Jailbreak

新しい世界の切り取り方

Nickelbackが好きなら聴いてほしい太い歌声の男性ヴォーカル10名を厳選

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カナダのロックバンドNickelbackは今やワールドツアーを成功させるビッグなバンドの一つだ。彼らの魅力はキャッチーなメロディ、へヴィなロックサウンドと美しいバラードのバランス感、そして何よりヴォーカルChad Kroegerの歌声だ。

Chad Kroegerの歌声の特徴は太く低く、ギターの歪みのようなドライブ感があり、力強い。近年のロックバンドの中ではそれほど高い声も張り上げないし、シャウトやデスボイス、グロウイング等も使わない。それでも十分暑苦しくて男臭い。

このタイプの歌声が好きなら、是非とも聴いてほしいヴォーカルがいる。もちろん、Nichelbackとは異なるアーティストなので、サウンドが違う、メロディの雰囲気が違う等はあるが、大枠としてロックやメタルバンドばかりではある。 

Chris Daughtry(Daughtry)

アメリカのオーディション番組、アメリカン・アイドル出身のChris Daughtryを中心に結成したバンドDaughtry。メロディアスなアメリカンロックで、2000年代のロックらしい適度にヘヴィで音圧のあるサウンドが特徴。Nickelbackに比べるとダウンチューニングによる物理的なヘヴィさや楽曲・楽器としてのテクニカルさはあまりないので、その分スッキリ聴くことができる。歌声やサウンドを総合して、Bon Jovi、Nickelback、Creedっぽいと言われるし、アメリカン・アイドルではCreed、Shinedownを歌っているので、ポスト・グランジっぽさも漂う。

Chris Daughtryの歌声はChadほどのドライブ感はないが、太さ・力強さ共に負けず劣らずだ。特に低音から高音までハリのある歌声を出せるのはロックを歌う上では大事で、その辺の抜かりはない。

Dallas Smith(Default)

カナダのロックバンドNickelbackは今やワールドツアーを成功させるビッグなバンドの一つだ。彼らの魅力はキャッチーなメロディ、へヴィなロックサウンドと美しいバラードのバランス感、そして何よりヴォーカルChad Kroegerの歌声だ。

Chad Kroegerの歌声の特徴は太く低く、ギターの歪みのようなドライブ感があり、力強い。近年のロックバンドの中ではそれほど高い声も張り上げないし、シャウトやデスボイス、グロウイング等も使わない。それでも十分暑苦しくて男臭い。

このタイプの歌声が好きなら、是非とも聴いてほしいヴォーカルがいる。もちろん、Nichelbackとは異なるアーティストなので、サウンドが違う、メロディの雰囲気が違う等はあるが、大枠としてロックやメタルバンドばかりではある。 

Chris Daughtry(Daughtry)

アメリカのオーディション番組、アメリカン・アイドル出身のChris Daughtryを中心に結成したバンドDaughtry。メロディアスなアメリカンロックで、2000年代のロックらしい適度にヘヴィで音圧のあるサウンドが特徴。Nickelbackに比べるとダウンチューニングによる物理的なヘヴィさや楽曲・楽器としてのテクニカルさはあまりないので、その分スッキリ聴くことができる。歌声やサウンドを総合して、Bon Jovi、Nickelback、Creedっぽいと言われるし、アメリカン・アイドルではCreed、Shinedownを歌っているので、ポスト・グランジっぽさも漂う。

Chris Daughtryの歌声はChadほどのドライブ感はないが、太さ・力強さ共に負けず劣らずだ。特に低音から高音までハリのある歌声を出せるのはロックを歌う上では大事で、その辺の抜かりはない。

Dallas Smith(Default)

Chad Kroegerが発掘したカナダ出身のバンド、Default。実際に1st、2ndアルバムとChadがプロデューサーとして参加している。サウンド的にもNickelbackとよく似ており、メロディアスでキャッチーなところがとても良い。

歌声の基本的にはドライブ感は少な目だが、張り上げた時の太さとちょっとだけ出るドライブ感が最高。Chadとも同じタイプの歌声と言っても過言ではない。

売れた1stアルバム『The Fallout』もいいのだが、 バンドとして円熟感が出てきた4thアルバムの『Comes and Goes』がオススメ。

Kyle Winterstein(Digital Summer)

アメリカのロックバンドDigital Summer。本格的なメタルというよりは、ポスト・グランジのサウンドを現代的にヘヴィにしたり、メタル・コアに近いサウンドに仕上がっている。中心メンバーはヴォーカルのKyleとギターのIan Winterstein。Kyleはプロデュースも担っている。

歌声のハリといい、太さといい、ドライブ感ともとてもいいバランス。そして、Nickelbackにはないデスボイスのグロウリングまで披露する幅の広さは魅力。

Youtubeでもリンクした「Just Run」が代表曲で、この曲が収録された2ndアルバム『Counting the Hours』がオススメ。 

Austin Winkler(ex.Hinder)

アメリカのロックバンドHinder。2005年に1stアルバム『Extreme Behavior』がアメリカで大ヒットし 、一躍売れっ子ロックバンドとなる。サウンドはハードロックをベースとした王道のロック。あまりオルタナ臭はなく、テクニックにも走らないストレートなロックだ。

Austin Winklerのヴォーカルはしゃがれ声と共に太さに特徴があるが、しゃがれている分ドライブ感はプラスである一方、ハリという点ではマイナスに働いている。そして、ガナることもデスボイスに走ることもなく、基本的な歌声は変わらない。

あまりアップテンポでアガる曲よりも、「Lips of Angle」のようなバラードの方がとても良い仕上がりになりがち。おススメのアルバムは1stアルバムの『Extreme Behavior』で、気に入れば2ndの『Take It to the Limit』も同じ傾向があるので延長線としてオススメできる。 

現在、Austin WinklerはHinderを脱退してソロアーティストとして活動しており、Hinderは新しいヴォーカルを迎えて活動を続けている。

James Hetfield(Metallica)

スラッシュメタルの四天王の一つであるMetallica。アルバム総売り上げが1億枚を超ええ、グラミー賞を9回受賞やロックの殿堂入り等の名誉ある賞を多数受賞している超ビッグバンド。80年代~90年代が円熟期で、その後のへヴィメタルに影響を与えている。

ヴォーカルのJames Hetfieldは高音で叫び金切り声を上げるメタルヴォーカルとは一線を画し、太い声でガナる・スゴむという独自の路線をとった。ガナることで声にドライブ感が乗りとてもロックな歌声になるのだ。

Metallicaがスラッシュメタルにあたる楽曲を作っていたのは80年代で1st~4th『...And Justice for All』くらいまでで、その後グルーヴィでへヴィな作風に変更して5th『Metallica』がビックヒットし、その流れを汲んだ6th『Load』、7th『Reload』でコケて、8th『St. Anger』以降はサウンド的にも楽曲的にも迷走気味。それでも過去の遺産があまりにも大きい。オルタナティブっぽい楽曲が好きなら5th『Metallica』がいいかもしれないが、スラッシュメタルの名盤『Master of Puppets』も捨てがたい。

Wesley Scantlin(Puddle Of Mudd)

アメリカのロックバンドPuddle Of Mudd。Limp BizkitのFred Durstに見いだされ、メジャーデビュー。Fredに見いだされたとはいえ、スクラッチやミクスチャー感はまったくなく、ポスト・グランジサウンドでへヴィに攻めるオルタナティブロックバンドである。

Wesley Scantlinの歌声は元々少し歪んでいてドライブ感がある状態から、ガナることでさらにドライブ感を増す。ハリと太さで言えばそうでもないのと、ガナることで太さは失われがちな歌い方なので、とにかくドライブ感がいいヴォーカルである。

聴くとすれば1st『Come Clean』が一番よく、シングルカットされた「Blurry」はゲームの「ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR」で使用されたことでも一気に有名になっている。 

Shaun Morgan(Seether)

南アフリカ共和国で結成されたSeether。サウンド的にはNirvanaやAlice in Chains、DeftonesやNine Inch Nailsの影響を受けたポスト・グランジバンドである。Evanescenceのワールドツアーに帯同した繋がりで、Amy Leeとコラボレーションした「Broken」で一気に知名度を上げている。テクニックには走らず、グルーヴィにヘヴィにリフで押す楽曲や美メロのバラードと楽曲の傾向もNickelbackに近いものがある。

ヴォーカルのShaun Morganは低い音域はそうでもないが、声を張り上げるとChadの様なドライブ感と太さのある歌声になる。これがへヴィなギター路億にも負けないヴォーカルとしての存在感を遺憾なく発揮する。

3rdアルバム『Disclaimer II』あたりもいいアルバムだが、個人的には4thアルバム『Karma And Effect』がオススメ。

Brent Smith(Shinedown)

 

アメリカのロックバンドShinedown。1stアルバム『Leave a Whisper』からヒットを飛ばし、3rdアルバム『The Sound of Madness』ではダブルプラチナをアメリカで獲得している。ポストグランジよりもヘヴィでメタル感のあるニューメタルやメタルコアに近い音楽性で、派手なギターソロはあまりない。

Brent Smithの歌声はとてもハリがあって、張り上げた声にはドライブ感がありとても存在感がある。高音域こそそうでもないが、低音域の太さも歌の入りのカッコよさが半端じゃない。

1st『Leave a Whisper』か3rd『The Sound of Madness』を聴くのが間違いない。 

Tyler Connolly(Theory of a Deadman)

カナダのロックハンドTheory of a DeadmanはChadの604 Recordsに所属し、1stアルバム『Theory of a Deadman』からカナダでヒットを飛ばしている。その後3rdアルバム『Scars & Souvenirs』までカナダでヒットし、4thアルバム『The Truth Is...』からはアメリカでも売れ始めている。1stアルバムこそChadがプロデュースをしているが、2ndアルバム『Gasoline』から5thアルバム『Savages』まではHoward Bensonがプロデュースしており、日本人ウケするキャッチーでへヴィな楽曲が多い。

※関連記事

 Tyler Connollの歌声はChadの歌声とよく似ており、太くハリがあってとてもよく通る。あえて違いを挙げるとすると、ドライブ感が少な目で割とクリーンに歌っている点。逆にドライブ感が少ない分、とても王道のロックになっていて聴きやすさと心地よさは増えている。

1st~4thアルバムくらいまで方が割とキャッチーな曲も多く売れているので、まずはそちらから聴いてみるのをオススメする。

Adam Gontier(Three Days Grace)

 

カナダのロックバンドThree Days Grace。アーティスト名と同名の1stアルバムからカナダやアメリカで売れ、3rdアルバムまでは同一路線を貫くことでセールスを獲得することに成功した。ヘヴィだが、スケールを外すことによるオルタナ感や全体を通して暗いサウンドに暗い歌詞という世の中の闇を描くことで支持を集めてきた。

Adam Gontierのヴォーカルは低い音域や抑えた歌い方はハリがありながらクリーンなのに対し、高く張り上げた時のハリや太さを保ちながらドライブ感が増すところが特徴的。まるでヴァースでクリーンギターがエフェクターを踏んでコーラスでディストーションがかかることで得られる静と動の効果を歌声で出してしまう。

残念ながらAdam Gontierは2013年に脱退してしまっており、現在はベースのBrad Walstの弟であるMatt walstがヴォーカルを担当している。Adam Gontierが在籍した時代のアルバムは1st~4thアルバム『Transit of Venus』までだが、まずは1stと2nd『One X』を是非とも聴いていただきたい。

最後に

ここまで10名のヴォーカルを挙げてきたが、Chad Kroegerの歌声そのものは無理でも似たような傾向のあるヴォーカルはいるのがお分かりいただけただろうか。

今回紹介したバンドはいずれもジャンル的には似ていても非なる楽曲を演奏するので、声を大きく変えず楽曲のタイプやサウンドの違いを楽しむのには最適だ。いい声のヴォーカルで様々な楽曲を聴いて、結果的に音楽の幅が少しでも広がってくれることを願っている。

こちらからは以上です。

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Chad Kroegerが発掘したカナダ出身のバンド、Default。実際に1st、2ndアルバムとChadがプロデューサーとして参加している。サウンド的にもNickelbackとよく似ており、メロディアスでキャッチーなところがとても良い。

歌声の基本的にはドライブ感は少な目だが、張り上げた時の太さとちょっとだけ出るドライブ感が最高。Chadとも同じタイプの歌声と言っても過言ではない。

売れた1stアルバム『The Fallout』もいいのだが、 バンドとして円熟感が出てきた4thアルバムの『Comes and Goes』がオススメ。

Kyle Winterstein(Digital Summer)

アメリカのロックバンドDigital Summer。本格的なメタルというよりは、ポスト・グランジのサウンドを現代的にヘヴィにしたり、メタル・コアに近いサウンドに仕上がっている。中心メンバーはヴォーカルのKyleとギターのIan Winterstein。Kyleはプロデュースも担っている。

歌声のハリといい、太さといい、ドライブ感ともとてもいいバランス。そして、Nickelbackにはないデスボイスのグロウリングまで披露する幅の広さは魅力。

Youtubeでもリンクした「Just Run」が代表曲で、この曲が収録された2ndアルバム『Counting the Hours』がオススメ。 

Austin Winkler(ex.Hinder)

アメリカのロックバンドHinder。2005年に1stアルバム『Extreme Behavior』がアメリカで大ヒットし 、一躍売れっ子ロックバンドとなる。サウンドはハードロックをベースとした王道のロック。あまりオルタナ臭はなく、テクニックにも走らないストレートなロックだ。

Austin Winklerのヴォーカルはしゃがれ声と共に太さに特徴があるが、しゃがれている分ドライブ感はプラスである一方、ハリという点ではマイナスに働いている。そして、ガナることもデスボイスに走ることもなく、基本的な歌声は変わらない。

あまりアップテンポでアガる曲よりも、「Lips of Angle」のようなバラードの方がとても良い仕上がりになりがち。おススメのアルバムは1stアルバムの『Extreme Behavior』で、気に入れば2ndの『Take It to the Limit』も同じ傾向があるので延長線としてオススメできる。 

現在、Austin WinklerはHinderを脱退してソロアーティストとして活動しており、Hinderは新しいヴォーカルを迎えて活動を続けている。

James Hetfield(Metallica)

スラッシュメタルの四天王の一つであるMetallica。アルバム総売り上げが1億枚を超ええ、グラミー賞を9回受賞やロックの殿堂入り等の名誉ある賞を多数受賞している超ビッグバンド。80年代~90年代が円熟期で、その後のへヴィメタルに影響を与えている。

ヴォーカルのJames Hetfieldは高音で叫び金切り声を上げるメタルヴォーカルとは一線を画し、太い声でガナる・スゴむという独自の路線をとった。ガナることで声にドライブ感が乗りとてもロックな歌声になるのだ。

Metallicaがスラッシュメタルにあたる楽曲を作っていたのは80年代で1st~4th『...And Justice for All』くらいまでで、その後グルーヴィでへヴィな作風に変更して5th『Metallica』がビックヒットし、その流れを汲んだ6th『Load』、7th『Reload』でコケて、8th『St. Anger』以降はサウンド的にも楽曲的にも迷走気味。それでも過去の遺産があまりにも大きい。オルタナティブっぽい楽曲が好きなら5th『Metallica』がいいかもしれないが、スラッシュメタルの名盤『Master of Puppets』も捨てがたい。

Wesley Scantlin(Puddle Of Mudd)

アメリカのロックバンドPuddle Of Mudd。Limp BizkitのFred Durstに見いだされ、メジャーデビュー。Fredに見いだされたとはいえ、スクラッチやミクスチャー感はまったくなく、ポスト・グランジサウンドでへヴィに攻めるオルタナティブロックバンドである。

Wesley Scantlinの歌声は元々少し歪んでいてドライブ感がある状態から、ガナることでさらにドライブ感を増す。ハリと太さで言えばそうでもないのと、ガナることで太さは失われがちな歌い方なので、とにかくドライブ感がいいヴォーカルである。

聴くとすれば1st『Come Clean』が一番よく、シングルカットされた「Blurry」はゲームの「ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR」で使用されたことでも一気に有名になっている。 

Shaun Morgan(Seether)

南アフリカ共和国で結成されたSeether。サウンド的にはNirvanaやAlice in Chains、DeftonesやNine Inch Nailsの影響を受けたポスト・グランジバンドである。Evanescenceのワールドツアーに帯同した繋がりで、Amy Leeとコラボレーションした「Broken」で一気に知名度を上げている。テクニックには走らず、グルーヴィにヘヴィにリフで押す楽曲や美メロのバラードと楽曲の傾向もNickelbackに近いものがある。

ヴォーカルのShaun Morganは低い音域はそうでもないが、声を張り上げるとChadの様なドライブ感と太さのある歌声になる。これがへヴィなギター路億にも負けないヴォーカルとしての存在感を遺憾なく発揮する。

3rdアルバム『Disclaimer II』あたりもいいアルバムだが、個人的には4thアルバム『Karma And Effect』がオススメ。

Brent Smith(Shinedown)

 

アメリカのロックバンドShinedown。1stアルバム『Leave a Whisper』からヒットを飛ばし、3rdアルバム『The Sound of Madness』ではダブルプラチナをアメリカで獲得している。ポストグランジよりもヘヴィでメタル感のあるニューメタルやメタルコアに近い音楽性で、派手なギターソロはあまりない。

Brent Smithの歌声はとてもハリがあって、張り上げた声にはドライブ感がありとても存在感がある。高音域こそそうでもないが、低音域の太さも歌の入りのカッコよさが半端じゃない。

1st『Leave a Whisper』か3rd『The Sound of Madness』を聴くのが間違いない。 

Tyler Connolly(Theory of a Deadman)

カナダのロックハンドTheory of a DeadmanはChadの604 Recordsに所属し、1stアルバム『Theory of a Deadman』からカナダでヒットを飛ばしている。その後3rdアルバム『Scars & Souvenirs』までカナダでヒットし、4thアルバム『The Truth Is...』からはアメリカでも売れ始めている。1stアルバムこそChadがプロデュースをしているが、2ndアルバム『Gasoline』から5thアルバム『Savages』まではHoward Bensonがプロデュースしており、日本人ウケするキャッチーでへヴィな楽曲が多い。

※関連記事

 Tyler Connollの歌声はChadの歌声とよく似ており、太くハリがあってとてもよく通る。あえて違いを挙げるとすると、ドライブ感が少な目で割とクリーンに歌っている点。逆にドライブ感が少ない分、とても王道のロックになっていて聴きやすさと心地よさは増えている。

1st~4thアルバムくらいまで方が割とキャッチーな曲も多く売れているので、まずはそちらから聴いてみるのをオススメする。

Adam Gontier(Three Days Grace)

 

カナダのロックバンドThree Days Grace。アーティスト名と同名の1stアルバムからカナダやアメリカで売れ、3rdアルバムまでは同一路線を貫くことでセールスを獲得することに成功した。ヘヴィだが、スケールを外すことによるオルタナ感や全体を通して暗いサウンドに暗い歌詞という世の中の闇を描くことで支持を集めてきた。

Adam Gontierのヴォーカルは低い音域や抑えた歌い方はハリがありながらクリーンなのに対し、高く張り上げた時のハリや太さを保ちながらドライブ感が増すところが特徴的。まるでヴァースでクリーンギターがエフェクターを踏んでコーラスでディストーションがかかることで得られる静と動の効果を歌声で出してしまう。

残念ながらAdam Gontierは2013年に脱退してしまっており、現在はベースのBrad Walstの弟であるMatt walstがヴォーカルを担当している。Adam Gontierが在籍した時代のアルバムは1st~4thアルバム『Transit of Venus』までだが、まずは1stと2nd『One X』を是非とも聴いていただきたい。

最後に

ここまで10名のヴォーカルを挙げてきたが、Chad Kroegerの歌声そのものは無理でも似たような傾向のあるヴォーカルはいるのがお分かりいただけただろうか。

今回紹介したバンドはいずれもジャンル的には似ていても非なる楽曲を演奏するので、声を大きく変えず楽曲のタイプやサウンドの違いを楽しむのには最適だ。いい声のヴォーカルで様々な楽曲を聴いて、結果的に音楽の幅が少しでも広がってくれることを願っている。

こちらからは以上です。

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