Jailbreak

新しい世界の切り取り方

Dante Fox『Six String Revolver』がどうもSammy Hagar時代のVan Halenを思い出させる

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Six String Revolver

1. Firing My Heart
2. Lonely
3. Under The City Lights
4. A Matter Of Time
5. Still Remember Love
6. Lost And Lonely Heart
7. Remember My Name
8. All That I Need
9. I Can’t Sleep
10. How Do We Learn About Love
11. All That I Need (Acoustic Version)

オススメ曲→1,3,5,6


新しい音楽に新鮮さを求めるのもいいが、古い音楽に回帰した新しい音楽に妙な落ち着きや安定感を感じる音楽として、Dante Foxの『Six String Revolver』は価値がある。

最近、インターネットラジオをよく聴いていて、その中でおっ!と思える音楽が聴こえてきて、調べてみたらDante Foxというバンドだった。そして、聴いたのが「Firing My Heart」で、この曲が収録されている『Six String Revolver』というアルバムは新作ながら初期の作品をリバイバルしたものらしい。Dante Foxは1989年に活動を開始しており、初期作品は90年代のものだった。

この楽曲を聴いて思い出したのがVan Halenの「Dreams」だった。イントロの爽やかさといい、ただのお気楽ハードロックではなくちょっとメロディアスに歌心を得たSammy Hagarが加入した後のVan Halenじゃないかと。ギターとシンセが絡む感じも余計にそう思わせる。

 

明るいシンセが絡んだハードロックを聴くと、どうもTOTOやJourney辺りの産業ロックを思い浮かべてしまう。そして、 Sammy Hagar時代のVan Halenの妙な明るさがさらに重なるのだ。そういう意味では、『Six String Revolver』が懐かしい雰囲気のあるアルバムである。きっとこういう音楽を吸収して、良いと思ってリリースしているんだろう。

過去に回帰することは別に珍しくなく、ロックンロールに回帰したバンドは数知れず、LAメタルに回帰したSteel Pantherなんかもあるので、全く以前のものというよりはちょっとだけアップグレードしていたりするのでそれはそれで良かったり。まさにDante Foxはその感じがして良い。

Sue Willetsの歌声が所謂ロックっぽいしゃがれたものではなく、ちゃんと発声したパワフルな歌声なのもとても素直で良い。それは、素直なサウンドでかなりポップなロックであるからこそ。逆に素直な歌声で素直で優しいロックサンドなので、あまり個性的だとは感じない可能性もある。

 

こちらからは以上です。

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