元ギター小僧の自分。ロック小僧は相変わらず。
昨日、アメトーーク!でチョット弾けますギター芸人だったり、下記記事でフェンダーネタがあったりで、何だかギターがタイムリー。
その辺を踏まえて、ギターについて。
ギターの魅力について
自分の中でギターの魅力は手軽さであり、その音色とカバーする範囲とギター自体だ。
①手軽さ
・弾けば鳴る。管楽器のようにマウスピースが鳴らせないと鳴らないみたいなことがない。
・手にとって音が鳴るので、ちょっとしたアイディアを思いつきやすい。
(エレキでもアンプを通さずとも音は鳴る)
・チューニングさえ合っていれば、ちゃんと押さえればそれなりの音程(正確には細かい調整が必要)で音が鳴る。
自分にとっては、ピアノよりも自由が効く楽器なので、曲作りにはもってこい。
コードを弾いて弾き語りもできるし、ソロだってできる。
メロディーもコードもリズムもやっている押尾コータローがアメトーーク!ではフューチャーされていたけれど、それは後述。
②音色とカバーする範囲
特にエレキギターはエフェクターを使用することで音色の幅が凄い勢いで広がる。
どんな風に変わるのか気になる方は以下を参照されたし。
ギターはクラシックやジャズでも使用されるし、ボサノバやフラメンコやタンゴにも使用される。当然、ロックも。
奏法や音色の違いがあるにせよ、その根本は同じギターである。
③ギター自体
これに関しては、次で触れる。
ギターそのものについて
自分、ギター自体も好きなのだ。
エレキギターだと、ギター以外にも音を増幅されせるアンプや先ほど紹介した音を変化させるエフェクター等機材が多岐にわたる。
とはいえ、根本的な音を決めるのはギター自体。
つまり、大事なのはギター本体なのだ。
何より、デザインが美しい。
自分の所有するギターはレスポールがある。今は亡きオービル製。
小学生のころからギターが好きで、自由帳にギターを書きまくっていた。
この曲線美。
バランス感覚。
たまりません。
あとは、中古で手に入れたギターだが、Ibanezのデストロイヤーがある。
ちなみに色は赤いほう。
変形ギターの類だが、これも美しい。
そして、軽いし、ネックが細く、弦高が低くて、めちゃめちゃ弾きやすい。
他にもストラトだってよいし、アコギだって好きだ。
見た目が素晴らしい。カッコいい。だから好き。
ギターは難しいか
何をやりたいかにもよるのだが、難しくないと思う。
ただ、ちょいちょい越えなければならない壁があるので、その壁のせいで挫折する方が多いのではないか。
よくある挫折例。
①ギターが手に入らない
親が買ってくれない、買うだけのお金が無い。ギターがなきゃギターは始まらない。
②何を弾いていいか分からない
何となくコードは弾けるけれど、何をしていいか分からず弾かなくなる。
③Fの壁
ハイコード(バレーコード)が弾けなくて、楽しくなくてやめる。
バレー(セーハ)は多少コツがある。
④音を鳴らせない
日本の住宅環境だと普通にギターをかき鳴らすのはツライ。
エレキだってヘッドホンで鳴らすことはできるが、生音が大なり小なり鳴る。
弾けない・練習できない→楽しくない→やめるの流れ。
ビンテージの魅力
アメトーーク!ではイマイチビンテージの良さが伝えられていないように思えた。
ビンテージギターの魅力が分からない方がいると思うので、ちょっと説明。
大きくは2つの魅力がある。
①希少性
アメトーーク!で1200万円のギターが紹介されていたが、これは希少性によるもの。
需要に対して、供給が少ないから値段が上がる。
例えば、1959年製ギブソンのレスポールは400本弱しか生産されていない。
そして、古いものなので、状態が悪くなる(最悪弾けなくなる)可能性が高い。
現在弾ける状態のものがあるだけで価値があるのだ。
また、1960年代以前は現在よりも木が豊富に手に入り、現在よりさらに厳選した木を使用していたからという説明がされることもある。
②音色
アメトーーク!でフットボールアワーの後藤が「乾いた音がする」と言っていたが、それが魅力。
要因の一つは使用している木の水分が抜けてギターに使用している木が乾燥します。
そのおかげでギター自体も軽くなり、音色も乾いたものになると言われています。
他の要因としてはピックアップ(エレキギターの音を拾うマイクの役割をするパーツ)は磁石を利用しているのですが、その磁力がいい感じだからとも言われています。
磁力が弱くなっているとか使用されている磁石が貴重とからしいです。
興味があれば、詳しく調べてみることをお勧めします。
正直、自分はあまりビンテージの魅力を感じないんです。
自分がギターに求めるのは音色と弾きやすさ。
弾きやすさの点で言うと、ビンテージはちゃんとメンテナンスをしなければならないし、ネックが太かったり調整が効かないものも多々あるので、面倒。
音色はよいのかもしれないけど、現代的なレンジの広い音色を求めているので、ビンテージは合わない可能性が高い。
ギターを弾く方に本気でお願いしたいこと
いつも頭にくるのですが、ちゃんとチューニングしましょう。
アメトーーク!を見ていて一番酷かったのが、ここ。
フットボールアワーの後藤が歌っていた時のギターのチューニングは酷かった。
チューニングが合っていないと、和音が不協和音になるし、ソロだって音痴になる。
チューニングが狂っていることが分からないのは、カラオケで音痴なのと同じですよ。
もし、カラオケで音痴な歌を歌うのが恥ずかしいと思うなら、最大限気をつけて頂きたい。
最後に
ギターはそれ自体も素晴らしいし、音も素晴らしい。
弾けても楽しいし、聴いても楽しい。
何歳からギターを始めてもよいと思います。
ギターはコミュニケーションツールにもなります。
ギターを通してバンドをやったり、することで人と出会えます。
その意味で、押尾コータロー(メロディー・コード・ベース・リズムを全部一人でやる)や神保彰(ドラムでメロディも叩きだしつつ、ドラムも叩く)は残念。
まさに「友達いないの?」と思ってしまう。
もちろん、その技術や音楽性は素晴らしいのだが、一人の世界で音楽をやるよりも何人もでやった音楽の世界は広がると思う。
あなたの知らないギターの魅力がこの記事に書かれていたら幸いです。
こちらからは以上です。
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