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【まとめ】ファンキーなサウンドとソウルフルなヴォーカルで心躍る邦楽バンド10選

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R&BをベースとしたSoulやSoulのサブジャンルであるFunkは黒人発祥の音楽であるブラックミュージックと呼ばれている。

ブラックミュージックは強いビートやグルービーさを武器に、現在のポピュラー音楽の泉源になっている。

 

自分の場合、こういう音楽を聴こうとするときはJames Brown、Earth, Wind & FireやStevie Wonder、Donny Hathaway、Marvin Gaye、Ray Charles…そんなアーティストに手を出すことになる。

もちろん、名曲は多いし最高のアーティスト達なのだが、メインが1970年代となり2010年代の入る現在は40年ほど前の音源となっていてちょっと古臭さがあるのは否めない。

何より、英語で歌われる音楽を聴いてそのまま楽しめるほどのリスニング能力はない。

 

そんな時に日本人アーティストがFunkやSoulから影響を受けた音楽を聴くのはなかなか良いものだったりする。

16ビートをベースとしたバックビートやハネたビート、スラップでメリハリのあるベースや動き回るランニングベース、キレの良いカッティングに単音リフ、パワフルでソウルフルなヴォーカル。

そんな要素を聴かせてくれる邦楽バンドを紹介したい。

目次

SCOOBIE DO


SCOOBIE DO GET UP

SCOOBIE DOは1995年結成の4人組。

ファンクやソウルをベースにR&Bやロックを取り込んだ音楽を披露してくれる。

やっぱりこういうバンドに一人はいて欲しいアフロはドラムのオカモト"MOBY"タクヤが担当している。

 

見た目はもちろん、ほとんどの曲を作詞・作曲しているギターのマツキ タイジロウがブラックミュージックを愛していることもあり、ファンキーさはピカイチ。

活動の長さからくる安定感とライブパフォーマンスでライブも楽しめること間違いなし。

BRADIO


BRADIO-オトナHIT PARADE(OFFICIAL VIDEO)

 2010年結成の4人組。

元The Movie Archivesのメンバー真行寺、田邊が中心になって結成されている。

日常の世界(Rule)に、素敵な時間・空間のイメージを加え(Do Image On)、良き変化(Break)を。「日常に彩りを加えるエンターテインメント」をコンセプトに結成された4人組ロックバンド。

このバンドのアフロはもちろんヴォーカルの真行寺 貴秋。

メジャーデビューが2014年でまだ日の目を見て短いバンドだが、フェスに積極的に参加しその名前を売っている。

 

ヴォーカル真行寺の歌唱力はもちろん、コーラスワークやバンド自体の演奏力の高さもありワンマンライブはソールドアウトしている。

これから注目のバンドである。


踊れないtoフィーバー

2003年結成、埼玉県鶴ヶ島市の「鶴ヶ島西中学」の同級生の3人組。

そこからバンド名の鶴が命名されている。

結成当時から全員アフロだったが、2011年のツアーを最後にアフロを卒業している。

 

ファンキーな楽曲も多いが、しっかりと歌い上げるバラードやヴォーカル秋野が書く男心を貫く歌詞に打ち抜かれること間違いなし。

個人的には雨の歌であるインディーズ時代の「あめ曜日」はポップだけど超名曲。


SUPER BUTTER DOG


SUPER BUTTER DOG - コミュニケーション・ブレイクダンス

1994年結成、2008年解散の5人組。

ヴォーカルの永積タカシはハナレグミとして、キーボードの池田貴史はレキシとして今でも第一線で活躍している。

 

どうしても名曲「サヨナラCOLOR」が有名で、永積タカシの声の魅力と歌詞の力が満載なのだが、バンドとしてはとてもファンキーなサウンドを狙ってやっていたりする。

解散してしまったのが残念ではあるが、全員存命なので再結成を心待ちにしている。

在日ファンク


在日ファンク - きず

2007年にヴォーカル浜野 謙太を中心として結成された7人組。

浜野はSAKEROCKのトロンボーン・俳優としても活躍している。

バンド名の由来は「ファンクを日本に在りながら再認識する」と言う意味で、在日韓国人等に使われる在日とは異なる。

 

「高祖ジェイムス・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら(在日)再認識しよう」というくらいなので、JB感満載の楽曲はJB好きなら笑ってしまうほどそのエッセンスが散りばめられている。

CRAZY KEN BAND


クレイジーケンバンド - 「指輪」

1997年結成、12人組の大所帯。

何といってもフロントマンのcrazykenこと横山 剣の魅力溢れる歌声とキャラが立っている。

 

ジャンルとしてはいつもFunkやSoulをベースにしているわけではなく、あくまでR&BやJazzやラテンやブルースといった様々な要素が入った昭和歌謡。

どうしても代表曲「タイガー&ドラゴン」のイメージがあるが、もっと軽快な曲も多く、ファンキーな踊れる曲も多数。

ウルフルズ

1988年結成の4人組。

1999年にベースのジョン・B・チョッパーが脱退するが、2014年に復帰している。

90年代のイメージだと歌詞はお下品でコミックバンドかのように思えるのだが、活動が進むにつれて円熟度を増して落ち着いた雰囲気の曲が増えている。

 

ウルフルズはリズム隊がブラックミュージックっぽいビートが上手なのと、そこに乗せるギターによってロック寄りにしたりファンキーにしたりと色を出している。

そこにソウルフルでパワフルなトータス松本のヴォーカルが乗るからいいのだ。

THE TON-UP MOTORS


【MV】不死身のこころ-THE TON-UP MOTORS

北海道のローカルタレントとしても売れている上杉周大率いる4人組バンド。

2000年結成、2013年にメジャーデビュー。

 

どうしてもブギウギ専務でのお茶目ないじられキャラのイメージがある上杉だが、James Brown好きを公言する彼の歌の魅力は確かなもの。

バンドとしても全道ツアーを行い、さらにパワーアップし続けている。

カラスは真っ白


カラスは真っ白"fake!fake!"/A crow is white"fake!fake!"(Official Music Video)【English Sub】

2010年結成、2012年メジャーデビューの4人組。

今回紹介するバンドの中では唯一の女性ヴォーカル。

 

楽器隊の安定しながらもゴリゴリの演奏力にヴォーカルヤギヌマ カナの甘い歌声が乗る不思議なバンドではあるが、2010年代の新世代バンドとしてはこれくらいのハイブリッド感があった方がよいのかもしれない。

ポップな歌声とファンキーな演奏のコラボには新しい発見がある。 

2gMONKEYZ

2006年結成の3人組。

今回紹介する中では唯一のインディーズバンド。

2012年からコンスタントに音源を発表している。

 

ファンキーさはもちろんのこと、ステージ上でのエンターテイメント性に定評がある。

活動の中心を北海道から東京に移しており、全国ツアーも行っているので彼らに出会える機会は今後も増えるはずだ。

最後に

今回紹介したバンドはファンクやソウルもやるが、それ以外にもロックやR&Bやジャズやポップス等音楽性としては幅があることが多い。

いつもファンキーな演奏ばかりではなく、しっとりとバラードを演奏したり、時にはJ-POPらしい聴きやすい音楽も届けてくれるし、他のジャンルとの融合も聴かせてくれる。

 

ブラックミュージックはルーツミュージックなので、ポピュラー音楽をやっている限りはどこかにその要素が垣間見ることができることが多い。

それはアルバムの1曲のアクセントとして使うよりも多い頻度でブラックミュージックが顔を出すバンド達だ。

そして、何よりライブパフォーマンスに定評のあるバンドが多い。

これはJames Brownのライブパフォーマンスをお手本にしがちなことによるのだが、こういう点でも音楽の影響は出るのだ。

 

古いものを古臭くやるのも良いが、日本人に合うようにアレンジされて新しくブラッシュアップされたソウルミュージックを聴くのも悪くはないのではないだろうか。 

 

こちらからは以上です。

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