

 

このころにはAndroidのライブラリの使い方にも慣れてきたため、オッサンの言っていることも理解できてソースに落とすことができるようになっていた。

進めていくうちに、オタク君もちゃんと頑張ってついてきてくれたが、どうしようもない時は叱ることもあった。

 

自分  :「オタク君、どんな感じですか?」

オタク君:「いや~、なんていうか、その、できてなくて」

自分  :(自分の質問の仕方が悪かったな)

     「どの辺ができてない?」

オタク君:「えっと、まあ、このボタンを押したときに~」

自分  :「ん?それは前と同じ話じゃないか?やり方教えたよね?時間もタイミングもたくさんあったよね?

オタク君:「いや、まあ、その……ハイ

自分  :「あのね、オタク君、自分はオッサンと約束して自分の責任でオタク君の作業を見ているの。分かってる?

オタク君:「……」

自分  :「できないこと・わからないことは自分も同じだけど、何とかしてやろう、進めようっていう気持ちを見せてくれないと。自分はオッサンに顔向けできないんだけど」

オタク君:「……」

オッサン:「自分さんがそう言ってるんだ。何か言え」

オタク君:「スイマセン。

自分  :(オッサン、オタク君を見捨ててないな。)

     「まずは、分からないところを説明してみて」

 

     ~オタク君汗だくになって説明する~

自分  :「ふ~ん(こりゃ自分でもワカランところがあるな)

     「オッサン、この機能ってどうやるんですかね?

オッサン:「多分、こうやってこんな風に書けばできるはずだ

自分  :「だってさ?」

オタク君:「やってみます

 

 

自分の激詰めを見てか、席が隣なのもあってオッサンがオタク君を見てくれるようにもなった。

 

全然プログラミングと関係ないorz

と思いきや、この辺の調整は現場でもよくあって、こんなことばっかりw 

 

 

この後出来上がったプログラムの発表が待ち構えていた。

何とか軌道に乗ってきたが、まだまだダメなところもある。

 

結末やいかに!?

 

こちらから以上です。

 

 

 

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