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新しい世界の切り取り方

俳優ではなくアーティストモード 菅田将暉『COLLAGE』

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COLLAGE (通常盤) (特典なし)

1.虹
2.サンキュー神様 (菅田将暉✕中村倫也)
3.Keep On Running (菅田将暉✕OKAMOTO’S)
4.星を仰ぐ
5.ラストシーン
6.糸 (菅田将暉✕石崎ひゅーい)
7.サントラ (Creepy Nuts✕菅田将暉)
8.うたかた歌 (RADWIMPS feat. 菅田将暉)

オススメ曲→1,2,3,4,5,6

 

曲数こそ少ないが、なかなか良い曲ばかりで、そのクオリティの高さに色々考えてしまう作品だった。

アルバム的には、1枚のアルバムを作ろうというより、色々作成したものを寄せ集めた雰囲気がある。

 

菅田将暉というと、若手俳優の中でも売れているイメージがある。しかも、歌を歌えるときた。

そこに、シングル級のタイアップ曲と、有名ミュージシャンとのコラボ曲という、ゴリ押しを感じずにはいられない。

しかし、お金をかけてプロモーションをして、有名なミュージシャンやコンポーザーが作った曲を歌えば、良いものになるかというと、そんなに簡単ではない。

 

本作の中では、特に石崎ひゅーいとのコラボが気に入っている。

石崎ひゅーいの曲は哀愁があって、以前の作品「さよならエレジー」のような名曲を生んでいる。

今回で言えば、「虹」、「ラストシーン」のいずれも、素朴で切なさを持った曲で、刺さるというよりはジワジワ効いてくるパターンの曲である。

そこに菅田将暉のエモい歌声が重なることで、魅力が一気に上がる。

 

 

石崎ひゅーい以外にも、中村倫也、OKAMOTO’S、Creepy Nuts、RADWIMPSという幅のあるアーティストと歌声を共にしている。

それでも負けない菅田将暉の個性を出した歌声が聴けるので、是非ともチェックして欲しい。

 

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