2017/02/04 歌詞に関する記載を一部修正
2019/03/22 楽曲のリンクを修正
ちょっとだけ足が重い朝。
これから困難なことが待っていることが分かっているけど、立ち向かわなければならない時がある。
逃げても良いけれど、逃げた方がもっと大変なことになる。
そんな時に強めのメッセージで背中を叩き、奮い立たせてくれる音楽があるととても心強い。
今回は歌詞のメッセージとその歌で力を与えてくれる邦楽の曲を紹介したい。
やはり、日本語ネイティブにとっては日本語の方が伝わりやすい。
それでは行ってみよう!
目次
- 1.ウクイウタ / かりゆし58
- 2.I'LL BE / Mr.Children
- 3.SPYAIR / アイム・ア・ビリーバー
- 4.ふりぃ/阿部真央
- 5.旅人よ / 爆風スランプ
- 6.刃/THE BACK HORN
- 7.応援歌/THEイナズマ戦隊
- 8.その向こうへ/10-feet
- 9.風吹けば恋/チャットモンチー
- 10.この世の果てまで / the pillows
- 最後に
1.ウクイウタ / かりゆし58
かりゆし58は分かりやすい言葉できっと誰かへのメッセージを想定しているんだろうなと思える曲が多い。
この曲は始まりから背中を押してくれる。
こうやって言ってくれる人がいるのなら、精一杯やってみよう。
そう思える。
「飲み明かそう」ってところはお酒を覚えて、社会人になってからじゃないと分からないところかもしれない。
ひたむきさとか前向きさを失いそうな時に、もう一回振り返ってみることによって気付くことはあるはずだ。
2.I'LL BE / Mr.Children
この「I'LL BE」は7thアルバム『DISCOVERY』に収録されている「I'll be」とはちょっと違うアレンジのシングルバージョンである。
アルバムバージョンの方がゆっくりで、しっとりと歌いあげているのだけど、こっちのバージョンの方が勢いがあって良い。
サビの歌詞が最適だと思う。
生きてる証を 時代に打ち付けろ
貧弱な魂で 悪あがきしながら
何度へましたっていいさ 起死回生で毎日がレボリューション
「生きている証を時代に打ち付ける」ことは、ちゃんと今日を生きたこと・これからくる未来から逃げないことなんじゃなかいかと思っている。
だからこそ、ちゃんと行って来い!と言われている気がするのだ。
この曲は全体的に抽象的な表現で、いつも全てを語っているわけではない。
それだけに色々な解釈ができて、好き勝手に良い方にとらえればよいと思っているし、桜井さんもインタビューでそういう旨の発言をしている。
ミスチルには「終わりなき旅」や「花~Mement Mori~」なんていうポジティブなイメージをもった楽曲がいっぱいあるのだが、ともし火になった心にそっと薪をくべてくれるような曲なのでちょっと違うのかなと。
3.SPYAIR / アイム・ア・ビリーバー
SPYAIR 『アイム・ア・ビリーバー』TVアニメ『ハイキュー!! セカンドシーズン』OPテーマ
ポジティブなメッセージならSPYAIRは外せない。
ロックなサウンドと分かりやすいメッセージのあるキャッチーな楽曲は背中を押してくれる。
この曲もサビの歌詞が一番。
明日もし、上手くいかなくったって
立ち止まらない
欲しいのは 次のマイセルフ
誰かにもし、これ以上は無駄。って
ライン引かれたって
ノーサンキュー!! 越えていくから
ここはまだ途中で目指しているその先を再確認させてくれる。
目の前のことに立ち向かうことが最優先になりがちなのだけど、それよりもその先の目指すものがあるなら頑張れたり、軌道修正をしたりできる。
忙しかったり大変な時は、本当に大事なことが何だか分からなくなっている時がある。
そんな時こそ、こういう曲に喝を入れてもらって目を覚ますのだ。
4.ふりぃ/阿部真央
パワフルな歌が持ち味の阿部真央。
バラードとか曲調が落ち着くと一気に重い女の歌詞を書くのが印象的だけど、今回はアップテンポな曲なのでそんなことはない。
最後のサビ前からの歌詞がいい感じ。
明日のことは 今は忘れるさ
戻らない 今は、この瞬間を
思うままに行けよ 背中くらいは押してやるから
まさに背中を押されてしまうこのパワーにあやかりたい。
歌の魅力として女性の割には低音をしっかり歌えるので、パワフルに聴こえるのは阿部真央の強み。
当時18歳の阿部真央の内なるパワーが
5.旅人よ / 爆風スランプ
今や有名になったお笑い芸人有吉弘行がコンビ猿岩石として挑んだバラエティ番組『進め!電波少年』の「猿岩石ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」という企画のために作られた曲。
それだけにつらく長い旅を想像させる歌詞になっている。
強い風に今立ち向かってゆく 遥か彼方を目指した旅人よ
いつか再び君に出会うまでは どうかどうか笑顔を絶やさぬまま
辛い時ほどを笑顔を絶やさないように。
忘れがちなことだから、こういう曲が気付かせてくれる。
この曲はその時の企画のイメージがあったり、猿岩石が頑張っている姿が想像できると勇気づけられるかもしれない。
それにしても、もう20年も前の曲だったんだ…
6.刃/THE BACK HORN
THE BACK HORNはかなり熱量高めの曲が多いバンド。
かりゆし58は心に寄り添ってくれるが、THE BACK HORNは凄い追い風をくれる。
のっけからストレートな歌詞が飛び込んでくる。
立ち上がれ
死んでも譲れないものがある
振り向くな
後ろに道は無い 突き進め
案外「死んでも譲れない」と思えるものなら進めそうなものだけど、無意識に手を抜いてしまったり自己防衛をしていたりすることはないだろうか?
そう思うと、100%の力でぶつかってみようと思える。
THE BACK HORNもいい曲が凄く多くて、「声」「罪」「コバルトブルー」「美しい名前」なんかも好きな曲なので、また別な機会に是非とも紹介したい。
7.応援歌/THEイナズマ戦隊
2003年のTHEイナズマ戦隊の代表曲。
全体的に熱血漢なキャラで押すスタイルの音楽で、今までのどのアーティストよりも汗が似合うバンドだ。
「誰も知らない泣ける歌」なんて番組でも紹介された。
代表曲なだけあって、その熱力が半端じゃない。
オイ!! お前!! がんばれや!!
俺がそばで見ててやるから!!
もう、これ以外の言葉じゃダメなくらいの分かりやすさ。
このいろんなものをそぎ落として本当に必要なことを真っすぐに伝えてくれるのが良い時もある。
いつも考えさせられるような歌詞ばかりではなく、心にガツンとくるのは非常に助かる。
この曲自体、ヴォーカルの上中丈弥の親友がボクサーで再度リングに立つことになったときに、その親友に向けて作られた歌だ。
8.その向こうへ/10-feet
10-Feetは熱くて激しいロックを聴かせてくれるバンドだ。
ライブでのヴォーカルTAKUMAのMCが激熱なのだけど、それはまた別の話で。
この曲のサビも分かりやすく、背中を押して導いてくれる。
その向こうへ その向こうへ
君の声も その想いも
この曲も目の前のことを突っ切って、その向こう側へ目線を向けてくれる。
サウンド自体のハードさやアップテンポな曲調は重い体を前へ進めてくれる。
10-Feetは別記事でも紹介している。
9.風吹けば恋/チャットモンチー
チャットモンチーの最高に脂がのっていた頃の楽曲。
この曲のドラムを聴くとやっぱり高橋久美子の存在は大きかったんだなと思わざるを得ない。
そして、この曲の歌詞を書いたのは高橋久美子。
本題の歌詞なのだが、恋の歌なのであまり汎用的ではないかもしれない。
走り出した足が止まらない
行け! 行け! あの人のところまで
誰にも抜かれたくないんだ
風! 風! 背中を押してよ
もう既に走り出しているし、背中を押してと言われているのだ。
この「誰にも抜かれたくないんだ」の負けず嫌いな雰囲気であったり、この走っている様がイメージできるような曲調になっているのが背中を押してくれる。
チャットモンチーは3人の頃は凄く好きで、何度か記事になっている。
10.この世の果てまで / the pillows
the pillows - "この世の果てまで" (Official Video)
最後はthe pillows。
the pillowsは売れない時代がかなりあったりするので、よく音楽を続けてきたなと思うくらい大変な状況をくぐり抜けてきている。
それだけに、そんな彼らから発せられる歌詞のパワーが本当にスゴイ。
行こう
昨日までのキミを
苦しめたもの全て
この世の果てまで
投げ捨てに行こう
こんなに強い「行こう」という歌詞の意味。
決して投げやりになってはいないが、色んなものをかなぐり捨てて自分の信じた道を進む姿を見せてくれている気がする。
この曲以外にも反骨精神が表れていたりする歌詞の曲がある。
とはいえ、歌詞に出てくる「君」はこの主人公を見守っていてくれる存在で書かれている設定のものが多い気がする。
活動が長いthe pillowsは曲や歌詞の世界観がその時々で違うので、the pillowsは色々な時代を聴くのをおススメする。
この曲は去年の上半期にめちゃくちゃ聴いた曲でもある。
最後に
大事なことはあくまで背中を押してくれることであって、実際に行動するのは自分である。
いつも頑張っているなら、たまに力を抜くのは悪いことじゃない。
しかし、 本当に自分の力を出さなければならない時、自分はこういう音楽を聴いて精神統一をすることがある。
音に乗った言葉は心に届きやすい。
こんな音楽のお陰で結果が出せるなら、聴いてみてもよいのではないだろうか。
こちらからは以上です。
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