テンポの速いハードロックは、気分をアゲてくれる。
朝の出勤時でも、気持ちを高めてくれるし、ドライブなんかは気持ちよく運転できる。
特にリズムがハネて、シャッフルになっていると、さらにゴキゲンな感じが出て良い。
シャッフル自体がすでに変化球なのだが、それがさらにアップテンポになると剛速球の変化球になって、威力が増すこと間違いなし。
そんなアップテンポなシャッフル曲を紹介する。
目次
- KISS/「Detroit Rock City」
- Jet/「Are You Gonna Be My Girl」
- Mr. Big/「Colorado Bulldog」
- Van Halen/「Hot For Teacher」
- Gotthard/「Hole In One」
- 最後に
KISS/「Detroit Rock City」
映画化もされたマンガ「デトロイト・メタル・シティ」の元ネタにもなった、この曲。KISSが未だにライブで演奏されて、その確率は90%以上。KISSの代表曲と言っても過言ではない。
イントロのベースとギターのユニゾンリフがありつつ、ブリッジにもさらにユニゾンリフを決める、リフで押す楽曲。さらにギターソロではツインリードをキメたりと、楽器隊が大張り切りできる楽しい楽曲。だからこそ、きっとKISSもセットリストに入れるのかもしれない。
この曲をベースにして、Go!Go!7188がカヴァーした中森明菜の名曲「飾りじゃないのよ涙は」はこれがまた最高だったりする。
Jet/「Are You Gonna Be My Girl」
どうしてもこの曲を聴くと、ダイノジの大地が思い浮かんでしまう。そして、ヴァースのブレイクでギターをぶん投げるエアギターのパフォーマンスを期待してしまう。
Jetのデビューアルバムに収録されており、どうしてもこの曲のイメージを抱きがちだが、案外落ち着いた曲もよかったり、もっとサイケデリックな曲もあったりする。
それにしても、この曲はノリノリで踊るにはちょうど良いテンポだったり、キメやすいブレイクがちりばめられているので、体を使っても楽しい楽曲だ。
Mr. Big/「Colorado Bulldog」
Mr.Bigのアルバムのオープニングを飾るハイテンポソングの一角。イントロからギター、ベース、ドラムの3連符のユニゾンから始まる超テクニカルソング。流れるように凄い勢いで終わってしまうので、あっけにとられて終ってしまうのだが、やはり何度聴いても最高にカッコいいし、ライブでもこのユニゾンをキメてしまうから、Mr.Bigは半端じゃない。
しかも、イントロに留まらずギターソロ前にもユニゾンをキメるし、そもそもハイテンポなシャッフルでこのグルーヴを出すのは至難の業。しかし、これがキマると気持ちよいし、これにノれると最高に気持ちよい。
Van Halen/「Hot For Teacher」
イントロのドコドコいっているのが、実はドラムだった…というところから始まるこの曲。ハイテンポなシャッフルでをつーばすで叩くとき、どうしてもこの曲のフレーズに聴こえる。というより、前出の「Colorado Bulldog」が実はこの曲に似ているところが沢山あるのは、それだけこの曲がスタンダードな証拠だろう。
スタンダードになるということは、それだけカッコイイ、気持ちいいテイストが満載だということ。イントロのギターフレーズといい、リフをザクザク刻みながら中音を行ったり来たりするフレーズ、ヴァースで一旦引くアレンジと、ハードロックの基本中の基本がたっぷり。
Van Halenには「I'm The One」なんて曲もあったりする。初期のVan Halenは侮れない。
Gotthard/「Hole In One」
スイスのハードロックバンド、GOTTHARD。とにかく王道のハードロックが得意で、もう明らかにDeep Purpleスタイルのロックオルガンが入った、ギターロックバンドにしては珍しい楽曲。それでも、ドラムのビートといい、ベースの絡み方といい、ギターのリフのカッコよさ、からのヴォーカルSteve Leeのしゃがれたハイトーンヴォイス。メチャクチャなテクニックがなくても、十分カッコイイことが分かる。
若干ドラムが重めなので、そこがまたサウンドの重厚感が増して、ヘヴィなハイテンポになっている。そこがまたハードロックのカッコよさを示してくれる。
最後に
テンポが速いとシャッフルの難易度が一基の上がるのだが、それでもしっかりとグルーヴを出すプロの仕事が聴ける。
他にもロックのハイテンポなシャッフルがあれば、是非教えていただきたい。
こちらからは以上です。
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