Jailbreak

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Rainbowの「Kill The King」は何度聴いても、テンションが上がるのが不思議

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「Kill The King」はあくまで例なんですが、「この曲を聴くと、否応なしでテンションが上がる」曲ってありませんか?自分には、何曲かあります。

 

「Kill The King」でいうと、リアルタイムで聴いている曲ではないんです。ギター小僧だった学生時代に、ロックギターのルーツを辿っていくなかで、出会った曲です。ロックギターにおいて、Ritchie Blackmoreは偉大です。もちろん、Deep Purpleにも行き着きましたし、名曲がたくさんあります。

 特にト長調(Gメジャー)ト短調(Gマイナー)のキーの曲はカッコイイ曲が多い。「Smoke On The Water」、「Burn」、「Highway Star」あたりは有名ですし、Rainbowだと「Long Live Rock 'n' Roll」や「Kill The King」もこれに当たります。

そんなお家芸の中でも「Kill The King」は一つの完全体だと思うのです。

まず、何がカッコいいかというと、イントロ。ハモリのギターで始まって、他の楽器は全然動かない。フレーズを繰り返していく中でドラムが動きを増していき、リフが始まる。メインのリフは案外ギターが伸び伸びとしていながら、リズムは食っているので、引っ掛かりがある。フレーズの締めはドラムがバシっと決めるので、締まる。もうイントロだけで盛りだくさんのカッコよさです。

そこから、Ronnie James Dioの歌が始まります。ハイパワーのハイトーンボイスが入ってバンドとして完成です。もう、歌が駆け抜けるだけ。この形がとにかくたまらない。Cozy PowellのバキバキのドラムとBob Daisleyのベースによるリズム隊の安定感とDavid Stoneのギターに寄り添うキーボード、どれをとっても最高です。

 

 

この曲の凄いところが、ライブバージョンがカッコいいというところ。このお陰で、いくつもんのライブバージョンにテンションを上げられるのです。やはり、ライブがカッコいいバンドは最高です。

もう少し正確に言うと、自分の感覚としてはダサカッコイイくらいの感じです。

そもそも、この時代の衣装なんかは単純に古いのと、もし最新だったとしてもカッコイイか?って言われると怪しいんですよ。ただ、そんな格好でもミュージシャンたちがカッコよくて、結果カッコイイという魅力で何とかしちゃってるヤツです。ヴォーカルのDioの格好なんて、髪型のせいもあって、下手すればオバちゃんです。なので、普通の人がやってもただカッコ悪いだけ。

あとは、このオープニングです。オズの魔法使いの「Over The Rainbow(虹の彼方に)」です。 これが、こういうもんだと分かっていて聴くと良いのですが、何の気なしに聴くとさすがにダサイと思われる代物だと思うんですよ。ただし、です。この後にRitchieのギターからの「Kill The King」が始まると分かっていると、カッコイイ。これはもう、痘痕も靨ってヤツです。

このライブバージョンに限らずなのですが、全体的にRitchieは原曲通り弾きません。ギターソロなんかは最たる例で、リフぐらいしかちゃんと弾いてないんじゃないかってくらい自由です。この自由な感じと対照的にバンドメンバーはほぼ原曲通り。この自由さと強固さが共存する音楽が、近年なかなか聴けなかったりします。こういうライブはDeep Purpleでも散々やっていますが、何ならDeep Purpleはメンバー全員自由なので、もう少し違う雰囲気になります。

 

個人的には、こういう楽曲でいうと、MR.BIGの「Daddy,Brother,Lover Little Boy」なんかもテンションが上がりますし、SR-71の「Right Now」やRed Hot Chili Peppers の「By The Way」なんかも最高です。リフがカッコよくて、アップテンポで、キャッチーなコーラスがあると良いです。

それでも、なかなか原曲もライブバージョンもそろって、自分をワクワクさせてくれる楽曲と考えると、MR.BIGの「Daddy~」はいい線行っていますが、実質「Kill The King」くらいしかありません。「Daddy~」や「Kill The King」は短調なので、悲しい短調ではないカッコイイ短調という意味で、共通点はあります。

 

こう考えてみると、不思議でもなんでもなくて、「Kill The King」はカッコイイ要素が満載な楽曲ということが分かりました。

 

 こちらからは、以上です。

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