先日、ドラムへのモチベーションを維持するためにNew Eraを購入した。
キャップを被るだけでドラムが上手くなったら、みんなキャップを買うだろうがそんなわけない。
今年のドラムのテーマを”原点回帰”と決めた。ドラムを始めた頃にやっていたことを今はやっていない。もちろん、全てそのままやろうということではなく、単純にドラムの練習をしなくなっている。ある程度ドラムを練習しなくても何とかなるレベルまでドラムが染みついたからなのもあるし、安定したドラミングの範囲がそこそこ広がったからなのもある。
しかし、単純にドラムの練習時間は減っていて1つ1つのショットのタッチであったり、音量であったり、全体的なスタミナは確実に落ちている。じゃあ、それを補うために何をやっていたかというと、スタジオ練習前に30分程度基礎打ちをしていた。個人的にはスタジオに入ってから1時間~2時間ぐらいが最高に調子が良いので、アップをする価値は大いにある。
そんな具合でドラムの練習用パッドを新調しようということになった。
現在の練習環境を整理
ずっと使い続けているのはPearl TPX-6N。これの良い点・悪い点を洗い出すと次に買うもののポイントが絞れそうだと考えた。
良い点
・マッフルヘッドにより消音性が高い
・ヘッドのチューニングができて、リバウンドをある程度変化させることができる
・リムがあるので、リムショットの練習ができる
・サイズが大きすぎないので、ライブのアップ用に持っていく際にあまり邪魔にならない
悪い点
・マッフルヘッドは消耗品なので、穴が空く(フルスイングしたら穴が空く)
・意図せずリムを叩いてしまい、スゴイ音量で鳴ることがある
・太ももに付けて練習すると、距離が近すぎて練習にならない
普段は座布団4枚重ねで丁度よい高さにして叩いている。この座布団のお陰で振動はほぼ問題ないレベルに抑えられており、実質マッフルヘッドが鳴っている音だけになっている。
やはり大きなポイントとして、マッフルヘッドが消耗品であること。これによって、普段ドラムを叩くようなフルスイングでの練習ができない。本来、ドラムでフルストローク以上の肘や肩から叩く方法はあまり必要ないが、パフォーマンスのために必要だと思っていて、これがかなり体力と筋力を消耗するのだ。その意味でも、フルスイングできる環境が必要だった。もし、様々なリバウンドでの練習やフルスイングをしない練習ならこちらで練習すればよいのだ。
フルスイングの練習ができる練習パッドを!!!
ポイントは定まったので、ネットでサラっと人気のある練習パッドを見てみてから楽器屋に走った。Amazonの売れ筋ランキングだと、EVANSEの12インチのパッドやTAMAのウレタンのパッドなんかが目に入った。
楽器屋に行ってみると、EVANSEの12インチが見つかった。しかし、デカイ。12インチはスネアに置いて叩けるくらい(スネアの多くが14インチ)の大きさなのでデカイ。基礎練習をする時にできるだけ同じところを叩くように気を付けるので、あまり大きなものは必要ない。何より持ち歩きが不便。
そして、他のメーカーの練習パッドと比較して、EVANS RF6GMを買うことにした。
6インチというサイズの丁度よさと価格がポイントだった。
表面はちょっとザラっとしていて、若干弾力がある。ゴムとかウレタンの下に板があり、裏面は滑り止めとスタンド用のネジ穴がある。普通の消音パッドだ。
TPX-6と並べるとサイズ的にはちょうど同じくらい。薄さはあるが、打面の大きさはほぼ同じ。
いつも通り座布団に乗せて練習をしている。
EVANS RF6GMはPearl TPX-6と比べると、こんな違いがある。
・リバウンドが少ない(TPX-6を張りすぎ?)
・叩いたときの音が大きい
・重さは持ち歩きの気にならない程度(390gくらい)
リバウンドは少な目なので、これはこれでリバウンドを拾う練習になる。これでストーンキラーをやるのはいい基礎練習。もちろん、フルスイングもできるのだが、スティックが折れそうでほどほどにしている。
叩いたときの音量はそうでもないのだが、スティックも鳴るので全体としてまあまあの音がなる。深夜に練習さえしなければ迷惑にはならない(はず)の音量なので、今のところ問題はない。そのまま使うと叩いた振動がダイレクトに床に伝わるので、座布団必須。スタンドを付けて練習するなら振動対策は別途考えた方がいい。
あくまでスティックを使った基礎打ちの練習用なので、シングルストローク、ダブルストローク、アクセント、パラディドル…とメトロノームに合わせて練習するためのもの。フルスイングもできるが、それよりはスティックコントロールを上げるのには十分なものだ。
基礎練習だけだとつまらないので、たまにスタジオで個人練習をする。これが普段の基礎練習の励みになるし、ドラムセットを叩くことも大事。そして、バンドでのスタジオ練習だったり、ライブにつながっていくのだ。先のことをイメージしながら、今欲しいスティックコントロールを手に入れるために練習を重ねるだけだ。
こちらからは以上です。
関連記事