今でこそドラムを叩いているけれど、20年ほど前からギターは弾いている。
自分は生粋のギター小僧だと思っている。
大好きなギターソロを公開してしまうくらいで。
ギターはもちろん大好きなのだけど、アンプやシールド、エフェクター等エレキギターを構成する要素も大好き。
そんな中、こんな製品が発売されることを知った。
ヤバーい!ジャズコがbluetoothスピーカーになる!
車が好きだから、その車種のミニカーを持ちたくなるのと同じ気持ちだ。
何がヤバイのかって、ジャズコって車でいうと昔のカローラ並みのスタンダード機種なのだ。
今回はこのすごさと素晴らしさを書き連ねていきたい。
ジャズコことJC-120とは
ジャズコの正式名称はJazz Chorusで、1975年に発売が開始されてから現在まで愛されて続けているエレキギター用のアンプ。
その魅力は何といってもクリーントーン。
トランジスタアンプなので、音量を上げても歪むことはなく綺麗に再生してくれる。
もう一つはステレオコーラスによるコーラス効果。
前述のクリーントーンに合わせてRoland独自の空間合成方式を採用したChorus/Vibrato機能を使用することで、さらに透明感を増したサウンドが得られる。
百聞は一見に如かず!聴いてみるのが一番!
ROLAND JAZZ CHORUS JC-120 DEMO
この癖の無さとクリーントーンが、エフェクターを使った味付けをしようとするときのベースとしては最適なのだ。
トランジスタアンプの良さであるメンテナンスがほとんど必要ない点も相まって、多くのリハーサルスタジオに設置されている。
この辺が昔の自動車=カローラだった時代のカローラと酷似している。*1
もちろん、このアンプを使用しているプロのギタリストは多数。
個人的にアンプは使い分けたい
ここまでの話だとトランジスタ最高!ジャズコ最高!となるのだけど、世界はそんなに生易しいものではなく…
トランジスタアンプに対して、チューブアンプという真空管を使用したアンプがありまして。
実は、このチューブアンプがロックギターサウンドの歴史を作ってきているといっても過言ではない。
------ここからは歴史やらうんちくの話になるので、読み飛ばしてもOK------
真空管方式のメリットであり、デメリットが音量を大きくすると音が歪んでしまうことで、この歪んだサウンドがいわゆるエレキギターを想像するサウンドになっている。
1970年代のトランジスタアンプが発売されるまでは全部チューブアンプで、PAシステム(マイクやラインから取り入れた音を使って大きなスピーカーを使って会場に音を伝えるシステム)がなかったため、ギターのアンプはヴォリュームが最大になっていた。
そのせいで歪んだサウンドが生まれて、かスタンダードになっていったのだ。
-----歴史やらうんちくの話ここまで-----
個人的にはチューブアンプも好きで、特にマーシャルのJCM-900が大好き。
チューブアンプのサウンドってこういうもんだと思ってもらって良いと思う。
もちろん、ジャズコのようにクリーンも出るのだけど、全体的にサウンドがファット(太い)のが分かってもらえるだろうか。
そして、0:27~は歪んだサウンドになっているので「ああ、こういうことね!」と思った方も多いかもしれない。
※デモを弾いている人が下手くそなのは許して欲しい
最近は特に歪んだサウンドとクリーントーンを行ったり来たりすることも多く、一つのアンプで対応するのも良いのだけど、プロになってくるとサウンドによってアンプを切り替えて使っていたりする。
例えば、メタリカのジェームズ・ヘッドフィールドはクリーンにジャズコを使って、歪みはチューブアンプのメサ/ブギーを使ったりしている。
イントロ~0:25まで聴こえてくるのはジャズコのサウンドで、それ以降は歪んだチューブアンプのサウンド。
Metallica - Enter Sandman (Official Music Video)
チューブアンプとトランジスタアンプの良さを両方採ろうとすると、こういうことになる。
JC-01
2016年2月12日に発売となるJC-01はそんな歴史あるジャズコの形をモチーフとしたbluetoothオーディオスピーカー。
Roland / JC-01
価格:オープン
【スペック】
●スピーカー:5cm(2インチ)×2、パッシブ・ラジエーター●コントロール:POWERボタン、PAIRINGボタン、通話ボタン、VOLUMEつまみ、TREBLEつまみ、MIDDLEつまみ、BASSつまみ●インジケーター:パワー・インジケーター、Bluetoothインジケーター●接続端子:AUDIO IN端子=ステレオ・ミニ・タイプ(※ギターの直接接続は不可)、5V(DC IN)端子= USBマイクロBタイプ●Bluetooth:通信方式=Bluetooth標準規格Ver3.0、出力=Bluetooth標準規格Power Class2(見通し距離:約10m)、対応プロファイル=A2DP、HFP、対応コーデック=SBC(SCMS-T 方式によるコンテンツ保護に対応)●電源:リチウムイオン電池、5V(DC IN)端子より取得●消費電流:最大1.8A●電池による連続再生時間:約7時間(Bluetooth接続での再生時 ※使用状態によって異なる)●外形寸法:187(幅)×69(奥行)×97(高さ)mm●質量:650g●付属品:取扱説明書、安全上のご注意チラシ(保証書印刷)、フェライト・コアの取り付けかたチラシ、充電用マイクロUSBケーブル(※充電には市販のUSB ACアダプター[5V/1.8A以上]が必要)、フェライト・コア×2、ローランド ユーザー登録カード
【問い合わせ】
ローランドお客様相談センター TEL:050-3101-2555 http://www.roland.co.jp
前面
背面
価格は2万円弱になる模様。
トランジスタアンプのスタンダードであり、オーディオ的にもフラットなサウンドがしそうで凄くよさそう。
5cmのスピーカーが2基搭載されていて、ちゃんとジャズコのカタチを忘れてはいない設計になっている。
内臓マイクもあり、スマホとblutoothでペアリングすれば、ハンズフリーでの通話もできる。
3バンドイコライザーも搭載され、本家ジャズコさながらにサウンドの調整もお手の物。
自分の部屋にジャズコの小さいのがあるのってなんだか素敵じゃないか。
知っている人なら確実に反応するインテリアって面白いと思う。
Marshallにもbluetoothスピーカがある
ジャズコの前からMarshallはbluetoothスピーカーを発売している。
先ほど記載したチューブアンプの方式ではないが、この見た目はロック好きなら心震えること間違いなし!
ActonがJC-01とほぼ同じサイズのマーシャル製bluetoothスピーカーで、それ以降はどんどんサイズ的にも最大音量も大きくなっていく。
取っ手のついたKilburnは持ち運びを想定するといいかもしれない。
価格は4~8万円ほどするので、安い買い物ではないけれど…
Marshall Acton
[スペック]
●デジタルアンプ:カラー CREAM、BLACK
●30W×1+10W×2 / ウーファー×1、ドームツィーター×2
●周波数特性:50HZ-20KHZ ±3DB
●2種類の入力系統(3.5mmミニプラグ、Bluetooth:V4.0, apt-X搭載)
●寸法:265(W)× 150(D)× 150(H)mm
●質量:3.0kg
●電源電圧:AC100-120V(50/60Hz)
●消費電力:Max200W
●製品保証:1年間
●日本語説明書付属
Marshall Stanmore
Spec
デジタルアンプ:
40W×1+20W×2 / 13.5cmウーファー×1、ツィーター×2
周波数特性:45Hz-22kHz ±3db
4種類の入力系統 (3.5mmミニプラグ、RCA端子、Bluetooth:V4.0, apt-X搭載、<>光デジタル入力)
寸法:350(W)× 185(D)× 185(H)mm
質量:5.1kg
電源電圧:AC100-120V(50/60Hz)
消費電力:最大200W
1年間製品保証
Marshall Woburn
【スペック】
●デジタルアンプ:カラー CREAM
●20W×2+50W×1 / ウーファー×2、ドームツィーター×2
●周波数特性:35HZ-22KHZ / 4種類の入力系統(3.5mmミニプラグ、RCA端子、Bluetooth:V4.0, apt-X搭載、光デジタル入力)
●寸法:400(W)× 200(D)× 308(H)mm
●質量:7.9kg
●電源電圧:AC100-240V(50/60Hz)
●消費電力:200W
●製品保証:1年間
●日本語説明書付属
Marshall Stockwell
スペック
アクティブ・ステレオ・ラウドスピーカー
アンプ:最大出力25W RMS
2,25インチ・ウーファー×2、 ドームツィーター×2
周波数特性:50-20.000HZ
2種類の入力系統(3.5mmミニプラグ、 Bluetooth:V4.0+EDR)
寸法:260(W)× 41(D)× 140(H)mm
質量:1.2kg 内蔵バッテリー 最大約25時間稼働(ボリューム50%の状況下) 入力電圧:14-17V DC
USB電源アウトプット 5V DC
内蔵バッテリー容量:2200MAH
1年間製品保証
Marshall Kilburn
スペック
デジタルアンプ:15W×1+5W×2
4インチウーファー×1 ドームツイーター×2
周波数特性:62-20,000Hz
サイズ:約W24.2×D14×H14cm
質量:3.0kg
2種類の入力系統(3.5mmミニプラグ、Bluetooth:V4.0+EDR)
電源電圧:AC100-120V
消費電力:最大200W
内蔵バッテリー:最大約20時間稼動(ボリューム50%の状況下)
メーカー保証1年
日本語説明書付属
最後に
音楽のアイテムをインテリアとして使うのはいいアクセントになる。
もちろん、音楽のアイテムだけで構成された部屋なんていうものあってもいいかもしれない。
そして、blutoothスピーカーとしての機能もあるのでスマホから音楽プレーヤーからペアリングすることで、ワイヤレスで音楽を聴くことができる。
ギターアンプ本来の話も入り混じってしまったが、現代の音楽を支えてきた機材の一つであることは間違いない。
そんな機材の一端が部屋にある毎日は好きなものに囲まれて生きている楽しみがあるのではないだろうか。
こちらからは以上です。
Roland ローランド Bluetooth Audio Speaker JC-01
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