ここ何年もiTunesの重さに悩まされていた。
音楽を保存してある外付けHDDのディスクアクセスがすぐ100%になるのが原因なのは分かっていた。
そこで、年末の時間がある時に対策を打つことにした。
やったこと
・USB2.0対応の5年前に買った外付けHDDをI-O DATA HDD 外付けハードディスク 3TB HDC-LA3.0へ交換。
・メモリを8GBから32GBに増設。
経緯
元々データが山ほどあるのが根本原因と言えばそれまでだが、これが2016年までに9万曲を超えた。
これだけのデータを元にちゃんと欲しい音楽に手が届くように、音楽データの整理を行っている。
作業にもよるのだが、この仕分け作業に時間がかかって仕方ないのだ。iTunesを開くのも、曲を選択してプロパティを開くのも、タグを更新するのにも時間がかかるのだ。これがストレスの原因で仕分けするのも面倒になるくらいだった。
そんなこともあって、一昨年の年末にボーナスでPCを購入してPCのパワーがあるもになればなんとかなるだろう!と思ってマウスコンピューターのLM-iHS600Xを購入。
簡単なスペックは以下の通り。
OS:Windows 10 Home 64ビット
CPU:インテル® Core™ i7-6700 プロセッサー
4コア/3.40GHz/TB時最大4.00GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応
CPU FAN LGA 1151用
グラフィックス グラフィック・アクセラレーター インテル® HDグラフィックス 530
メモリ 標準容量 8GB(8GB×1)
スロット数/最大容量:4 (空き 3)/最大 32GB (8GB×4)
メモリタイプ:PC3-12800 DDR3L
ストレージ ハードディスク:1TB SerialATA III 7200rpm(6Gbps)
チップセット:インテル® H170 Express (Micro ATX )
USB2.0 4 (背面×2、前面×2)
USB3.0 4 (背面×4)
電源 300W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) 100×393×364
重量(本体) 約7.5kg
CPUがi7でメモリ8GB積んで置けばよいくらいしか思っておらず、これで何とかなるだろう!と思ったが、別にPCのスペックが問題だったわけではなく外付けHDDのディスクアクセスが100%になっているのが根本原因だったのだ。
それも5万曲程度なら我慢できる程度だったが、7万曲を超えたくらい(500GBくらい)からいい加減無理が生じてきたのは明らかだった。
さらに5年以上使っているHDDがガリガリ音がすることが増えたので、寿命がいつ来ても良いようにデータを確保する必要があった。
対策
ディスクアクセスのことを考えるとHDDからSSDに乗り換えるのも選択肢にはあったが、元々使用しているHDDには音楽データ以外にも写真やらプログラムやら様々なデータの保管場所となっていて、これを移行して確保するのも目的になった。音楽だけSSDにするとしても500GBを超えるSSDはどんなに安くても6万円以上したし、まだまだデータは増える予定があるため、1TBで足りるかも分からない。
ついでにメモリのスロットが3つ空いているので、せっかくだからメモリを増幅してみようと思った。8Gから32Gになるとどれだけ違いがあるのか興味があった。
そんなわけで年末にHDDとメモリを購入した。
HDDはAmazonで売れ筋No.1だったI-O DATAのHDC-LA3.0。あまりこだわりもないし、3TBで1万円程度なら安いなと思ったのと、USB3.0対応というのがディスクアクセスの遅さを解消してくれそうな気がしたのが大きな理由。PCもUSB3.0に対応しているのであまり心配しなかったのと、最悪テレビの録画用HDDにしてしまえと思っていたのもある。
実際はただの黒い箱にしか見てないのと、外装が金属だったので極寒の北国に配送されてくるとキンキンに冷えきっていた。
ついでにメモリも注文したのだが、大失敗。マシンはデスクトップなのにノートパソコン用を購入してしまい、PCを開いてみて全く合わないことに気付いた。先にどんなサイズのものかを確認するべきだった。メモリなんて普段扱わないからビクビクしながら作業した。
これはAmazonに返品し、送料のみ(1300円くらいかかった)でなんとかなり、1週間後にちゃんとデスクトップ用を購入してやっとセットアップとなった。最初はめてみたら全然奥まで入らなかったので、ちょっと力を込めて初めてしっかりと入った。
4枚刺さるとなかなかいい感じに見える。
対策の結果
外付けHDDはディスクアクセスが100%になることはなく、体感的に十分なスピードが出ている。もちろん、今後どんどん速度が落ちる可能性はあるので今回の様に5年も放置しないで最低3年に1度くらいデータ保存場所の最適化を行う価値はありそうだ。
現時点でSSDはHDDに比べると高価だが、1~2年経過するともっと安くなっている可能性もあり、2TBで3万円くらいなら購入してみてもよさそうだと思っている。きっとUSB3.0のようにデータ転送速度が速い規格が生まれて浸透していって初めて我々一般人に恩恵が得られる。
HDDはACアダプターを繋いで電源を入れて、USBをつないでPCを起動すると特別なことを何もしなくてもすぐ使える状態だった。難しいことを考えなくて使えるのは嬉しい限りだった。
メモリに関しては32GBは認識しているが6GB使えば良い方で、相当並行でいろんなことをやらないとメモリは使いきれていない。実際、16GBでも十分だったんじゃないかと思うが、メモリが1枚7,000円しないのでそんなに損した気分はしていない。「どうしたらメモリを大量に消費できるか」みたいな分けわからないことを考えてしまうが、別にメモリをたくさん使わないでなんとかなっているんだったら、まあいいかと思うことにしている。
最後に
iTunesに端を発したPC環境構築は一旦終了で、残った教訓はこんなこと。
・5年前の外付けHDDは買い替えてみてもよいかもよ。
・HDDは安くなっているし、USB3.0対応なら十分使える。
・メモリを買う時は大きさを確認しましょう。
・メモリを大量に積んだからといって、爆速にはならない。
根本的な問題は音楽ファイルの多さだが減らそうとは思っていないのと、これが音楽の所有欲の源泉になっているのも確かで。だから、全然ストリーミングで音楽を聴こうと思わない。自分が欲しい最高の音楽は自分が作ったプレイリストだから。
多分年内に10万曲を超えそうな気がするので、根本的に音楽データの見直しと再評価をやってみても良いかな。案外再度音楽を聴いてみると、以前の評価とは異なることもあるし、別な面が分かることもある。
いずれにしても、今後もできる限り音楽を聴く環境は良くしていくつもりだ。
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こちらからは以上です。
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