Jailbreak

新しい世界の切り取り方

2021年上半期に自分がパワープレイした曲9曲

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2021年自分がパワープレイした曲編。

前回はこんな感じだった。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

1年以上前に買い替えたiPodの容量が大きいお陰で、良い音楽を再認識するする掘り起こしが未だに発生しているので、その辺も書いていきたいと思う。

dankantakeshi.hatenablog.com

 

 

「What Lies Beneath」Breaking Benjamin

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iPodが掘り起こしてくれた曲。 

Breaking Benjaminは『We Are Not Alone』、『Phobia』、『Dear Agony』の3枚のアルバムを持っている。

特にどのアルバムが好きとういうわけでもなく、全体的にいい雰囲気のあるアルバムで、良い印象だけ残っている状態だった。

 

たまたまこの曲が流れてきて、自分が思っている2000年代の暗い雰囲気を持ったオルタナティヴロックの曲だ!と思った。

イントロのSEからクリーンなギターのアルペジオの始まり方としては最高で、歌が入ってからのブリッジのベースが5弦を使っている雰囲気と、コーラスになって全体にヘヴィに仕上がってく流れが、どこか懐かしさを感じた。

作品自体は2009年の作品で、2000年代も終わろうとしている頃の音楽であるのだが、得意としているスタイルを貫いた結果なんじゃないかと推測する。

 

歌詞を調べてみると、痛みを抱えている人に対して、寄り添い、引き受けるような内容になっている。

歌詞ぐらい救いがないとやっていけないような悲しみがこの曲にはある。 

 

「Fly」In 197666

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この曲もiPodが掘り起こしてくれた曲。  

最近の新しい感じのバンドも良いのだが、こういうちょっと古い作品(と言っても2014年の作品)は、懐かしさみたいなものが混じって、たまにツボることがある。 

バンドとして突き抜けた個性がなくても、こういういい曲があるといいよなと思うわけです。

別に歌詞が好きとか、そういうレベルでもなくて、なんとなく聴いていて心地よいから好きという曲。 

 

全体にエモさというか、若さ/青臭さ/勢いみたいなものが楽曲から感じられるのが好きなのだ。

例えば、若さ/青臭さ/勢いはある程度売れて長いバンドから感じることは少ない。

もっと言えば、10代や20代前半くらいのちょっと粗削りなバンドの方がこういうことを感じやすい。

 

「バグライフ」Reptile

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iPodが掘り起こしてくれた曲。 

日本のヘヴィなロックを戦場とするバンドは、なかなかメジャーシーンで売れてこない印象がある。

ヘヴィな音で日本語で歌おうとすると、どうも格好がつかないからなのか、そもそも需要が無いからなのか、キャッチーさやポップさがないことなのか、それとも他の要因なのかは全く分からない。

そういう意味で、この曲はキャッチーさもあるし、ラウドロックの荒々しさもあって、なかなかいい感じなのではないかと思う。

 

クリーンヴォーカル、スクリーム、ラップとヴォーカルのバリエーションがあるが、それを英語に頼り過ぎない日本語歌詞で実現している。

楽曲的にもリズムが変わるタイミングがいくつかあり、ただ激しいだけの音楽性ではない。 

同じテンポで突き進む楽曲が悪いわけではないが、緩急をつけるアレンジがハマる曲もあって、この曲はそのパターンである。

 

朝、景気づけに聴くことが多く、意外といい感じで気分をアゲられたので、よく聴いた。

 

「I Know」Drake Bell

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iPodが掘り起こしてくれた曲。 

この曲が収録されているアルバム『Sesiones En Casa』は、2020年に自分のiTunesには存在していて、 数曲いいなと思う曲があったくらいで、特段聴き込んだわけではなかった。

それがたまたまiPodから流れてきたこの曲を聴いて、たまたまタイミングが良かったのか、また聴こうと思った。

 

ピアノが入っている、爽やかなポップスで、全体的にはバンドサウンドに仕上がっている。

自分がイメージしたのは、Daniel Powterの「Bad Day」やTrainの「Drops Of Jupiter」あたりの、ピアノが中心にあるポップな楽曲だった。

そういうスタイルの楽曲は自分の好きなタイプなので、よく聴いた。

特に、夕方や夜にちょっとクールダウンするようなタイミングで、聴くことが多かった。

 

「Where Does The DJ Go?」Kylie Minogue

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Kylie Minogueの新作が2020年の後半に発売されて、やっと2021年に入ってからちゃんと聴くことができた。

アルバム名が『DISCO』という時点でちょっと古そうなテーマかもしれないと思いつつ、聴いてみて全体的に古臭さは払しょくされなかった。

他でも書いているが、別に古臭い=悪いわけではない。

古臭さの中に自分が何を見つけられるかということが大事で、そこで好きになれるかどうかの方が重要だと思っている。

 

そんなアルバム『DISCO』の中で、この「Where Does The DJ Go?」は歌っていることも古臭いし、サウンドも新しさを感じないのだけど、妙に惹かれる曲だった。

もちろん、ディスコアレンジであったり、踊れるものになっているのはあるのだが、やっぱり古臭さがいい感じで効いているのがあったと思う。

 

「Interstate 80」Tom Morello

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今さらなのだが、自分はTom Morelloの音楽が好きなのかもしれない。

Rage Against the Machineも好きだし、Audioslaveも、Prophets of Rageも好きだと言い切れる。

特にミドルテンポで、グルーヴィでへヴィで飛び道具が入っている独特なギターのリフが好きで、完全にTom Morelloスタイルが確立されている。 

もちろん、それに対してドラムがシンプルだが重いリズムを刻んでいたり、ベースもリフとユニゾンするスタイルがあってこそであるので、バンドや楽曲全体としてTom Morelloスタイルとも言える。 

 

そんなTom Morelloがソロアルバムをリリースするというので、チェックをせざるを得ない。

そして、たまたまSlashとコラボしたこの曲が好きでよく聴いたということだった。

イントロのリフから、ナットとペグの間を弾いて独特なハーモニクスを出すことでアクセントを付けたり、別ギターでオクターブフレーズを組み合わせたりと、良い意味でストレートさが無いのがとても良い。

Slashはブルースベースの土臭いギターを弾くので、Tom Morelloスタイルに合うのかな?と少し心配になったが、 全然問題がなかった。

Slashの凄さというよりは、Tom Morelloスタイルの懐の深さがうかがい知れたといえるだろう。

 

「ドント・ストップ・ザ・ダンス (with DEZOLVE)」フィロソフィーのダンス

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この曲は、関ジャムでアイドル特集か何かをやっていた時に、紹介されていて知った曲。

フィロソフィーのダンスのFunkやSoulっぽい音楽性はずっと気になっていて、これは!と思える曲が出てきたのが、この曲だった。 

原曲もカッコイイのだけど、フュージョンバンドDEZOLVEがバックを務めていることで、演奏がさらにキレキレのキメキメになっている。

こういうテクニックを前面に押し出すと、下手するとうるさく感じたりすることがあるのだが、その辺はさすがでカッコイイの範囲でおさめている。

この曲のイントロなんかは、まさにテクニック満載なので、それだけでテンションが上がる。

 

曲自体も踊れる曲になっているし、 フィロソフィーのダンスの歌も映えているので、いいところ取りの曲となっていて、とても完成度が高いのが良く聴いた理由だった。

 

「ストラトキャスター・シーサイド」Suspended 4th

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在宅勤務のお陰で、自分のPCで音楽をかけながら仕事をすることが増えた。

自分の手持ちのiTuensの楽曲でも良いのだが、Youtubeを流すこともそこそこ増えて、最近勢いがありそうな邦楽のバンドの楽曲もYoutubeから提案される機会が増えた。

自分が知らないだけで、Youtubeを使って音楽を発信しているアーティストはかなり居て、知るだけでアーティストの幅が広がった。 

SIX LOUNGE、ハルカミライ、Makiあたりが含まれたミックスリストがあって、その中にSuspended 4thが入っていた。

特に「ストラトキャスター・シーサイド」が分かりやすく派手だったので、印象に残って、よく聴くことになる。 

 

今までよく聴いてきたMR/HMやJazz/Fusionのどれにも入らないスタイルがこの曲の中に流れている。

イントロのベースは、単音を刻んでいるだけなのに、歪んでいてめちゃくちゃカッコいいし、そこに入ってくるドラムは細かい刻みをしており、王道のロックスタイルとは異なるJazzに近い重心の高いスタイルのもの。

ギターが入ってくると、細かい単音リフが最終的にはハモリで展開される。

やはり、どう聴いても今まで多かったパワーコードで押すスタイルとは異なるし、重たいリズムでもなく、いやらしいほどキメを入れてきて歌よりも楽器隊が先行している感じさえ受ける。

悪く言えば、楽器隊がやり過ぎているので、歌が聴きづらい部分があるので、歌をメインで聴きたい方にはオススメできない。

自分は歌を大事にする音楽はもちろん良いのだが、そればかりだとつまらないので、こういう攻めた曲をたまに聴くくらいが、バランス的にちょうどよかった。 

 

「星を仰ぐ」菅田将暉

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菅田将暉というと、どうしても俳優であることが真っ先に思い浮かぶ。

俳優としての評価云々はあまり音楽とは関係ないので触れないが、テレビドラマやその番宣として情報バラエティ等のテレビ番組に出ているのは、よく目にする。

さらに、老舗ラジオ番組であるオールナイトニッポンのパーソナリティを務めている。

そこから、最近売れている俳優といっても間違いではないだろう。

 

売れっ子なので、会社としてしっかりお金を使えるからなのか、楽曲提供をしているアーティストも一流のアーティストが脇を固めている。

石崎ひゅーい作詞作曲の「さよならエレジー」は名曲だと思うし、米津玄師作詞作曲プロデュースの「まちがいさがし」もさすがだった。

今回の「星を仰ぐ」は作詞作曲がMega Shinnosukeという割と音楽歴が短いクリエーターが作った作品だが、異様に楽曲クオリティが高い。 

きっと多数の楽曲からコンペで選ばれているので、音楽歴がどうかとかは関係なく、楽曲のクオリティで選ばれたんだろうなと、容易に想像できる。 

 

最後に

iPodの掘り起こし曲もありつつ、Youtubeをかなり見るようになったので、多少今までのよく聴いた曲の傾向とは少し異なってきている。

とはいえ、アンテナや趣向は変わっていないので、似たような音楽が好きなのはやはり仕方ないかなというところ。 

 

次点としては、「俺は今日から宇宙人」福山芳樹、「奇跡を望むなら…(with JUJU)」YURI、「Eulogy」The Veer Union(Toolのカヴァー)、「愛しい人」SUPER BEAVERであった。

 

下半期は、曲のバラエティを増やしながら、良い音楽に触れていこうと思う。 

 

 

こちらからは、以上です。

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