音楽の管理はiTunesで行っている。
自分の持つmp3プレーヤーがiPodだからだ。
当然、曲を取り込む先はiTunesなのだが、そこから自分なりに音楽をデータとして扱うに当たって紹介するような手順を踏むことにしている。
その各一つ一つに意味や狙いがある。
最終的にこのデータ化して得られるメリットは欲しい時に欲しい曲に手早く辿りつけるようになることである。
その秘訣の一つにスマートプレイリストの利用がある。
約7万曲あるiTunesの曲の管理法を公開しよう。
コメントやグループを消す
後にコメントやグループは使用するので、取り込んだ時点で入っている該当項目は削除する。
新たに取り込んだ曲を一気に選択して、コメントやグループは空白にしてしまうのだ。
ジャンル分けをする
これは後述するのだが、グループを使用して洋楽か邦楽かは分けるので、例えばジャンルとしてJ-POPは不要なのである。
なので、J-POPはPOPにする。
また、ロックとなっているものRockにする。
自分が使用しているジャンルは以下の通り。
・Alternative Rock
・Blues
・Bossa Nova
・Classic
・Country
・Easy Listening
・Electronica/Dance
・Folk
・Hard Rock
・Hip-Hop
・Jazz
・Metal
・Pop
・Punk
・R&B/Soul
・Rock
・Ska
・SoundTrack
・演歌
これだけあればどれかには該当する。
ジャンルを細分化しても良いのだが、ある程度のまとまりで聴こうと思った時に困る。
ジャンルは大きくノリが同じであればよいと考えている。
例えば、JazzとBossa Novaはリズムもノリも全くもって別物だ。
だからジャンルを分けるのだ。
CountyとFolkは違いがつきづらいが、Counctyはカントリーシンガーが歌っているし、Folkはフォークシンガーが歌っている。
Wikipediaの紹介のされ方でジャンルを変えてもいいかもしれない。
BPMを追加する
楽曲にBPMを自動的に入れていく。
BPMを設定するメリットはテンポで曲をセレクトするという新しい選択肢を与えることだ。
例えば、歩く速度は120BPMくらいと言われているが、歩くときに聴く音楽を115BPM~125BPMでスマートプレイリストを作成するということができる。
もしくは、ランニングのテンポが140BPMなのであれば、それに合わせたテンポの曲だけ寄せ集められる。
これも欲しい時に欲しい曲を聴く方法の一つである。
ここでは無料ツールを使うことにする。
このツールは自動でBPMを計測し、データに追加することができる。
手順は以下の様に行っている。
①ID3タグをV.2.4にする(これをしないと後に文字化けする可能性がある)
②上記ツールを起動
③BPMのついていない曲をiTunesからツールにドラッグ&ドロップ
④ツールの計測を待つ
⑤計測が完了後にツールの楽曲を選択して、iTunesにドラッグ&ドロップ
ただ、問題はBPMが倍になっていたり、半分になっていたりすることがある。
そういう場合は手で半分または倍に設定しよう。
全曲手で打ち込むよりは確実に早いはずだ。
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アートワークを追加する
これは見た目の問題なのだが、個人的にアートワークが無いのがあまり好きではない。
何より、CDを買えば必ずジャケットはついてくるはずなので、そのジャケットとCDのイメージは連動している。
データになったからといって、その連動を諦める必要はない。
アートワークを追加するメリットは見た目という点ではiTunesやiPhone、iPodにもあるcover flowがより素敵になる。
我がデータながらジャケ聴きなんてのも可能だ。
デメリットとしては、画像を追加するのだから、1曲1曲のデータが重くなる。
たくさんの曲をiPodやiPhoneで持ち歩きたい方には足かせとなる可能性がある。
以下の手順でアートワークを追加する。
①アートワークのついていないデータに対して右クリックを行い、「アルバムアートワークを追加」をクリックする。
②①だけではアートワークが入ってくれないことがある。そんな時にはツールを使用する。これも無料ツールだ。
このツールは再生している曲からアートワークを探してくれる機能があるので、その機能を使用してアートワークを追加する。
③②でもアートワークが見つからない場合がある。その場合は自分でググり、画像を追加する。
多分、①②だけでも体感的には7~8割程度のアートワークをカヴァーできるので、相当見た目は良くなるはずだ。
歌詞を追加する
歌詞を追加することで得られるメリットはiPodやiPhoneでその楽曲の歌詞を確認できるようになることだ。
どんなことを歌っているんだろう?と思ったら、すぐ確認できる。
デメリットは画像ほどではないが、多少ではあるがデータが重くなる。
歌詞を付けるのにも無料のツールを使う。
このツールは連続で歌詞を付けてくれる以外にも、データを集める・修正するスクリプトが入っており、よりデータの精度を上げることができるのだ。
自分がやっている手順は以下だ。
①格納されているスクリプトから「歌詞のある曲」を集めてプレイリストを作るスクリプトを実行する(曲が増えれば増えるほど時間がかかるので、時間がある時に流しっぱなしにすることをお勧めする)
②①でできたプレイリストを使って、「歌詞のある曲」に含まれない曲だけを集めた「歌詞のない曲」のスマートプレイリストを作成する。
③先程のツールを起動し、連続モードで②のプレイリストを再生する。そうすると、ツールが自動で歌詞を設定してくれる。
ある程度まとまった時間があるときに①のプレイリストを作り直す必要がある点が不便ではあるが、歌詞がない曲に歌詞が着くのは便利だ。
ただし、これも完璧ではないため、もっと完全にしたいのであれば、先述のBroadwayにも歌詞を追加する機能があるので、そちらを実行することをお勧めする。
グループ分けをする
ここが曲をカテゴライズする肝となる。
コメントを使用しても良いのだが、更新に時間がかかるので自分はグループを使用している。
グループを下記の通り設定することで、スマートプレイリストの作成が容易になる。
様々なパターンと組み合わせられるため、おススメだ。
以前少しだけ紹介している。
・洋楽と邦楽を分ける
洋楽か邦楽かを分けるために、下記のルールでグループに記入を行う。
・洋楽 ⇒ 洋楽
・ 邦楽 ⇒ 邦楽
超シンプル。同じアーティストならまとめて設定を行うことができる。
・男性ヴォーカルと女性ヴォーカルとインストを分ける
以下のルールでグループに記載
・男性ヴォーカル ⇒ /M
・女性ヴォーカル ⇒ /W
・インスト ⇒ /Inst
男女両方ともいる場合は、/M/Wとなる。
・SEとカラオケを分ける
以下のルールでグループに記載
・ SE ⇒ /SE
・カラオケ ⇒ /KO
・ライブとカヴァーを分ける
以下のルールでグループに記載
・ライブ ⇒ /Lv
・カヴァー ⇒ /Cv
さて、これがグループに適応されるとどうなるか。
・いきものがかりの「ありがとう」 ⇒ 邦楽/W
・Evanescenceの「Bring Me To Life 」のライブ盤 ⇒ 洋楽/W/Lv
・Mr.Childrenの「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」のカラオケ ⇒ 邦楽/M/KO
例えば、男性ヴォーカルだけのプレリストを作りたければ、/「Wがグル―プに含まれている」曲だけを抽出するスマートプレイリストを作成すれば良い。
もしくは、J-POPの女性ヴォーカルだけ聴きたければ、「ジャンルをPop、グループが/Wを含み、/SEや/KOを含まない」という条件を指定したスマートプレイリストを作成すればよい。
特にカラオケやSEは歌を聴きたいときに邪魔になるので、こういった条件で外してしまうのも手だ。
読み仮名を入れる
主に日本人アーティストなのだが、アーティストで探した時にあいうえお順で出てきてくれないことがある。
この為に、漢字が使われているアーティストだけ読み仮名をつける。
そうすることで、綺麗にあいうえお順に並んでくれる。
あいうえお順でアーティストを探せると、iPodで曲を探す時にあるべき位置にあるべきアーティストがいるので便利である。
その他項目を埋める
ここから先はお任せするが、個人的にはあまり効果が出ていないので、手間の割にあまり価値がないのでやったりやらなかったりしている。
・国籍と出身県
洋楽アーティストに対して国籍をコメントに入れている。
アメリカのアーティストだけや、ヨーロッパだけ等の条件指定に使える。
ただ、そういう条件で音楽を考えず、もっと大きく洋楽・邦楽と考えているのでスマートプレイリストの条件に使ったことはない。
また、邦楽アーティストの場合、コメントに出身県を入れたことがあるが、メンバー全員出身が違うと複数入れなければならないことや、やはり条件としてつかいずらい為あまり入れていない。
・CMやテレビ等のタイアップ
CMやテレビ主題歌の記述を行って、「CM」や「テレビ」の条件でデータを持ってくると有名な曲だけ集まるのは良い。
しかし、たくさんあることと拾いきれないため、挫折した。
・レコード会社・レーベル
これも途中で挫折している。
邦楽アーティストは良いのだが、洋楽アーティストの場合、本国と日本とでは別のレコード会社から発売されていることもあり、単純にカテゴライズできなかった。
あとは、レコード会社やレーベルがたくさんあるため、そこまで細かく分けて聴きたいということがなかった。
最後に
長くなったが、自分なりの音楽整理法だ。
全て実行する必要はない。
あくまで自分が欲しいパターンをデータ化しておくことで、後に取り出しやすくすることが目的だ。
スマートプレイリストを上手に使うと、そのタイミングに合った音楽群を聴くことができる。
いろんな場面を想像してプレイリストを作成することで、自分の気持ちを高めつつ人生を楽しむことができるだろう。
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こちらからは以上です。
追記
上記で示した仕分け方法をより詳しく別記事にしています。
興味があればご覧ください。
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