ーー放送席、放送席、無事平成27年度 秋季 基本情報技術者試験に合格されました、ダンカンたけしさんです。
ダンカン:「どうも」
ーー合格したご感想を。
ダンカン:「今回は本気出しました。オッサン、珍しく本気出しました。午前が77%、午後が62%という得点率でした。」
ーー今年2回目のヒーローインタビューですね。
ダンカン:「はい。3月下旬にOracle Master Bronze DBA 11gに合格し、晴れてOracle Master Bronze 11gを取得することができました。」
ダンカン:「しかし、今回はOracle Master Bronze DBA 11gのときとは戦略も対策も変えました。」
ーーその辺を詳しくお願いしますね。
自分のキャリアと持っている資格
ーーさて、戦略や対策の前に前提条件をハッキリさせましょう。ダンカンさんのキャリアと保有資格について、お聞かせ頂けますか。
ダンカン:「Web系/業務系システムを4年ほど経験があり、基本的にはJava屋です。また、小規模から大規模システムまで関わったことがあります。」
ーー保有資格は。
ダンカン:「自動車の普通免許とITパスポートを5年前に取得しています。その他はOracle Master Bronzeです。」
ーー基本情報技術者にかかわる部分で得意・不得意な分野はありましたか。
ダンカン:「テストやアプリの設計は実務で使うのでほぼ問題ありませんでした。また、DBはOracle Master Bronzeの分野よりは浅いのでそんなに大変ではありませんでした。そして、ストラテジ系はITパスポートで一度勉強した内容でした。
苦手分野は基礎的なバイト・ビット等の単位変換がある基礎理論、ハードウェア、ネットワークでした。」
ーー得意分野・苦手分野とはどんな感覚ですか。
ダンカン:「得意分野は自分の知っている知識と経験から普通に考えれば答えが出るものが多い分野を指しています。苦手分野は知識がない・考えても分からない・考えるのが面倒だと感じる分野です。」
ーー4年という経験年数やアラサーという年齢から考えると基本情報技術者よりも応用技術者以上の資格に挑戦してもよかったのでは。
ダンカン:「おっしゃる通り。しかし、自分は確実にステップアップしたかったのです。応用技術者試験は2段飛ばしくらいの感覚です。それなら、確実に1段上がろうと考えました。2段飛ばしして、時間を無駄にした挙句合格できないだなんてかなりマイナスなので。」
スケジュール
ーーそれでは、スケジュール感がどのようなものだったのかを教えてください。
ダンカン:「実はOracle Master Bronzeを取得した後にすぐ参考書は購入していました。4月くらいです。実際に使用したのは栢木先生の基本情報技術者教室でした。」
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ダンカン:「購入した理由は、他の参考書より少しは読もうと思えたからでした。とはいえ、買ってから全然読まなかった。何度もとりあえず読もうと思いましたが、全然読まない日々が続きました。」
ーー勉強を始めたのはいつ頃ですか。
ダンカン:「8月の中旬、お盆を過ぎてからでした。それというのも、試験の申し込みの締め切りがその頃だったのです。振り込みを行ったその足で本屋に行き、過去問を買いました。」
ーーなるほど、申し込みのタイミングですね。ちょうど2か月前くらいですね。
ダンカン:「はい。今回は約2か月で試験対策をしました。最初の1か月で午前対策、最後の1か月で午前対策とともに午後対策を行いました。」
勉強方法その1
ーー勉強方法はどうでしょうか。
ダンカン:「午前対策は購入した過去問をどんどん解いくことにしました。ただ、今回は問題も解きながら色分けをしていきました。参考にしたのがこちらの記事です。」
ーー色分けとは。
ダンカン:「上記記事にある、ABCの3段階に解いた問題を分類していきました。分かっていてちゃんと解けた問題、分かっていたけど解けなかった問題、分からなくて解けなかった問題、たまたまできた問題を明確にしました。それによって、苦手分野とアウトプットがちゃんとできないパターンを中心に勉強をするようにしました。今更ですが、当たり前に復習をちゃんとするようにしました。」
ーー分からない問題に対する対策は?
ダンカン:「分からない問題は解説を読むとともに、栢木先生の基本情報技術者教室でキーワード周辺を覚えるようにしました。ここはOracle Master Bronzeの時の学習マップの考え方が入っています。また、覚える際は青ペンかきなぐりです。」
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ーー他にもありますよね?
ダンカン:「あとは、基本情報技術者過去問道場をよく使いました。これはある程度午前対策が終わった後の残り1か月頃からとにかく問題を解きまくる感じで使いました。最終的には学習時間の総計が1095分、全体の正解率は65.4%となっていました。」
ーー午後対策は?
ダンカン:「過去問4回分を2回繰り返しました。ただ、最初から全体を通して6割前後の得点はとれていました。あとは時間内に解けるかどうかということだけ意識していました。ほとんどは文章の中に答えがあり、午前問題の知識が背景知識になるので」
ーープログラミング言語はJavaで受験したんですよね?
ダンカン:「そうですね。Javaに関してはほぼ毎日使っている状態なので、簡単とまではいかないができなかった個所の回答を見て理解できるレベルです。それでも、本番はちょっとテンパりましたが。」
ーー午後のポイントは?
ダンカン:「自分は業務でもアルゴリズムは使いますが、とにかくできませんでした。最後の最後にあがこうと思いましたが、結局対策はできなかったことをやり直すだけになってしまいました。アルゴリズムが苦手な方は多いと思いますので、試験後に本屋で読み漁った中でおススメなのが下記の書籍です。」
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勉強法その2
ーー今回新たに取り組まれたこともありますよね?
ダンカン:「はい。朝型の勉強法に変えました。参考にしたのはひかる人材プロジェクトさんid:hikarujinzaiの記事でした。」
ーーダンカンさんも朝型だったのでしょうか?
ダンカン:「いいえ、自分は中間型で朝型と夜型の中間という判定でした。しかし、問題を解いたり、一度やった問題のやり直しは午前中が向いているのは知っている知識でしたし、とにかく午前の問題を解いてみる必要があったので。」
ーー具体的に1日のスケジュールを示してください。
ダンカン:「 5:30 ~ 5:45頃までに起床
6:00 ~ 7:30 勉強(問題を解く、解き方の再確認)
7:30 ~ 8:20 朝食、準備
8:20 ~ 8:50 通勤(一問一答をアプリで解く)
8:50 ~ 21:00 仕事
21:00 ~ 21:30 帰宅(一問一答をアプリで解く)
21:30 ~ 22:30 勉強(主に青ペンでかきなぐり)
22 :30 ~ 23:00 入浴・睡眠準備
23:00 ~ 睡眠
多少の前後はあり、仕事は基本21時までやっていましたが、平日はこんな具合です。」
ーーこの勉強スケジュールのポイントはどこでしょうか。
ダンカン:「アウトプット中心で、通勤時も一問一答を繰り返したところがポイントかもしれません。これによってかなり用語が入りました。たまたま過去問に一問一答アプリがついていたのでそれを利用して、本番前までに完璧にしました。」
ーー他にはありますか?
ダンカン:「今回、秋期試験に向けてだったので、8~10月は日が長い時期なので6:00にもなると明るいので勉強する気になりました。やっぱり朝早く起きるのは気持ちがいいものです。」
試験当日に向けて
ーー試験に向けた勉強以外の準備はどうしましたか?
ダンカン:「午前・午後ともに2時間半という長丁場で集中力が切れないように土日はちょっと長めに問題を解き続ける練習をしました。最低でも1時間は集中できるように。他には太い芯のシャープペンシルがあることを知り、購入しました。マークシート対策はバッチリです。」
ーー試験当日はどうでしたか?
ダンカン:「まず、前日に早く寝ることを心掛けました。また、当日会場には1時間前には到着する予定でしたので、参考書のもう一度見返したい場所に付箋を貼りました。これが案外気になるところを見返すことで心が落ち着きました。
受験票に写真を張るのを忘れないように確認をしました。ここ、案外重要です。」
ーー他に行った調整はありますか?
ダンカン:「昼ご飯は買っていきました。ついでに昼食後にリポビタンDを1本飲みました。」
ーーそして、午後になるわけですが、直前には何をしましたか?
ダンカン:「過去問のアルゴリズムを読んで、解説を見て解き方を頭に入れました。もしかしたら、同じ考え方で対策ができて1点でも多く得点ができるかもしれないので。」
基本情報技術者に合格して
ーー今一度、基本情報技術者に合格した感想をお願いします。
ダンカン:「うれしいです。今回は新しいアプローチをして、朝型勉強をすることで効率よく1日の時間を使うことを覚えました。また、やはり自分は一問一答があると覚えるのが早いことに気付いた。そして、青ペンの書きなぐり勉強法が自分に合っている。」
ーー資格取得のアプローチとしてはご自身に合っていたのですね。
ダンカン:「そういうことです。他の方も言われていましたが、基本情報技術者はとにかく過去問を解く。そして、その解き方を知識を頭に入れることが最短ルートです。」
ーー基本情報技術者の勉強をしてみていかがでしたか?
ダンカン:「知っていることもありましたが、知らないこともありましたし、高校の数学以来出てきた計算なんかもあり再度勉強になりました。また、苦手だったネットワーク分野についてもキーワードくらいは分かるようになりました。」
ーー次はどうする予定でしょうか。
ダンカン:「マネージメントに興味がある一方、応用情報やセキュリティなんかを勉強してもいいかなと思いつつ、まだ決められていません。大事なことは、学び続ける姿勢です。」
ーーなんとなく締まりましたね。こちらからは以上です。
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