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通常運転だが、少しセンチメンタル?レキシ『レキシチ』のレビュー

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レキシチ 通常盤(CD+DVD)

1.ギガアイシテル

2.たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう

3.だって伊達

4.つれづれ

5.縄文ロンリーナイト

6.マイ草履 feat. にゃん北朝時代

7.いきなり将軍

8.Let’s FUJIWARA

9.鬼の副長HIZIKATA feat. ぼく、獄門くん

10.フェリーチェ・ベアト

オススメ曲→2,3,5,6,7,8,9,10

 

レキシさんの7枚目のアルバム『レキシチ』を聴いたので、レビュー。

やけにセンチメンタルでメロウな曲が多いなと思いつつ、いつも通りのおちゃらけもやってくれているので、いつも通り楽しめた。

 

順番に聴いていくと、3曲目の「だって伊達」、6曲目「マイ草履 feat. にゃん北朝時代」、10曲目「フェリーチェ・ベアト」は明らかにスローで、センチメンタル。

特に「マイ草履 feat. にゃん北朝時代」は秀吉ネタだが、こんなに愛おしさがあふれる曲になるもんか。

PVに出ている安達祐実にも祐実の宮さまという歴史ネームも与えている。

さらに、カネコアヤノの歌が池ちゃんの歌声と絡むと、何とも言えない個性を生み出す。

ものすごい名曲が生まれている。

なんだかこういう曲が耳に付いたので、よいバラードが多かったとも言える。

 

いつも通りのおちゃらけも健在。

打首獄門同好会とのコラボ曲「鬼の副長HIZIKATA feat. ぼく、獄門くん」なんかは、ど真ん中である。

池ちゃんがおちゃらけるとき、同じキーワードを繰り返すというパターンがあって、土方歳三の「ひじ」「かた」と「肘」「肩」と展開し、「膝」「腰」と体の部位として展開して、最後には「ピザ(Pizza)」という連想ゲームと言葉遊びを組み合わせている。

 

もう一つおちゃらけパターンがあり、英語の中に日本語を混ぜて、全体的に英歌詞のように流れるように歌ってしまうというもの。

例えば、「たぶんMaybe明治」のサビ。

たぶん maybe maybe maybe maybe 明治

Baby baby baby baby be アメイジング

 

レキシ「たぶんMaybe明治」より引用

韻を踏みつつ、明治を入れんでいく、この雰囲気こそ、Theレキシと言ったところ。

こういう今までの雰囲気をしっかりと踏襲しているのは嬉しい。

 

新たな歴史ネームとしては、下記が追加になっている。

・あ、たぎれんたろう:atagi(Awesome City Club)
・にゃん北朝時代:カネコアヤノ
・ぼく、獄門くん:打首獄門同好会

 

コラボ曲はどれもいい曲ばかりなので、しっかりチェックしていただきたい。

 

こちらからは、以上です。

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